[上海 15日 ロイター] – 中国国営中央テレビCCTVは、3月15日の消費者権利デーに合わせて放送した特別番組で、独フォルクスワーゲン(VW)(VOWG_p.DE: 株価, 企業情報, レポート)や日産自動車(7201.T: 株価, ニュース, レポート)、ダイムラー(DAIGn.DE: 株価, 企業情報, レポート)など自動車メーカーの修理対応を批判した。
ジャガー・ランドローバーも、一部のモデルでギアボックスに問題があると指摘された。
中国は世界最大の自動車市場で、メディアの批判によって評判が損なわれ販売に打撃となる可能性がある。2013年にはアフターサービスについて批判を受けた米アップル(AAPL.O: 株価, 企業情報, レポート)が謝罪に追い込まれた。
同じく2013年に批判の的となったVWは今回も、番組放送前の記事で、「サギター」モデルのリコール(回収・無償修理)対応を批判された。
番組放送を受けてメーカー各社は対応に追われた。
VWの広報担当者は「CCTVの報道を注視している。顧客に不便をかけて申し訳ない」と述べた。
日産の中国合弁会社はミニブログに掲載された声明で、指摘された問題について調査チームを立ち上げるとともに、サービス部門の規制を強化するとしている。
ランドローバーもミニブログの中で、問題解決に取り組んでいると明らかにした。
Thomson Reuters 2015 All rights reserved.