日記等

日記や情報を公開します。

基本的人権の尊重を考える

2011-01-17 20:39:36 | Weblog

6年生社会科 【基本的人権の尊重】

についてての授業を行った。
政治の分野は、面白く授業することがなかなか難しいと感じているところである。
1時間の中で「権利」を考える機会を多く取ることができるよう組み立てた授業である。


東京書籍の教科書には10の権利がイラスト共に掲載されている。


説明1 もしも、日本がある王さまに支配されたとします。

発問1 支配した王様が、皆さんの生まれながらにしてもっている権利を1こだけ
    奪うと決めたら、どれを差し出しますか。

指示1 1つだけ選んで○で囲みましょう。

補助1 相談していいですよ。
 ・ 盛り上がっていたので、3分程度見守っていた。
 ・ どれを選んだのか挙手させた。


説明2 王様は、なんと
    「1つでは足りない。もう2つ差し出しなさい。」
    と言い出しました。

発問2 涙を飲んで、差し出すとしたら、どれを差し出しますか。

指示2 あと2つ、○で囲みましょう。

 ・ 仮の話なのに、かなり興奮している

 

説明3 王様の要求は止まらず、ついに
    「1つ以外は全部差し出せ!」
    ということになりました。

発問3 最後に、1つだけ残すとしたらどの権利を残しますか。

指示3 残すもの1つだけ□で囲みなさい。

(選んだのを確認して)


指示4 なぜ、その権利を残したのか理由をノートに書きなさい。


指示5(発表させる)
 ・ 教育を受ける権利
  学校に来られなくなると楽しくない。
  学校で学ばなければ権利の大切さにも気付くことができない

 ・ 個人の尊重、男女の平等
  歴史で勉強したように女性が差別されるのは困る。
  個人が大切にされる社会であってほしい。

 ・ 生存権
  健康で生きていきたい。
  命がとりあえず一番大切だと思う。

 ・ 居住や移転、職業を選ぶ自由
  勝手に引っ越しを命ぜられたり、職業を決められては
  生きていてもつらいことの方が多いと思う。 

 ・ 言論や集会の自由
  その王様が駄目だということを話し合うことができる。

このような意見が出てきた。


説明4 最初皆さんが迷ったように、どれも、皆さんにとって大切な権利です。
    それでも、一番大切にしたいものは人によって、また時期や年齢に
    よっても違ってくるでしょう。
    もちろん、国や市からも守ってもらわなくてはなりませんが、
    お互いに権利を守り合わなくてはなりませんね。

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公共を考える討論(6年 社会科)

2011-01-09 20:27:26 | Weblog

公共について教科書を使って調べると次のように書いてある。
「“公共”っては“みんな”ということだったね」

そして、さらに調べていくと、
学級では次のようにまとまった。


「みんな」のお金を
「みんな」のための施設やサービスのために
使うのが政治の役割のひとつである。


ここで「みんな」という言葉を検討させた。
「みんな」とはいったい誰のことを指すのか。

子どもたちから、

・ 日本国民
・ 日本人の大人
・ 日本人の働いている人
・ 日本に住んでいる働いている人

という意見が出た。
そこで、

【「みんなのお金」の「みんな」には、小学生は含まれるのか】


という論題で討論を行った。
おもに、次のような視点で討論が行われた。


【含まれる派の意見】
・ 自分で買い物をするときに消費税を払っている
・ 子どもの人数によってかかるお金が変わってくる
・ お小遣いは使うのも貯めるのも自分で選べる
・ 文具を「自分のお金で買いなさい」といわれる

【含まれない派の意見】
・ お小遣いは保護者が働いてきたお金。
・ 小学生のお金は保護者が管理している
・ お年玉など、使うためには家の人の許可がいる
・ 悪いことをしたら、お小遣いが貰えない時がある
・ 低学年のころはお小遣いをもらっていなかった。


