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出雲国神社めぐり

島根県東部の神社探訪記!
犬もあるけば、神社にあたる!!

野白神社

2012年12月24日 | 松江市(旧市域)

風土記:野代社
延喜式:野白神社
雲陽誌:野白社
様  式:春日造変態
御祭神:猿田彦命・天鈿女命

   

忌部川が山あいより出でて東西に河岸丘を築くあたり、その西岸の宅地なかに鎮座している社。戦後間もなくの空撮に依れば、近隣の戸数は限られていた。当時からの小路地を上がると、延喜式内の碑が誇らしく立つ境内を見つけることが出来る。鳥居を潜り、隋神門を抜ければ、正面には拝殿と本殿が、南側には穀木神社、北側には金屋子神社が建ち並ぶ。この他にも数基の木造祠や石祠、下の壇には陽石一対が祀られていた。

  

同社の由緒について、出雲風土記の野代社、延喜式の野白神社に比定されている。古くは東の方、友田山(今日の田和山)に鎮座したと伝わり、一本に努貴神社ともいう。尼子・毛利の戦乱の中で現在の社地に移れたようである。この近辺を乃木・野白・野代とかいて諸々の読み方があるが、大元は野城と書いて今は数社に所縁を見る。

〈境内社〉
 
本殿南側に穀木神社があり、天日鵞命を祀り。その南隣にも小社あり。

  
本殿北には、金屋子神社の立派な本殿がたち、金山彦命と金山姫命を祀る。この他、石祠、木造祠が各々一基あり。

 
下の壇の陽石には、道祖神が祀られ、産道に擬えて出産の守り神として崇められているとのこと。

〈所在地〉
島根県 松江市 乃白町

参拝日:平成24年 5月 5日

松江神社

2012年10月26日 | 松江市(旧市域)
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風土記:―
延喜式:―
雲陽誌:―
様  式:権現造
御祭神:松平直政
合祀神:徳川家康(東照宮)
配祀神:堀尾吉晴・松平治郷

   

松江市のシンボルでもある松江城の二の丸上の段に鎮座。すぐ北側の本丸に五層の天守閣がそびえ、南隣には興雲閣が移築されている。およそ正矩形の境内は東向し、唐破風向拝付の拝殿と当地では珍しい権現造りの本殿が建っている。本殿南手前の神饌所軒下には、龍の見事な意匠が施されており、当地に移される以前は、いずれかの拝殿であったのではとも思われる。その他、本殿南西に神庫、北側には福徳稲荷神社が祀られていた。

 

同社は、明治十年に旧松江藩の人々によって西川津町楽山に建てられた楽山神社がもとで、藩祖松平直政公を御祭神としておりました。明治三十二年に、寛永年間に堀尾忠晴公が西尾町に創建した東照宮を合祀。同年、現社地に奉遷して社号も松江神社と改称されました。社殿は、旧東照宮のものを移したとされております。

  

昭和六年、松江開府の祖である堀尾吉晴公ならびに松江藩中興の名主で不昧流茶道始祖ともなった松平治郷(不昧)公を配祀し今日に至っております。

〈境内社〉

本殿北側に、福徳稲荷神社が鎮座す。

〈所在地〉
島根県 松江市 殿町

参拝日:平成24年 5月12日

忌部神社

2012年09月22日 | 松江市(旧市域)

風土記:―
延喜式:―
雲陽誌:三社大明神(天照大神・素戔嗚尊・春日大明神)
様  式:春日造変態
御祭神:天照大御神・天児屋根命・天太玉命
合祀神:大己貴命・事代主神・味耜高彦根神・天御梶姫神(久多美神社)・素戔嗚尊(素鵞神社)
     事解男神・伊弉冊神・速玉男神(山智神社)・国常立尊・国挟槌尊・豊斟渟尊・泥土煮尊・
     沙土煮尊・大戸之地尊・大苔邊尊・面足尊・惶根尊・伊弉諾尊・伊弉冊尊・
     天照大御神・正哉吾勝々速日天忍穂耳尊・天日々高彦火能瓊々杵命・
     天津日高日子穂々手見命・彦波建鵜葺草葺不合尊(16柱 七次神社)

