今、ちょっとだけ関わらせてもらっている本に
こんなことが書いてありました。
(シュタイナーは)問題を提示するだけで
解決策を提案することができない問題について
論じることはしなかった。
問題を指摘するだけでは、
人々をいらだたせるだけだからだ、
という姿勢を、生涯にわたって貫いた。
おお、さすがシュタイナー!
美しい生き方だ。
しかし、これなぁ~。
庶民には難しい。
たくさんの言葉の中から
コレが目に付いてしまったってことは、
「今、イタイことしてるんちゃうか~」って
どっかで思ってるってことなんだろうけど。
最近、AIの事とか気になって、
何かにつけ考えてしまうんだけど、
どー考えても、解決策なんか思いつかない。
それこそ、専門家にだって解決策なんか見つかってない。
だけど、問題がないわけじゃなくて、問題はある。
解決は思いつかないけど、
自分にもできることあるんちゃう?
専門家じゃない私でも取り組める事はあるんちゃう?
って思うから、
「興味があるなら考えてみたらいい」って姿勢で書いてる。
エネルギー対策だって、国際情勢だって、格差社会だって、
自然災害だって、子育てだって、少子化だって、
解決策なんかわからない。
だから、なのか、だけど、なのかわからないけど、
さんざん不安をあおっておいて
「こんなことでいいのだろうか」
で投げ出すようなメディアの論調は苦手。
「で、あなたは、どう考えて何をするの?」と伝え手個人に聞きたい。
だから、これからも、
自分なりに、問題だと思うことに対して、
自分なりの取り組み方を探そうっていう姿勢で
いようと思ってます。
もちろん、専門知識がある人が考えることとは違うけど、
専門家じゃない私が、ふつーに取り組めることがあるってことは、
ふつーの人が誰でも取り組めることだから、
そういう意味はあるはず。
とは言え、
一人ひとり、関心の持ち方が違うのは当たり前で、
だからこそ、自分が関心を持ったことには、
シンプルに自分で考えてみようと思ってる。
考える過程で、言葉を使うので、この場ができる。
そんな感じです。
自分で解決策を見つけられないことでも、
問題だと思うことは一人ひとり考える。
そういう姿勢は広がったらいいな、と思います。
何より、誰かに文句を言って終わらせるだけじゃなくて、
自分ができることを探す方が、自由になっていけるから。
▼ご予約、受付中です。(3月1日発売予定)
私も、校正を担当させてもらったご縁で、
扉の一言、書かせてもらいました~。
我ながら、名言(かな?たぶん)!
単行本:252ページ
発行日:2020年3月1日
著者:ルドルフ・シュタイナー
編著者:竹下哲生
価格:2640円
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