今回の 旅の目的のひとつ
この目で 台風19号の爪痕を
見て 聞いて 体感すること
長野県須坂市 千曲川河川敷に降り立つ
やはり 想像をはるかに 凌駕していまシタ・・・
堤防のすぐ下に 少し茶色がかったライン 分かりますか?
草が真横になぎ倒されているトコロ
そこまで 濁流が押し寄せたそうです・・・
人の大きさと比べたら
どんだけの高さにまで 濁流が迫っていたのか
少しだけ想像・・・できマス
しばらく ハードな 写真が続きマス
だけれども 目をそらすことなく 見届けてくださると
嬉しいッス
生き物はみな 最後 骨になる
だけれども 台風が来なければ
この魚たちは 今しばらく 生きながらていたかも・・・
コイの残骸は
農作物の 再生を
試みていた 小父さんが 教えてくださる
小父さん
「・・・。何て言ったらわかんねェけれどもサ・・・」
『すいません・・・故郷に帰る途中、子ども達にテレビ画面の向こうを見せる
社会勉強として、ご迷惑なことを承知でお邪魔しました・・・』
「そだなァ。こん目で見んと・・・わかんねェこと・・・あんもんナ」
『ひょっとして、堤防のあの・・・(先ほどの写真)部分にまで、水が!?』
「そうそう。色変わってる、あそこナ。まァ100年あるかないかじゃないの?
こんなことは・・・」
「野菜もホラ、ゴボウの葉っぱさ、まだ伸びてっけどもサ、下が腐ってくっから
まァダメかもしんね・・・。ここら辺、み~んな駄目。まあでもホラ、ここら辺の野菜
農家さんが作ってとこ少ねえから。オレみたいに家庭菜園やってんのが多い
から」
「水にこんだけつかっちゃァ、乾かねし、菌も発生すっから、のきなみ駄目さ」
『・・・・』
だけれども 小父さん
あきらめちゃいなかった
石灰を 一輪車で まき続け
耕運機も 持ち出して 再び耕していた
そのスピリットに 身が引き締まる
小さな生命たちも また生きようと
営みを続けよう 続けたい!
そんなメッセージ 発信が
帰ろうとした時
小父さん
「これホラ カブトムシの幼虫 持ってくかァ」
濁流の中にあった 紙皿に
おがくずを一杯載せて
持ってきてくださった
『はい!我が家でも、前からカブトムシを飼ってるので、それと
一緒に育てマス!』
そして
また 来ますネ 😉
小父さんの あきらめない 再プロジェクト
見届けなくっちゃ
小父さん ありがとうございました!
東北の爪痕もそうでした・・・何年経っても。
人のたくましさ、静まり返った河川敷・・・そこに緑色の芽が・・・泣けます・・・。
おはようございます!
南海トラフを思えば、明日は我が身・・・でもあります。
吹き飛ばされても、吹き飛ばされても、その都度また種を植えていく・・・。
来たる日にこそ、何ができるのか。
これからも考え、また準備していきたいと思っています。