お小遣いと消費税が中心となって討論が行われた。

そして私の意見を述べた。


・ 先生は小学生も含まれると考える
・ 使う額、あるいは使う使わないを選択することができる。
・ もともとは保護者のお金ということであれば、保護者のお金も
  もともとは会社などのお金である。
・ 以上のことから消費税は小学生も払っている
・ よって小学生は「みんな」に含まれるとかんがえる。

消費税は間接税である。
間接税とは、商品やサービスと買った人がお店などを介して
支払う税金のことである。
このことから、消費税は買った人つまり、小学生も収めている
ということになる。

 
 

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卒業アルバム作り 仕事の流れ チェックシート

2011-01-07 22:06:09 | Weblog

卒業アルバムを業者に依頼する学校が多いのではないかと思う。
始めて、アルバムの担当になった場合は、なかなか見通しが
立たないので、不安な日々を送ることとなる。(私がそうであった)
1つの作業が遅れると卒業式に間に合わないという事態も招きかねない。

参考までに、仕事の流れを掲載する。


□  1 業者に連絡をとり、サンプルを取り寄せる(最初の参観日まで)
□  2 保護者に見てもらい、アンケートを配布(1週間ぐらいで集計)
□  3 業者の決定(4月中)
□  4 サンプルの返却(5月初旬)
□  5 業者と撮影・文集の作成の打ち合わせ(5月初旬 修学旅行までに)
□  6 撮影計画の作成と職員への配付
□  7 撮影一週間前と前日には関係者に連絡
□  8 撮影前日には時間等業者に確認の電話をする
□  9 11月末を目標に文集を完成させる。(11月初旬開始)
□ 10 保護者に文集の作文をチェックしてもらう 注文数も確認(12月初旬)
□ 11 注文部数を業者に連絡(12月初旬)
□ 12 作文の修正完了(12月中旬)
□ 13 原稿の貼り付け(2学期末)
□ 14 最終チェック(2学期末)
□ 15 提出(2学期末)
□ 16 集金(卒業記念品と一緒に)
□ 17 アルバムの納品~児童と保護者は乱丁などの確認

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卒業文集、作文の書かせ方

2011-01-07 21:57:01 | Weblog

多くの学校では卒業アルバムを作成することであろう。
そして、その中に子どもの作文を掲載するのではないだろうか。

作文の得意な子どもはすぐに書けてしまうが、苦手な子供は
手放しでは書けないものである。

そこで、指導の一例を紹介する。

なお、作成の全体像は下記のページに掲載している。
「卒業文集の作成手順(作文編)」

http://blog.goo.ne.jp/okuda-ksg/e/419d1feb76e2707f590dc8c7a11c50fb


1 前年度の完成品を見せる
 完成品のイメージをもたせる。
 また、前の学年の子どもも全員書いていることから、
 自分にもできるという意識をもたせたい。


2 趣旨を説明する
 次のようなことを話す。
 ・ 小学校生活の作文力を表すものであること
 ・ みんなが購入するものなのでたくさんの人が読むこと
 ・ 非常に高価なものであること
 ・ たくさんの人とは、「保護者」「親戚」「友達」
  「将来の自分」「将来の自分の家族」つまり「自分の子ども」
  「友達の家族」などなどであること
 ・ たとえば、「自分の成長」「感謝」「思い出」「友達」などが
  テーマになることが多いこと
 ・ 基本的にはネガティブな文章にならないように
  また、ネガティブな言葉を使わないようにしてほしいということ


3 内容の洗い出し
 卒業アルバムに乗りそうな内容はどんなことが考えられるか
 思いつくだけメモする。
 たとえば、「最後の運動会」「修学旅行」「入学式」「友達」
 「家族」などに関することがあげられる。
 私は、黒板に書き出させた。

