『自由の哲学』を読む ~日々の暮らしから~

日々の「?」から始めて一歩ずつ
自分で見て考えて、行動していきたい。
私の自由が人の自由にもつながりますように。

自分の持ちものの基準は

2020年06月23日 | 手足を使う日々


万年筆で縦書きする時は、
キーボードを叩く時とはまた違った回路が働くようで、
(ボールペンで横書きする時ともちょっと違う)。
より精神的に、自分の内面に入って行く気がします。

なので、仕事やブログを書く時以外は、
手書きでアレコレ言葉を下ろしてくることも多いです。
万年筆好きなのです。興味ない方はゴメンなさい。

20代にはあれこれジプシーをしたインクやペンも、
30代で、何本も何時間も試し書きをしまくって買った1本によって、
万年筆ジプシーを終えました。
Pen & Messageさん、ありがとう!

アウロラ88の、太さはM。
見た目はただの地味なペン。
以降、10年以上経ってもそれを使うことが喜びです。
こんなに相性がいいペンとはなかなか出会えないもの。

インクに関しても、いろんなメーカーや色のボトルを試しました。
瓶の形状はモンブランが機能的だけど、
あのねばる感じが好きじゃないなぁ~とか、
色を混ぜられるインクで濃い目のオリーブ色を作ってみよう、とか。

結局、「サラサラ書けて、耐水性がピカイチのインク」で、
パイロットのブルーブラックを使いだして、
これまた20年以上は経ちます。

その間、小さなボトル(四角いの)を何本かと
中くらいのボトル(丸いの)を1本使い切り、
「一生インクはコレを使うだろうな」と確信したので、
いわゆる「ポン酢」と呼ばれる大瓶を買いました。
こればあれば、あと40年、つまり一生買わなくていいはずです。

ちょっと気になったので値段の比較。
カートリッジ0.6ml×5本=200円(1ml=66円)
小瓶30ml=400円=(1ml=13円)
丸い瓶70ml=1000円(1ml=14円)
ポン酢350ml=1500円(1ml=4円)
カートリッジとポン酢の差、26分の1(ただし使い切ったら)。

「ゴミが入るし劣化するからポン酢はオススメしない」と止められたのですが、
丸いボトルに入れて使えば、開けるタイミングは5回だからOKよね。
劣化に関しては、濃度が濃くなっていく感じなのかな?
まぁ、それも経年変化のお楽しみ。



丸い方のボトルは、
インクを最後まで吸入できる機構が隠れているスグレモノ。
(だからちょっと割高なんだね)
今日は丸いボトルがカラになったので、
いよいよポン酢を開封。


とぽとぽとぽ…と入れ替えました。
いいなぁ~~。うっとり。

ついでにペンに吸入しておこうと、インクを吸い込んでいる途中で、
あろうことか、ペンを落としてインクを飛ばしてしまいました!!
おお~~、壁と床にインクのしぶきが20個くらい飛び散ってるよ!!
ペン先は無事だったけど!!!!!!

ブルーブラックは簡単には消えない。
だって、水に濡れても消えないためのブルーブラックだもの!!
インクを1滴トイレに落としてから流しても、
陶器の喫水線にうっすら線が残るほど強烈。

あわててティッシュで押さえて水分を吸い取り、
タワシと洗剤を変えながら15分くらいゴシゴシこすって、
ようやく気にならないくらいに薄くなりました。

とっさに持ってきた洗剤を見てふと気づいたのですが、
私は石鹸と重曹しか洗剤を使わない!!!

服の洗濯も、食器洗いもトイレ掃除も、同じ、無添加の液体石鹸。
重曹はミントを何滴か垂らして爽やかな香りにして、
床やキッチンの汚れ取りもコレだし、歯磨きもコレ。
タケノコやわらびのあく抜きだってコレ。

お風呂では、
家人がそれぞれ気に入ったシャンプーとか使ってるけど、
私は石鹸とぬか袋とキッチンのオイルで十分なんだよね。
…オリーブ油とか太白ごま油とか、お風呂に小さい瓶を置いて、
なくなったら、キッチンにあるものから取り分けてる。

限られたもの(できれば質のいい気に入ったもの)を持ち、
それとつきあいながら暮らすのは、すごく気持ちがいい。
シーンごとにアレコレ出してきて使い分ける面倒も、
片づける必要もないから、他のものに目が向かない。

と、掃除が苦手なくせに
正しい主婦みたいなことを言ってみる。
どの口がっ(^^)!

バイキングで無駄に取ってきて食べ残す、とか、
衝動買いした服が着れなくてタンスで放置、とか
そういうことをすると、後から自分でイヤになるじゃない?
その反対。
とは言え、100均にも時々吸い寄せられるけど。

ちゃんと自分で選んだものを、必要なだけ持ち、
それ以上欲しがらず、満足して使い切る。
そうやってたら、なんかすごーく幸せな気分になるのよ。
「地に足付けてる感」とか「大人感」っていうような。

それを、私は手仕事の会で確認したんだけど、
断捨離とかミニマリストっていう人とも、
そういう所は共通するのかな?

まぁ、着た切り雀だから
間違っても「オシャレだね」とは言われないけど、
いいのいいの。

これからも必要なものを意識して、
「自分にとっての快適」を基準に、
身の周りを整えていきたいです。
それが許される状況でありますように。


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