   

松江市より雲南市大東へ至る途上、東忌部集落の高台、小学校の南側に鎮座している。長い石段を上り詰めると、東向の境内に至る。正面に見事な拝殿、その奥には市内でも有数の規模である春日造の本殿を見ることができる。広々とした境内には、本殿を囲むように数社の境内社が並び、他に日清日露戦役の記念碑もたてられていた。

  

社頭の由緒書きによれば、明治期までは大宮神社と称し天太玉命を主祭神とした。創建は平安期で、天照大神を日御碕から、天児屋根命を春日大社よりそれぞれ勧請、忌部神戸の神社の総社としての地位占めてきた。『雲陽誌』に三社大明神と記される由縁も、主祭神の三柱よりくるものであろうが、祭神の名に若干の相違がある。総社として崇敬を集める社史は連綿として続き、明治四十四年の官布によって、近隣にあった式内久多美神社、素鵞神社、七次神社、山智神社を合祀。祭神も二十七柱におよび、忌部神社と改称して今日にいたる。

〈合祀諸社等扁額〉
    

拝殿内には、当社に合祀された諸社の扁額が掲げられ、地域の歴史を感じ取ることが出来る。左より忌部神社改称前の大宮神社時代の扁額、式内久多美神社、素鵞神社、七次神社、山智神社のもの。

〈境内社〉
    
本殿南側に、鷺神社(稲背脛命)および、塚神二基。本殿後背北西に、若宮・稲荷神社(経津主命・武甕槌命・稲倉魂命)の合祀社、本殿北に厳島神社(市杵島姫命)がある。その他、社日神社、境外に歳徳神を祀る小祠を見る。

〈所在地〉
島根県 松江市 東忌部町

参拝日:平成24年 5月 5日

金屋子神社(東忌部)

2012年08月29日 | 松江市(旧市域)

風土記:―
延喜式:―
雲陽誌:―
様  式:切妻造小祠(大鳥造)
御祭神:鏡造明神

   

県道24号線を大東方面へ登り、忌部神社を抜けて広域農道との交差点手前東側の高台に鎮座していた。鳥居奥の正面に切妻の小祠が建ち、金屋子神社の扁額を掲げている。社殿の下には赤褐色の鉱石が据え置かれ、榊を添えて祀られていた。その他には、石灯数基と一宇の石祠があるのみ。

由緒は詳らかではないが、『旧忌部村誌』に依れば鏡大明神(金屋子神社)は宮内地区にて奉斉し、鏡作明神を祀るとある。また境内の金比羅神社は、素鵞神社の境内より遷すとも記されるが、本社脇の石祠を指すか否かは不詳。

〈所在地〉
島根県 松江市 西忌部町

参拝日:平成24年 5月 5日

空山神社

2012年08月28日 | 松江市(旧市域)

風土記:―
延喜式:―
雲陽誌:―
様  式:流造(流破風造)
御祭神:大山津見命

  

松江市を遥かに見下ろす高地に鎮座しており、1kmほど南は雲南市大東。広域農道沿い観音寺入口より九十九折の道を登ると、ようやく境内入口を見つけることができる。市街を見下ろすこのような高地に社が築かれていたことに驚かされ。社頭から苔むした参道を100mほど行くと流造の小さな本殿が妻入りの拝殿を合わせて建っていた。

  

由緒は詳らかではなく、『旧忌部村誌』に無格社空山神社、牛馬の賽するもの多く、また皮膚病に霊験高きをもって知られると記される。標高300mを越える高地ではあるが、丘陵は広く周辺には農業ハウスが並び、家畜を営む民家もあった。

〈所在地〉
島根県 松江市 西忌部町

参拝日:平成24年 5月 5日