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マラリアを媒介する殺虫剤耐性スーパーモスキート2種、西アフリカで確認。

2015-02-16 23:49:00 | 国際
マラリアを媒介する殺虫剤耐性スーパーモスキート2種、西アフリカで確認。 このたびのエボラ出血熱のアウトブレークをもたらした西アフリカ。そこに暮らす人々に、また新たな試練が降りかかる可能性が出て来た。マラリアを媒介するとして知られる蚊たちが、従来の殺虫剤への耐性を示すようになっているというのだ。
 
 重篤な感染症の媒介者となる蚊などの害虫は殺虫剤を使って駆除するに限る。しかし人体に与える影響を考慮し、その安全性を優先させるとこれ以上強力な殺虫剤を生産することは難しいとも言われている。そんな中、マラリアの流行をもたらす可能性が高いものの、国際的な安全基準に則った従来の殺虫剤では駆除できない蚊が西アフリカで確認された。
 
 米カリフォルニア大学デービス校(University of California, Davis)の感染症と昆虫の関係を調査し続けてきた研究チームは、今月6日付け発行の『米国科学アカデミー紀要(Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America)』に、「西アフリカのマリ共和国でどのような殺虫剤にも耐性をみせるハイブリッドなスーパーモスキートが2種類現れた」と発表した。マラリアは人が「マラリア原虫」という寄生虫に感染することで発症するが、それを媒介するのは蚊。有名なハマダラカは殺虫剤および殺虫剤を含ませた特殊な蚊帳による駆除が可能で、WHO(世界保健機関)も世界のマラリアによる死は2000年以降半減していると発表している。だがこのハマダラカも、いずれは殺虫剤への耐性をみせるようになるそうだ。
 
 殺虫剤の進化や遺伝子組み換え技術などとイタチごっこの闘いを続ける中で、ますますタフになり、耐性を強めている害虫たち。大豆やトウモロコシなどに遺伝子組み換え食品が誕生して約20年になるが、その理念が根本から揺らぐような事態も起きている。これまでコントロールできていた「ネキリムシ」というトウモロコシの害虫は、すでに殺虫タンパク質への耐性を見せるようになっているという。
 
 ※ 画像はイメージです。
 (TechinsightJapan編集部 Joy横手)「笑いジワ」とも呼ばれるが、ヒトの顔には笑っていると目じりなどにどうしてもシワが出来てくる。それを嫌うあまり、イギリスには「絶対に笑いません!」という一般人女性がいたようだ。
 
 この女性は英ロンドン在住のテス・クリスチャンさん。彼女は「お肌のシワは笑うことが原因。美容整形もエステも不要、笑わなければシワはできないわ。単純な話よ」と主張してやまない。なんとここ40年、たったの一度も笑っていない。軽く微笑むことすら禁止だそうだ。
 
 英メディア『dailymail.co.uk』の取材に、「笑わないように顔の筋肉を律する訓練をしているの。おかげでボトックスや高価な美容クリームにも縁がないわ。シワの大敵は笑顔だと10代に教わっておいて本当に良かった」と話すテスさん。ロンドンの著名皮膚科医であるニック・ロウ博士はこう説明を添えた。
 
 「テスさんのやり方は効果的なアンチエイジング・テクと言えますね。笑うことで顔の筋肉が動き、皮膚の下では結合組織が強く折り曲げられているのです。それが日常的に続くことでシワになるわけです。」
 
 大笑いするチャンスも少ない厳格な雰囲気が漂うカトリック系の学校に通ったことで、「いつも深刻そうな顔をしていても別に不自然ではなかった。ニヤニヤしている子は先生にいやがられてしまうのよ」とテスさん。そのうちに笑顔がエサを頬に含んだハムスターのように感じられるようになり、ますます笑うことへの嫌悪感が募ってきたそうだ。
 
 ちなみにこうした努力に余念がないのはテスさんばかりではない。撮影の時以外は笑わないなど、同じような試みを意識して続けているハリウッドセレブは意外にも多い。現在テスさんは50歳。同年齢の友人らからは「信じられない。飛びぬけてキレイな肌」と褒められるそうだ。
 
 ※ 画像はinquisitr.comのスクリーンショット。
 (TechinsightJapan編集部 Joy横手)

全身に94台のスマホがびっしり。密輸失敗の醜態はまるでロボット。(中国)

