いよいよクリスマスが近づいてきました。
キラキラしたツリーが町角を彩っています。
イルミネーションを見に行かれる方も多いことでしょう。
ところで、クリスマスツリーを飾る意味って
考えたことありますか?
私はありません(キッパリ!)。
クリスマスは、プレゼントにワクワクする日、
くらいの認識でした。
先日、クリスマスにふさわしいテキスト
『クリスマスの秘密』の一部を読んで、
おお~と思ったことがあったので、
ちょっとだけご紹介します。
『クリスマスの秘密』
ハンス=ヴェルナー・シュレーダー
涼風書林 2200円
クリスマスツリーは、
地球(大地にあるもの)を立体にしたものだそうです。
そういえば、人型のジンジャークッキーとか、
トナカイとか音楽とかも飾るよね♪
(いや、その本にはそんなこと書いてないけど)。
そして、天に向かってまっすぐ延びる幹が人類の進化を示し、
らせんのモールが地球の進化を示し、
(「最初に混沌とした熱から始まり→
光→闇が生まれ→悪と戦い→克服し→
叡智を得て→愛と平和を実現する」という進化。
ちなみに今は、まだ悪と戦っている時代)
てっぺんにつける金の星は、
進化の究極の目標を示しているそうです。
そして、横に伸びてすべての葉っぱを支える枝は、
人類の進化、地球の進化の最初から最後までを、
キリストが見守っている、という象徴だそうです。
…以上、「伝聞推量形」でゴメンなさい。
まだ自分の言葉でちゃんと理解してないので。
モミの木って、他の木と違って真横に延びるので、
「十字架」とも重なるかもしれません。
おお、まさにキリスト的。
一概には言えませんが、
外向きか内向きかの二択で言うと、
夏、私たちは外に向かって出かけて行き、
冬、ウチの中で静かに過ごします。
それと同じように、
キリストも(と言うとキリスト教徒だけの法則みたいですが、
もっと大きな宇宙的なルールは、どの宗教でも無宗教でも共通だと思うので、
私は「愛に満ちた精神」みたいな言葉に置き換えて読んでいます)、
夏は宇宙に広がっていき、
冬には地球に戻ってきて、静かに一体化するそうです。
地球と人が、季節で連動していると考えてみるのは、
なかなか興味深いです。
大地に育つ植物も、
春から夏にかけて、ぐんぐん育って花を咲かせ、
秋から冬にかけて、実りを得たのち、
枯れて大地に戻ります。
人の一生も同じですよね。
春、子ども時代、外にむかってぱぁ~~っと広がり、
夏、パワー全開で一所懸命働いて汗をかき、
秋、ちょっと落ち着いて、周りに貢献したくなり、
冬、静かに次世代の養分となることを喜べるようになる。
ああ、愛に満ちた冬。
そういう愛に満ちた老人になれるかな。
いつも野菜を届けてくれる父も、
子どもたちに何か買ってやりたくてたまらない母も、
愛に満ち満ちています。
あ、もしかして、
喜怒哀楽って、感情の種類じゃなくて、
成長の感情かも?!
春って、なんでもかんでも嬉しくてはしゃぎたくなり(喜)、
夏には、外の世界の矛盾に(暑さにも)怒りを感じて(怒)、
秋には、自分が無敵じゃないことを思い知り(哀)、
冬には、無理しないまま自分を受け入れるようになり(楽)。
今日は冬至です。
一年で一番、太陽が外を照らすのが短い日。
内なる精神が自分に向けて語るのが極まる日。
そういう風に考えてみると、
今年のクリスマスは、
いつもより深く受け止められるような気がします。
街角で、ツリーやイルミネーションを楽しみながら、
そんなことも、チラッと思い出してみたら、
ツリーの見方がちょっと変わるかもしれません。
メリークリスマス。
見えないけれど、
こんなすごいプレゼントももらっています。
ココ
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