呆老冷水録-Don’t be silly Grand'pa

80すぎたら横と後ろだけ見て過ごそうか!

Big surprise! R教授との再会

2009年09月01日 | 暮らしの雑事
とても蒸し暑かった月末の晩、トシヨリも時々は肉を食わなきゃ・・・と先ずビールを一口のみ、次なるワインの栓を抜こうとした途端、市内の某ホテルから電話が掛かって来ました。女房が出るとお泊りの外人客がご主人と話したいといっているとのことだったので、振り込め詐欺もいよいよ国際化してきたか?・・・と電話を代わって見てビックリ!!
10 年ほど前我が家に2晩ホームステイをさせたあのドイツ人の先生(2005/5/5に関連記事)が学会で名古屋へ来ていて、会いたいから今すぐ出てこないかというじゃありませんか!前回も同様に唐突だったし、こっちはマサに飲み始めたところだったのでハラも立ち、今食事中だから・・・と口ごもっていたら2時間後の時刻を先方から指定してきたのです。

しかし 日ごろ知り合いの先輩(75歳)から「トシヨリは機会があったらなんでも億劫がらず進んで参加せよ。かならず何か得るモノがある・・・」と言われ、そうしたいと思っても居たし、 「友有り遠方より来る。また楽しからずや・・・」ではないかと電車と地下鉄を乗り継いで(最速手段)そのホテルへ行ったが マァじつに喜こんでくれましたね~ 彼は・・・!
ワタシの顔を見るなりすごい勢いで抱きついてきたじゃナイデスカ!

それから立て続けにあの時のことをしゃべりまくり、さかんに懐かしがって ・・・・靴を脱いで日本人の家に上がったこと、タタミの部屋、フトンで寝たこと、家庭料理でもてなしを受けたこと、家康の生誕地(松平東照宮)を訪ねたこと等々・・・・マタ実に細かいこと迄良く覚えているのです。
どうもあの時のめずらしい体験はドイツでは彼の自慢だったようです。
そして話が音楽をやっているワタシの女房や娘のことに及ぶと、イタリヤも良いがぜひドイツに来い・・・案内したいところが沢山あると繰り返しまくし立てるのです。
例のロベルト・シューマンの生家へ案内したいという話も昔から何度も聞かされたが、こっちは差し当たって行く気もないので生返事で聞いていてあとで地図を見たら生家のあるツィッカウは先生の居るハンブルグから随分遠いじゃないですか!シューマンは家系をたどるとセンセイの先祖に当たるのだとかいうが・・・・ホントかいな。

「都市景観」が専門の彼は65歳で一旦リタイアしたが、70過ぎた今でも大学内に一室をもらい、学会にも出かけ、たまに講義もするのだとか・・・若いころショボクレていた学者でも老後はトテモ良いご身分で暮らせるのはドウモ洋の東西を問わないようですね~
挙句の果てに今付き合っているガールフレンド(63歳!)の名前まで紹介され、結局ホテルのロビーでビールを飲みながら2時間近くの雑談で旧交を温めて別れた次第だが、始めは面食らっていた私も結果的にはケッコウ楽しい再会でした。

まぁお互い年寄りで相手のことはロクスッポ聞かず自分のことばかり喋るし、相手はドイツ訛りの早口、こっちはたどたどしい和製英語。怪しくなると筆談を混じえた随分イイカゲンな会話だったが、それにしてもワタシの英会話もひどく老化したモンだとあらためて痛感しましたワ!
なにしろここ数年間、英語など喋るのはおろか読む事だってなかったですから・・・でも、そんな暮らしをしていても突然外国語を喋らざるを得ない羽目になる事ってあるんですね~ 人生ホントにいつ何が起こるかわかりませんワ!

ところで今日は防災の日!!
治に居て乱を忘れず・・・・トシヨリにとっては外国語の訓練も一種の災害対策みたいなモンでしょうか??
(2009年9月記)



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