
風土記:多加比社
延喜式:鷹日神社
雲陽誌:高白神社
様 式:大社造変態
御祭神:高御産霊尊・大日孁貴尊・素戔嗚尊・宇迦之魂尊・八衢彦尊・岐ノ尊

近年新たに大橋川に開通した第五大橋のたもと、小山の上に鎮座する社。東から松江方面に国道9号を走ると、この辺りから市街地が広がってくる。国道から同社入口の路地を入ると、朱の大鳥居が見えるが、こちらは境内社の水玉稲荷神社。鷹日神社は東向し、公園側に参道が整備されていた。隋神門をくぐると、正面に入母屋向拝付きの新しい拝殿があり、さらに銅板で葺き替えられた大社造りの本殿を拝むことができる。境内は広く整っており、本殿を囲むように多くの境内社が並ぶ。正面北側には岐戸大神が祀られ、南側にはさざれ石も供えられていた。
同社の由緒について創立年代は詳らかにあらずも、風土記意宇郡に多加比社、延喜式に鷹日神社に比定される。延喜式鈔頭注に「天智帝の七年天下旱難のとき、夢によく実った稲穂を咥えた白鷹が現れ、帝が何処から来るかと問われれば、白鷹は出雲意宇郡より来たりと答えた。帝が夢より覚めると、外には雨が降っており万民之により救われた。帝も大いに喜ばれて、勅使を出雲に派遣して白鷹を探されたところ、この杜にその姿をみつけ、即ち高御産霊尊御心霊なりと、新たに社殿を建立して祀られた」とされる。
〈境内社〉

本殿南側の八幡宮に誉田別命、北側の春日神社に天児屋根命を祀る。また本殿南西の馬場稲荷神社に宇迦之魂命を祀る。

本殿の北側に小祠、荒神など並び祀られる。祭神の詳らかなるもの、今宮神社に蛭児命・萬幡姫命、厳島神社に厳島姫命を祀る。他、金毘羅宮・笠祖神社、舩玉神社・和多津見神社が各々合殿に祀られる。北西に社日碑があり、さらに水玉稲荷神社がみえる。
〈所在地〉
島根県 松江市 東津田町
参拝日:平成24年 6月 3日