重篤な感染症の媒介者となる蚊などの害虫は殺虫剤を使って駆除するに限る。しかし人体に与える影響を考慮し、その安全性を優先させるとこれ以上強力な殺虫剤を生産することは難しいとも言われている。そんな中、マラリアの流行をもたらす可能性が高いものの、国際的な安全基準に則った従来の殺虫剤では駆除できない蚊が西アフリカで確認された。
米カリフォルニア大学デービス校(University of California, Davis)の感染症と昆虫の関係を調査し続けてきた研究チームは、今月6日付け発行の『米国科学アカデミー紀要(Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America)』に、「西アフリカのマリ共和国でどのような殺虫剤にも耐性をみせるハイブリッドなスーパーモスキートが2種類現れた」と発表した。マラリアは人が「マラリア原虫」という寄生虫に感染することで発症するが、それを媒介するのは蚊。有名なハマダラカは殺虫剤および殺虫剤を含ませた特殊な蚊帳による駆除が可能で、WHO(世界保健機関)も世界のマラリアによる死は2000年以降半減していると発表している。だがこのハマダラカも、いずれは殺虫剤への耐性をみせるようになるそうだ。
殺虫剤の進化や遺伝子組み換え技術などとイタチごっこの闘いを続ける中で、ますますタフになり、耐性を強めている害虫たち。大豆やトウモロコシなどに遺伝子組み換え食品が誕生して約20年になるが、その理念が根本から揺らぐような事態も起きている。これまでコントロールできていた「ネキリムシ」というトウモロコシの害虫は、すでに殺虫タンパク質への耐性を見せるようになっているという。
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(TechinsightJapan編集部 Joy横手)「笑いジワ」とも呼ばれるが、ヒトの顔には笑っていると目じりなどにどうしてもシワが出来てくる。それを嫌うあまり、イギリスには「絶対に笑いません!」という一般人女性がいたようだ。
この女性は英ロンドン在住のテス・クリスチャンさん。彼女は「お肌のシワは笑うことが原因。美容整形もエステも不要、笑わなければシワはできないわ。単純な話よ」と主張してやまない。なんとここ40年、たったの一度も笑っていない。軽く微笑むことすら禁止だそうだ。
英メディア『dailymail.co.uk』の取材に、「笑わないように顔の筋肉を律する訓練をしているの。おかげでボトックスや高価な美容クリームにも縁がないわ。シワの大敵は笑顔だと10代に教わっておいて本当に良かった」と話すテスさん。ロンドンの著名皮膚科医であるニック・ロウ博士はこう説明を添えた。
「テスさんのやり方は効果的なアンチエイジング・テクと言えますね。笑うことで顔の筋肉が動き、皮膚の下では結合組織が強く折り曲げられているのです。それが日常的に続くことでシワになるわけです。」
大笑いするチャンスも少ない厳格な雰囲気が漂うカトリック系の学校に通ったことで、「いつも深刻そうな顔をしていても別に不自然ではなかった。ニヤニヤしている子は先生にいやがられてしまうのよ」とテスさん。そのうちに笑顔がエサを頬に含んだハムスターのように感じられるようになり、ますます笑うことへの嫌悪感が募ってきたそうだ。
ちなみにこうした努力に余念がないのはテスさんばかりではない。撮影の時以外は笑わないなど、同じような試みを意識して続けているハリウッドセレブは意外にも多い。現在テスさんは50歳。同年齢の友人らからは「信じられない。飛びぬけてキレイな肌」と褒められるそうだ。
※ 画像はinquisitr.comのスクリーンショット。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)