出雲国神社めぐり

島根県東部の神社探訪記!
犬もあるけば、神社にあたる!!

南海カラー@一畑電車

2012年03月31日 | 日記
おはようございます。松江は生憎の雨ですが、本日予定通り南海色にお色直しをしてもらった3000系電車の記念走行が行なわれました。


関西在住の経験がある方には懐かしい風景となったのではないでしょうか。うちの奥様も関西在住が長かったため、大喜びで松江しんじ湖温泉まで駆けていきました。


地方の鉄道には都会を去った多くのユニークな車両たちがたくさん走っているそうです。お宮めぐりと懐かしの電車をセットで楽しむという旅はいかがでしょうか? 今回の車両は車暦が長く今後の走行が気になるところですが、今日は午後から定期運行便にも使用されるとのことでした。

また、旧京王電車についても旧色にお色直しが計画されているとか。がんばれBATADEN !

川邊の小祠(持田小倉)

2012年03月30日 | 松江市(旧市域)

風土記:―
延喜式:―
雲陽誌:―
様  式:切妻造(平入り)
御祭神:不詳

松江市街から島根町へいたる県道21号を川津から北上し、小倉川の橋梁手前より東に小道を入ったところに鎮座。茂みの内に石灯篭と木造の小祠がひっそりと建っている。由緒などは詳らかではなく、持田神社へと合祀された小倉地区の氏神か、あるいわ小倉川へそそぐ小川の水神を土地の方が祀るったものではなかろうか。

〈所在地〉
島根県 松江市 持田町 小倉

参拝日:平成24年 2月12日

徒然なるままに

2012年03月29日 | 日記
今週は、久しぶりに土日休みとなりそうです。大きな工事も半ばを迎え、ようやくひと段落といったところ。奥様と愛犬とゆっくり出来ればよいなと思います。といいつつ地図に手をのばしてしまうのですが・・・。

さて、昨日奥様がノベライズ『平清盛 二』をゲットしてきてくれました。短い昼休みに、本屋さんまで爆走して買い求めたとのこと。帰りにバスで熟読し、目頭をあつくしてしまったとのこと。巷ではいろいろ話題には上がっているようですが、低い視聴率もその貴重な「視聴者」としてこころから応援しております。関係者みなが絶妙な解釈を用いて、記念すべき五十一作目を創らんとして努力しておられると思います。

まさに平成は平安を見よ。言葉はどのようにも解釈できるし、どのような解釈でも出来るような、多くの知識をわれわれは貪欲に求めるべきだなと感じさせられます。

明治維新で・・・・王政復古?エ

稲荷神社(竹矢)

2012年03月28日 | 松江市(旧市域)

風土記:―
延喜式:―
雲陽誌:稲荷(倉稲魂命)
様  式:大鳥造変態(神国島根)
御祭神:宇迦之御魂神

   

意宇川の河口付近、西岸の茂みの中に静かに佇む社。高良神社より八幡川を越え、安国寺を目印に訪れたが、道中路地は狭く、行き違いが困難な場所が多々あった。参拝には旧の国道からを意宇川に沿って下るほうが容易に到達できるであろう。

南西を向く境内は近年の遷宮を経て美しくまとまっており、平浜八幡宮とともに地域の産土神と崇祀されてきた伝統が伺われる。鳥居を潜ると、すぐ右手に社日、左手には歳徳神が祀られていた。拝殿の左手にまわると諸々の神木に幣が供えられ、本殿後背には木製の境内社が二宇あるとともに、さらにその奥に稲藁の蛇をまく荒神が二基祀られておりました。

 

『神国島根』に由緒をたずねると、元は出雲国分寺境内の鎮守社で、後に京都伏見稲荷神社の分霊を祀るとある。永禄天正の頃、兵火を蒙って衰頽したものを村民が現在の社地に奉遷し今日にいたる。『雲陽誌』竹矢の頁には、稲荷は倉稲魂命を祀り、境内に松に荒神を祀り神樹とすと記されていた。『竹矢地誌』によれば、この松は社の象徴で海中よりの目印であったが、昭和十八年頃に軍資として供出されたとのこと。半世紀を経て、再び鎮守の森が形成されることを有り難く感じられる。

〈境内社〉
   
『神国島根』『竹矢地誌』ともに、境内社として八坂神社、若宮神社を記す。八坂神社は建速須佐之男命を祀り、若宮神社は、保食神、稚産霊神の二柱を祀る。

〈所在地〉
島根県 松江市 竹矢町

参拝日:平成24年 1月28日

高良神社

2012年03月27日 | 松江市(旧市域)

風土記:加和羅社
延喜式:―
雲陽誌:加波羅明神(―)
様  式:切妻造り(妻入り)
御祭神:玉垂命

    

旧松江市の東境には、平浜八幡宮などが鎮座する丘陵が南西から北東にむかって延び、高良神社はその北東端の杜の中に鎮座している。鉄道を越えて北西に行けばすぐに由貴神社を見つけることもできる位置。道沿いの鳥居を潜るとすぐ左に歳徳神の御輿庫があり、さらに石段を登ると掃き清められた削平地に至る。拝殿と本殿といった主たる建物は右手にまとまって建つ一方、左手の石畳を進むと唐突に荒神社の藁飾り見え驚かされる。また荒神社の後ろの階段を登ると、境内のもっとも高みに社日碑が祀らていた。

この社は現在平浜八幡宮の境外社の扱いとなっているものの、もとは風土記記載の加和羅社とされる。『雲陽誌』八幡の頁には加波羅明神とあり、里人が高良明神の跡と言い伝えていたと記されている。

〈境内社〉
   
境内には上述の荒神社、社日が祀られる。本殿左側石段上に石祠ならびに石仏が祀られるが詳細は不明。

〈所在地〉
島根県 松江市 八幡町

参拝日:平成24年 1月28日