JUN ROAD Ⅲ ~ラテン系半島人~

アナタがかつて 描いた「その日」共にHuntしてまいりましょう !

伝えるって難しいけど・・・

2019年03月30日 | 日記・エッセイ・コラム


朝晩はまだまだ冷えるものの、今年も桜の開花時期となりました。





毎朝、散歩している道中にあるお寺近辺の桜です。

この他、沈丁花があちこちで咲いていて、春の香りを届けてくれています。


今日は、ちょっと前にあった「え~っ!」という話題について。


先日、私は車の車検で、某民間車検会社に車をお願いしました。

ここは、以前からずっとお世話になってきた会社です。

整備士さんの腕が良かったり、何より車の状態をよく見てくれて、

素人の私でも分かる説明の下で車検を受けることができてました。

先回までは。


今回も私、そうだと思って予約電話しました。

その際、あらかじめ交換して欲しい部品やオイルの在庫を確認したところ、

「お店に常備してるので、当日すぐに交換できます!」とのこと。

安心していました。

が、当日指定された時間に行くと、女性店員さんに店内まで連れて行かれ、
「ここで座っててください」と言われたきり放っておかれること30分。

こっちも予定あるんですけど・・・。

その後、ようやく受付となり、受付専門のスタッフさんが、前のお客さんに
言った通り、つらつらと説明し始めました。

「ただ今、エアアップという窒素ガスをタイヤに入れるサービスがあり
まして」(いやいや、それ要らないから

「もしご納得いただけない場合、1ヶ月以内であれば返金します。その
時は、お店にご来店ください」
(いや、そんな暇ないし。だいたい窒素ガス要らないってば!

「私も実際試してみたのですが、走行が安定しますし、燃費も良くなった
のでお勧めです」
(だから、要らないんだって!!

とまあ、こんな感じです。


私が担当者だったら、「車検手続きの前に、○○のサービスについてご説明
させていただくお時間を頂戴してよろしいですか」と聞きます。まず。
それで、不要と言われたお客さんには説明しません。

しかしこの店員さん、マニュアルに忠実、ロボットのごとく説明をせないかん
と思っていたのか。それが会社の方針なのか。
いずれにしても、私にとっては余計な時間を割かれてしまいました。

その後、ようやくピットにて整備士さんから車を見ながらの説明。
が、ここでも「おいおい!」という対応が・・・。

説明の中で、予約時にお伝えしていた交換部品、オイルの話が全く出てこない。

たまらず確認してみると、という顔になり、そこから一気に
バタバタ始まる。
「え~っと・・・ちょっと待ってください。そうなりますと」と。
先ほどの見積もりのやり直し。

整備士さん、どうやら事前に聞いてなかったようです。
結局、その場では、部品やオイルは「あると思う」から、また経過を電話しますだそう。

又、「アイドリングが不調(エンジンがブルルンといったり静かになったり
を繰り返す)ですね」と。
私が「それは困りましたね~。どうやったら直ります?ISCバルブの中を見て
汚れを取るとか、ホースを交換すれば良いですか?」と聞いたところ、
「えっと、えっとそうですね~。これを外して見てみないと何とも言えないです
「なら、それでお願いします。状態についてもまた電話で相談したいです」
「はい、分かりました」とのやり取りがありました。

その後、いったん車を預け、私は代車にて仕事に向かいました。


お昼過ぎ。


アンビリーバブルな入電が。


「すいません。部品もオイルも在庫がないので、今日交換できません。それでも
車検は通りますんで、いったん車をお返しします」

は!?何言ってるの?

私 「いえ、それは困ります!しょうがないから、今日中に車できなくても良い
  ので、今週末までに交換してください」

整 「いえ、それはできません」

私 「は?」

整 「お客様が乗っている代車は明日、別のお客様が乗るので、代車は返して
   いただきたいのです」

私 「え~!!!大体、私予約時に部品とオイルの在庫確認したじゃないですか。
   その時はあるって聞いたのに、今はないと言われて私困ってるってこと
   理解されてますよね」

整 「は・・い、少々お待ちください。確認取りますので(保留)やっぱり
   交換できません。部品を今から取り寄せますと、届くのに2、3日かかり
   まるので」

私 「そりゃそうだすよね!・・・もう!分かりました。車検だけひとまず通して
   ください」


夕方、私は不承不承、車を取りに行きました。

受付担当のスタッフさん、私を見て表情が硬くなり、「ただ今から受け渡しの
ご説明をさせていただきます」と始まりました。

フフフ、私をクレーマーだと思っちゃいませんか

通りいっぺんの説明終了。


ん?!ムムム!!!
そういえば、アイドリング不調についての対応説明が全然ない!

また私から確認するとスタッフさん、いよいよ顔が凍り付きました。
「あ・・、ただ今、担当の整備士を呼んでまいりますので」

現れたのは、午前中説明を受けた整備士さんとは違う、熟練の整備士さん。

「アイドリングについては、トリートメントを入れさせていただきました。
 それでエンジンをかけたところ、ひとまず直りましたので、しばらく
 これで様子を見てください」とのこと。

乗って帰ったところ、始めは良かったですが、家に着く頃、またブルルン
とエンジンが。

おいおい、直ってないじゃん!

事前に確認電話して、決して安くない費用を収め、時間を割いて、この有様なの!?


私は楽しみにしていたのです。

車検によって、エンジンの吹け上がりがまた良くなったり、
オイル交換によって、ギアチェンジがスムーズになったり、
それで、また愛車がスイスイ走るようになることを。

車を単なる移動手段としてでなく、「操るマシン」として運転自体を楽しんでいる
私にとって、今回の車検は・・・・。

納得いかないぞ~!

でも、仕事はあるし、他の予定もあるし。

この思いにフタをして合理化を図った方が良いのかな。

ん~。


いや、違う!何も発信せずに終わると、あの会社はまた同じことを他のお客さんにするだろう。

何より、自分の気持ちが収まらない。精神衛生上、極めてよくない!

自分が正しいと思った時は、少なからずそれを相手に伝えないと。

伝えないと、何も始まらないですし。


伝えることで、相手が不愉快になるかもしれない。自分もまた嫌な気持ちになるかもしれない。

でも、それはそれで何故、相手が不愉快に思ったのか。

自分が嫌な気持ちになったのか。

とことん伝え合えば良い、それがコミュニケーションだ!


翌日の朝、私はこの会社のHPのお問い合わせ欄から、かくかくしかじかでとメールを送りました。

すると、お昼前に入電。会社本部からでした。

「本部の○○でございます。この度は、誠にあいすみませんでした。弊社の対応が至らなかったようで・・・」
「いえ、○○さんが悪いわけではないですから(笑)。でも、さすがに今回はちょっとお伝えしたいと思い
 メールさせていただきました。でも私、クレーマーじゃありませんから!(>_<)」
「左様でございましたか。ありがとうございました。貴方様のご意見を今後の業務改善に役立たせていただき
 ます。誠に申し訳ございませんでした」

いわゆるクレーム対応です(^^)

私も苦情解決責任者の研修を受けたことがありましたが、なるほど、こういう対応をするんだなと勉強に
なりました(^_-)。

その後、交換して欲しかった部品とオイルは、別の整備工場で改めて交換してもらい、
アイドリングの不調はあるものの、愛車の走りは今まで以上です



相手の気分を害さないよう、最大限の工夫を図りつつ、自分の気持ちや考えを伝える。

アサーション。

これって、とっても難しいですよね~(-_-)


それでも、避けて通り続けると、結局は自分自身が困ってしまう。
そんな気がします。


今日も長々、読んでくださりありがとうございました。