2015-02-16 23:49:00 | 国際
全身に94台のスマホがびっしり。密輸失敗の醜態はまるでロボット。(中国) iPhone6が大変な高値で販売されている中国、携帯ショップはどこも押すな押すなの大盛況である。そんな中、体を張ってスマホの密輸を試みた男が税関で身柄を拘束された。
 
 この画像は、中国のメディア『slide.news.sina.com.cn』が伝えているその記事のスクリーンショット。香港からの船が着いた深セン市福田港で、通関を試みた若い男に対しある職員が怪しいものを感じとり、金属探知機を近づけるとブザーが鳴ったという。衣類を脱がせたところ、テープで固定したiPhoneが続々に発見された。職員は、「関節をぎくしゃくとさせて歩く姿があまりにも異様だった」と話している。
 
 男が密輸しようとしていたiPhoneは全部で94台。入手場所は安値で評判の香港の闇市場であった。中国本土ではiPhone6の16GBタイプを872米ドル(約10万円)で販売する店舗もあるとのこと。都市部には富裕層がますます増加しており、この男が仕入れてくるiPhoneもあっという間にさばけたものとみられている。
 
 近年、香港―深セン間の密輸に関係当局はかなり目を光らせている。1年ほど前にはその間を結ぶトロッコ用のトンネルが掘られていることも発見されていた。香港は自由貿易港として独自の発展を遂げ、本土からの買い物客も絶えない。しかし特別行政区であるため、本土の人々が香港で買い物をして戻る際は海外旅行同様の通関手続きが必要である。
 (TechinsightJapan編集部 Joy横手)米マサチューセッツ州で、残虐なやり方で猫に大ケガを負わせた男がこのほど自宅の窓から転落し、ゴミ収集車にひかれて瀕死の重傷を負った。この事故はひょっとしたら…!?
 
 米国で、マサチューセッツ州ニューベッドフォード市に暮らす55歳のマニュエル・エリンナという男の身に起きた事故の話題が注目を集めている。10日昼ごろ、エリンナは自宅のあるナイ通りにゴミ収集車がやってきたことを察した。2階の部屋の窓から身を乗り出して10mほど下の収集車をめがけてゴミを投下しようとし、誤って自分も収集車のすぐ後に転落。不運にも車がそこにバックしたという。
 
 意識がもうろうとしていたためロードアイランドの病院に救急搬送されたエリンナだが、容体は回復傾向にあり、足の骨折は転落によるものと診断された。ニューベッドフォード市警のスティーヴン・ビセンテ警部は、「道路脇に積まれた雪のせいでエリンナは運転手の視界に入らない位置に倒れていた。収集車を罰することはしない」と説明している。
 
 実はエリンナ、事故の犠牲者ではあるものの今月18日に出廷を控えていた被告人の身であった。昨年6月、当時交際中であった女性の家で猫が孫娘の顔をひっかき、エリンナはその猫を金属バットで殴って目を潰すなど大ケガを負わせて逮捕され、動物虐待の罪で起訴されていたのだ。多くの人々がこのたびのエリンナの事故を、“猫の仕返し”と受け止めているもようだ。
 
 ※ 画像はsouthcoasttoday.comのスクリーンショット。
 (TechinsightJapan編集部 Joy横手)

ツタンカーメン王黄金のデスマスク、“あごひげ”がポキン。なんと清掃員のミス!

2015-02-16 23:49:00 | 国際
ツタンカーメン王黄金のデスマスク、“あごひげ”がポキン。なんと清掃員のミス! エジプトの歴史を学ぶ上で、教科書で必ず紹介されてきた「ツタンカーメン王の黄金のデスマスク」。その特徴的なあごひげが、人為的ミスであっけなく取れていたことがわかった。修復も雑だとして波紋を広げている。
 
 ツタンカーメン王の墓の最高の出土品のひとつとして、エジプトが世界に誇る「ツタンカーメン王の黄金のデスマスク」。スフィンクス、ピラミッドなどとともに世界の人々を惹きつけてきたカイロの『エジプト考古学博物館』でも圧倒的な存在感を誇るこのデスマスクが、とんだアクシデントに見舞われていたことが発覚した。
 
 19歳で早世した古代エジプトの君主、ツタンカーメンのためにこしらえられた黄金に輝くデスマスクは、1922年にイギリスの考古学者が王の墓からほぼ無傷の状態で発見していた。青いあごひげが特徴であったが、このほど博物館で展示品の定期クリーニングにあたった業者が手元を狂わせ、そのあごひげを折ってしまったという。
 
