呆老冷水録-Don’t be silly Grand'pa

80すぎたら横と後ろだけ見て過ごそうか!

憧れの?シェナンドア

2006年10月26日 | 音楽(歌)
唐突ながらアメリカ民謡の”Oh Shenandoah” という曲をご存知ですかな??
これを聞くと、まだ見ぬシェナンドウ河やアパラチア山脈の雄大な景色がつぎつぎと思い起こされ、とても心が安らぎそしてやがて一度行って見たい気持ちがうずいて来るのデス・・
人数の多い男声合唱などで朗々と歌うのを聞くとなおイイですね~ 19世紀の初め頃に出来たアメリカの舟歌だとか・・・ 

ところでこの歌の歌詞の第一節は下記の通りだが、実は長年その意味(背景)が曖昧のまま過ごして来ました。
Oh Shenandoah,
I long to hear you,
Away you rolling river,
Oh Shenandoah,
I long to hear you,
Away, I'm bound away
'Cross the wide Missouri.

別のフォークソングに”Take me Home...Country Road”というこれも有名な曲がありワタシのカラオケの十八番だがその歌詞の出だしに
Almost heaven, West Virginia, Blue Ridge Mountains, Shenandoah River.
Life is old there, 云々・・とあるのでシェナンドアの歌もヴァージニアとウェストヴァージニア両州の間を流れるシェナンドア河をインディアンの酋長に擬人化して娘をワシに呉れ・・と歌っているのだと思い込んでいたが、終わりのほうに出てくるミズーリ河との関係(直線距離で1000kmも離れている)になにか特別のストーリーがあるのかも??・・・・とちょっと調べてみました・・・

(結果概要)
(1)現在主に歌われている歌詞は19世紀初めごろミズーリ河を往来する flatboatmen の間で流行り始めたのが、下流のミシシッピ河のclipper shipsやbargeの船乗り達を経てやがて全米に広まったと考えられる由。だから少しずつ異なる歌詞が幾つかある。
(2)前掲の歌詞ではシェナンドアはインディアンの(河の名を取った?)名である。
(3)歌詞は要するに、あなたの娘と遠距離恋愛を続けてきた。7年待った今、いよいよ広いミズーリ川を越えて迎えに行きたい。娘はあなたと別れることになるが、私は彼女を大事にし、決してあなたを裏切らないから是非承知して頂戴な といっているのだがDavid Bone という人が書いたオリジナルの方は

Oh, Shenandoah's my native valley.
Aa-way, you rolling river!
Shenandoah is my native valley.
Ah-way, we're bound to go, 'cross th' wide Missouri!
で、遠くミズーリ河の彼方へ旅立つに際し、「故郷の谷」との名残を惜しんでいる歌ですよね~・・・

マアしかし、どっちにせよ いい歌じゃナイデスカ!
netで探せばメロディーを聞くことが出来るサイトもあります。
実はワタシモ早くシェナンドアになりたいのデスが・・・!
(06年10月記)

PS.
ミズーリ河のflatboatの写真は昨年5月の記事「ミシシッピのカメのスープ」に使ったものの再利用ですがこういう船(もっと大きいか!)のクルー達が歌っていたかと思うと又一層懐かしいですね~モウ30年近くも昔撮った写真です。





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