日記等

日記や情報を公開します。

卒業文集、作文の書かせ方

2011-01-07 21:57:01 | Weblog

多くの学校では卒業アルバムを作成することであろう。
そして、その中に子どもの作文を掲載するのではないだろうか。

作文の得意な子どもはすぐに書けてしまうが、苦手な子供は
手放しでは書けないものである。

そこで、指導の一例を紹介する。

なお、作成の全体像は下記のページに掲載している。
「卒業文集の作成手順(作文編)」

http://blog.goo.ne.jp/okuda-ksg/e/419d1feb76e2707f590dc8c7a11c50fb


1 前年度の完成品を見せる
 完成品のイメージをもたせる。
 また、前の学年の子どもも全員書いていることから、
 自分にもできるという意識をもたせたい。


2 趣旨を説明する
 次のようなことを話す。
 ・ 小学校生活の作文力を表すものであること
 ・ みんなが購入するものなのでたくさんの人が読むこと
 ・ 非常に高価なものであること
 ・ たくさんの人とは、「保護者」「親戚」「友達」
  「将来の自分」「将来の自分の家族」つまり「自分の子ども」
  「友達の家族」などなどであること
 ・ たとえば、「自分の成長」「感謝」「思い出」「友達」などが
  テーマになることが多いこと
 ・ 基本的にはネガティブな文章にならないように
  また、ネガティブな言葉を使わないようにしてほしいということ


3 内容の洗い出し
 卒業アルバムに乗りそうな内容はどんなことが考えられるか
 思いつくだけメモする。
 たとえば、「最後の運動会」「修学旅行」「入学式」「友達」
 「家族」などに関することがあげられる。
 私は、黒板に書き出させた。

4 内容の選択
 いろいろある内容の中から書きたいことを決める。
 

5 前年度の作文の中から、秀逸な題名を提示する
 前年度の作文の中から、工夫されていると感じた題名を
 プリントにしておき、配付する。
 教師が読んでやる。


6 自分の作文の題名の決定
 ・ 例示を参考にしてもよい
 ・ 例示をそっくりそのまま使ってもよい
 ・ まったくオリジナルでもよい


7 前年度の作文の中から、さまざまな書き出しを提示する
 題名と同様にする。

8 書き出しをチェックする
 作文は書き出しが大変なことが多いのでここを補助しておく
 ことで、子どもはずいぶんと書きやすくなる。

9 下書き
 既定の量は地域や会社によって異なるが、なかなか完成
 できない子どももいるので、教師の個別の助言が必要と
 なっていく。

 

どのように清書させてゆくかということについては

を参照していただきたい。
「卒業文集の作成手順(作文編)」

http://blog.goo.ne.jp/okuda-ksg/e/419d1feb76e2707f590dc8c7a11c50fb

 

 

 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
Copyright (C) 2010 Yoshisumi Okuda. All Rights Reserved.

TOSS(登録商標第4324345号)
 http://www.tos-land.net/

このサイトおよびすべての登録コンテンツは著作権及びリンクはフリーではありません

TOSS長州教育サークル 奥田嚴文 okudaksg@ybb.ne.jp
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━