4 内容の選択
 いろいろある内容の中から書きたいことを決める。
 

5 前年度の作文の中から、秀逸な題名を提示する
 前年度の作文の中から、工夫されていると感じた題名を
 プリントにしておき、配付する。
 教師が読んでやる。


6 自分の作文の題名の決定
 ・ 例示を参考にしてもよい
 ・ 例示をそっくりそのまま使ってもよい
 ・ まったくオリジナルでもよい


7 前年度の作文の中から、さまざまな書き出しを提示する
 題名と同様にする。

8 書き出しをチェックする
 作文は書き出しが大変なことが多いのでここを補助しておく
 ことで、子どもはずいぶんと書きやすくなる。

9 下書き
 既定の量は地域や会社によって異なるが、なかなか完成
 できない子どももいるので、教師の個別の助言が必要と
 なっていく。

 

どのように清書させてゆくかということについては

を参照していただきたい。
「卒業文集の作成手順(作文編)」

http://blog.goo.ne.jp/okuda-ksg/e/419d1feb76e2707f590dc8c7a11c50fb

 

 

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卒業文集の作成手順(作文編)

2011-01-07 21:51:30 | Weblog

多くの学校では卒業アルバムを作成することであろう。
そして、その中に子どもの作文を掲載するのではないだろうか。
この作文を書かせるのが大変である。
大変であるから、制作手順の見通しをもっておきたい。

なお、書かせ方の詳細は下記のページに掲載している。

「卒業文集、作文の書かせ方」

http://blog.goo.ne.jp/okuda-ksg/e/dc6d7d0000ffc7297a973123f754afef

 

11月中ごろから作文を書かせ始めると余裕を持って
完成させることができる。


  1 前年度の完成品を見せる

  2 趣旨を説明する

  3 内容の洗い出し

  4 内容の選択

  5 前年度の作文の中から、秀逸な題名を提示する

  6 自分の作文の題名の決定

  7 前年度の作文の中から、さまざまな書き出しを提示する

  8 書き出しをチェックする

  9 下書き

10 誤字・脱字や内容を教師の目でチェックする

11 友達同士で読み合わせ、間違いなどをチェック

12 保護者にチェックしてもらい朱を入れてもらう

13 清書

14 誤字・脱字を教師の目でチェックする

15 友達同士でチェック

16 汚れをホワイトで修正する

17 台紙に張り付ける

なお、書かせ方の詳細は下記のページに掲載している。

「卒業文集、作文の書かせ方」

http://blog.goo.ne.jp/okuda-ksg/e/dc6d7d0000ffc7297a973123f754afef

 

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冬休みにやっておく仕事

2011-01-06 23:07:27 | Weblog

冬休みは意外に時間がとれる。

年休をしっかり取って、家族と過ごすのもとてもよいことである。

もしも、出勤するならば(たとえば当番で)次のような仕事をしたい。

1 指導要録

 総合の所見欄と裏の所見欄を書いてしまう。

 2学期末、通知表ができた段階で控えをとっておけば、

 内容をチョイスして転記するだけである。

 3学期末はとても要録を書く時間が取れないことが多いので

 冬休みのうちにやれることをやっておきたい。

 

2 3学期の授業内容の洗い出し

 授業内容をノートに洗い出しておく。

 私は簡単な指導計画も立てておく

 気合いを入れた指導案を作るのもよい

 

3 教室の高いところの掃除

 子どもの手の届くところは2学期中に掃除してしまうと思うが

 高いところまではなかなか手が回らない。

 たとえば、天窓や蛍光灯である。

 当番の日には職員室や事務室を長くは離れられないので

 それ以外の日にやっておきたい。

 

4 公務分掌の整理

 分掌の文書を整理しておくこともできる。

 行事が終わったときにいただいた反省をデータ化し

 次年度の文書を作成しておく。

 未確認の部分や、変更部分は赤にしておき、テキストボックスで

 注を入れておく。

 こうすれば、もし、自分が同じ分掌のときには大変楽であるし

 別の方に引き継いでも大変親切である。

 わたしは、基本的には行事が終わったらすぐにやるようにして

 いるが、できなかった場合に冬休みに行う。

 

このような仕事の一部でも冬休みにやっておけば、3学期(特に

学年末)、少し余裕をもって過ごすことができる。

 

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