
風土記:野代社
延喜式:野白神社
雲陽誌:野白社
様 式:春日造変態
御祭神:猿田彦命・天鈿女命




忌部川が山あいより出でて東西に河岸丘を築くあたり、その西岸の宅地なかに鎮座している社。戦後間もなくの空撮に依れば、近隣の戸数は限られていた。当時からの小路地を上がると、延喜式内の碑が誇らしく立つ境内を見つけることが出来る。鳥居を潜り、隋神門を抜ければ、正面には拝殿と本殿が、南側には穀木神社、北側には金屋子神社が建ち並ぶ。この他にも数基の木造祠や石祠、下の壇には陽石一対が祀られていた。



同社の由緒について、出雲風土記の野代社、延喜式の野白神社に比定されている。古くは東の方、友田山(今日の田和山)に鎮座したと伝わり、一本に努貴神社ともいう。尼子・毛利の戦乱の中で現在の社地に移れたようである。この近辺を乃木・野白・野代とかいて諸々の読み方があるが、大元は野城と書いて今は数社に所縁を見る。
〈境内社〉


本殿南側に穀木神社があり、天日鵞命を祀り。その南隣にも小社あり。



本殿北には、金屋子神社の立派な本殿がたち、金山彦命と金山姫命を祀る。この他、石祠、木造祠が各々一基あり。


下の壇の陽石には、道祖神が祀られ、産道に擬えて出産の守り神として崇められているとのこと。
〈所在地〉
島根県 松江市 乃白町
参拝日:平成24年 5月 5日