 あわてて補修されたが、あまり丁寧な作業ではなかったもよう。展示場を訪れた人々がその最新写真を撮影してSNSに投稿しているが、使用されたのはマスクの材質上ふさわしいとは言えないエポキシ樹脂系接着剤で、はみ出た分はスパチュラでぐるりとかきとられている。「雑ですがなんとかくっ付けました」といったそのデスマスクに、古代エジプトの歴史を愛してやまない人々、世界各国の専門家が強い憤りを示している。
 
 ※ 画像はrt.com/newsのスクリーンショット。
 (TechinsightJapan編集部 Joy横手)米アリゾナ州フェニックスで、ある赤ちゃんが早産で誕生した。しかしその子の心臓に異常が見つかり、医師の判断によりわずか生後6日で心臓移植が行われることとなった。一時は医師からも悲観的にみられていた赤ちゃんは、早産や心臓移植手術という大変な状況を見事に乗り越え、回復の兆しを見せているという。
 
 今年、1月5日に誕生したOliver君。出産予定日はもう少し先のことであったが、臨月に破れるはずの羊膜嚢が妊娠33週目で破裂してしまったのだ。母親のCaylynさんは早産を余儀なくされることになったが、その際医師に「死産の可能性もあります」と告げられたという。
 
 無事に生を受けたOliver君だったが、すぐに心臓に欠陥があることが判明。Oliver君は移植手術待機リストに名を連ねることになったものの、幸運にもすぐにドナーが見つかった。そして医師の判断により、なんと生後6日で心臓移植手術を行うことが決定したのだ。
 
 Caylynさんによると、医師らはOliver君が手術に耐えることができるのかどうかを心配していたそうだ。しかし、Oliver君は約10時間の手術に耐え切った。現在は肺の機能に弱さが見られるものの、それ以外は医師が「驚くほど元気です」と話すほど徐々に回復の兆しを見せているという。
 
 またCaylynさんとOliver君の父親Chrisさんは、メディアのインタビューに「私たちも最悪の事態を考えていただけに、Oliverは本当に奇跡のような存在です」、「私たちが知る限り、Oliverはアメリカで最も若い心臓移植手術経験者ではないでしょうか」と語っている。
 
 ※ 画像はazcentral.comのスクリーンショット。
 (TechinsightJapan編集部 椎名智深)

デルタ航空機でコックピット扉が故障。用を足した機長が戻れないまま着陸。(米)

2015-02-16 23:49:00 | 国際
デルタ航空機でコックピット扉が故障。用を足した機長が戻れないまま着陸。(米) 米ラスベガス上空で29日、デルタ航空機のコックピットの扉にトラブルが発生。外で用を足した機長が席に戻れず、副操縦士が単独で着陸を試みるというハプニングがあった。
 
 問題の旅客機は168人の乗客乗員を乗せてミネソタ州ミネアポリスを出発し、ネバダ州ラスベガスに向かっていたデルタ航空1651便(機材はMD-90)。用を足すためにコックピット外に出た機長が、扉の故障により操縦席に戻れなくなったという。
 
 副操縦士が管制塔にその旨を連絡したのは着陸間近のこと。そこから副操縦士の単独操縦による緊急着陸態勢に入り、飛行機は13分後、ラスベガスのマッカラン国際空港にほぼ定刻通りの午後12時30分に無事着陸となった。
 
 同エアラインの広報担当者リンゼイ・マクダフさんはこの件について、「副操縦士1人でも正確に着陸させられるよう、当社では徹底した操縦技術の訓練を行っています」と安心感をアピールしている。だが、機体の整備において不備があったことは事実。乗客にとって「Emergency landing(緊急着陸)」というアナウンスを聞くことほど怖いものはない。
 
 ※ 画像はデルタ航空MD-90型機のイメージです。
 (TechinsightJapan編集部 Joy横手)米アリゾナ州フェニックスで、ある赤ちゃんが早産で誕生した。しかしその子の心臓に異常が見つかり、医師の判断によりわずか生後6日で心臓移植が行われることとなった。一時は医師からも悲観的にみられていた赤ちゃんは、早産や心臓移植手術という大変な状況を見事に乗り越え、回復の兆しを見せているという。
 
