呆老冷水録-Don’t be silly Grand'pa

80すぎたら横と後ろだけ見て過ごそうか!

Moon River

2012年01月14日 | 音楽(歌)
毎年恒例になっている鳥羽行きと伊勢参りを今年も無事済ますことが出来ました。勤めをやめる頃から始め、こんなこと何時まで出来ることやら・・と思いつつモウ7年も続いているのは有り難いことです。
それに3年前に車を替えたときナンバーも8022(晴れ夫婦)にしてから不思議と好天にも恵まれるようになりました!

特に今年はいつもの鳥羽のホテルで夕食を楽しんでいると図らずも暗くなった海上に満月が昇り、やがて水面に素晴らしいムーンリバーが燦然と現れたじゃありませんか!
冒頭の写真はWEBからの借り物だがまさにこの写真そっくりの絶景!
しかし折角のこのロマンチックなシチュエーションも残念ながら夫婦で一緒に愛でるには今の我々はチョト歳をとり過ぎてしまった感がありましたなぁ。
そして月が高く昇るに連れ次第に水面の輝きも薄れやがてムーンリバーは消えてしまったのです。

・・・というわけで必然的に例の映画、「ティファニーで朝食を」の中でヘップバーンが歌うあの歌を思い出したのだが、以前この記事でも書いたようにがなかなか難解な詩ですよね~

この歌をnetを調べるといろんな人がいろんなエピソードや訳詩を載せていて、恋人をムーンリバーになぞらえていることだけは確かなのとHuckleberryもマークトゥエインの小説に出てくるハックルベリー・フィンとはなんの関係もなく単に作詩者が昔コケモモを採って遊んだ幼友達の印象!なのだそうだがどなたの訳も少しニュアンスが違うような気がするので私も自分なりに訳してみました。(原英文は割愛)
 
 ムーンリバーさん! つかみ所のない大きなあなた
 私は何時の日か胸を張ってあなたを越えてみせるわ
 あなたは私を喜ばせも失望させもする人だけど
 あなたがどこへ行こうと私も同じ道を行くわ
 
 二人の放浪者が未知の世界をさがして旅に出るの
 見るべき世界ってとても沢山あるのよ
 やがて二人は虹の同じ端に行き着くの
 弧を描いて遠回りしても 時を待っているうちに
 
 昔馴染みのムーンリバーさんと私

・・・とまぁロマンチックではあるが細かい所は分ったようで分らない詩です。 (2012年1月記)

(蛇足)
オソマツながら原詩の
 wider than a mile を
 「つかみどころがない大きなあなた」
と意訳した部分と
お仕舞いのほうの
Waiting round the bendを
チョット長ったらしいが前の行のRainbowという言葉を受けて
「弧を描いて遠回りしても 時を待っているうちに」
と訳してみたところがミソです。
トシヨリがわざわざ下手な訳をしてみる必要もないのだが
映画の字幕ではなぜかここだけ省略されてましたので・・・
また歌っていたのがヘップバーンだから女言葉で訳したが
ストーリー上はむしろ彼女の恋人側の気持ちですよね~

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