 今年、1月5日に誕生したOliver君。出産予定日はもう少し先のことであったが、臨月に破れるはずの羊膜嚢が妊娠33週目で破裂してしまったのだ。母親のCaylynさんは早産を余儀なくされることになったが、その際医師に「死産の可能性もあります」と告げられたという。
 
 無事に生を受けたOliver君だったが、すぐに心臓に欠陥があることが判明。Oliver君は移植手術待機リストに名を連ねることになったものの、幸運にもすぐにドナーが見つかった。そして医師の判断により、なんと生後6日で心臓移植手術を行うことが決定したのだ。
 
 Caylynさんによると、医師らはOliver君が手術に耐えることができるのかどうかを心配していたそうだ。しかし、Oliver君は約10時間の手術に耐え切った。現在は肺の機能に弱さが見られるものの、それ以外は医師が「驚くほど元気です」と話すほど徐々に回復の兆しを見せているという。
 
 またCaylynさんとOliver君の父親Chrisさんは、メディアのインタビューに「私たちも最悪の事態を考えていただけに、Oliverは本当に奇跡のような存在です」、「私たちが知る限り、Oliverはアメリカで最も若い心臓移植手術経験者ではないでしょうか」と語っている。
 
 ※ 画像はazcentral.comのスクリーンショット。
 (TechinsightJapan編集部 椎名智深)

すべての景色に見覚えがある「デジャヴ」に7年間苦しむ男性

2015-02-16 23:49:00 | 国際
すべての景色に見覚えがある「デジャヴ」に7年間苦しむ男性 

 「あれ、この場面は見たことがある」

  日常のふとした瞬間に感じるこの違和感は、専門的にはデジャヴと呼ばれる現象である。フランス語の「既視」を語源とし、その頻度は個人差があれど、誰しも一度は経験したことがあるのではないだろうか。しかし先月、イギリスの医学論文『Journal of Medical Case Reports』に、これまで記録されたことのない奇妙なケースが報告された。23歳の匿名男性患者は、2007年以来、生活の中で体験するあらゆる出来事にこの「既視感」を感じてしまうというのだ。

  報告した、イギリスのシェフィールド・ハラム大学のクリスティン・ウェルズ博士は、この症状がパニック障害と関係していると推測している。こうした「恒常的なデジャヴ」は、例えば脳の前頭葉に障害がある場合や、てんかんの症状として報告されたこともある。またLSDを摂取した際に、同様の症状が報告されることもあるという。しかしこの男性においては、脳スキャンの結果、何ら異常は認められず、また心理テストによる記憶のチェックにおいても異常はみられなかったとしている。

「自分はループした時間の中に閉じ込められている」

  論文によれば、男性は2007年、大学入学と共にデジャヴの症状を発症。もともと強迫性障害を患っており、特に「細菌」に強い恐怖を抱いていた。一日のうち、何度も手を洗わないと気がすまず、シャワーを一日に数度浴びることも珍しくなかったという。そして大学入学後、この障害は悪化し、やがて鬱状態から大学を休学することになった。男性がこの恒常的デジャヴを感じるようになったのは、それ以降である。

  当初、症状は軽く、デジャヴを感じる時間は長くて数分の出来事であった。しかし、症状の悪化と共にデジャヴを感じる時間も長くなっていった。例えばある休日、旅行に出かけると、彼はその旅行の間ずっと既視感を感じ続けていた。この現象は彼をさらに不安にさせ、医師には「自分はループした時間の中に閉じ込められている」と話しているという。

  男性は神経科をはじめ様々な専門的治療を受けたが症状は改善せず、2010年頃には生活のあらゆる出来事に既視感を感じるにまで悪化していた。テレビを見ようとラジオを聞こうと、雑誌を読もうとあらゆるものに対して、「これは前にも見た内容だ」と感じるようになったのだ。

  ウェルズ博士は男性のケースについて「脳障害ではなく、心理的な症状から恒常的なデジャヴを発症した記録上最初のケース」と記述している。…そして今後は、これまで知られていなかった強迫性障害とデジャヴの関係性に注目し、研究を進めていくと話している。

  デジャヴそのものの発生原因ついては、前頭葉の働きと関係していることが指摘されているものの、今も明確な原因はわかっていない。ある情報に接した際、脳内のニューロンが誤ったタイミングで活動することで、脳内での情報処理が”混線”し、既視感に似た現象を引き起こすともいわれるが、仮説の域をでていないのが現状なのである。

 (取材・文/X51)