財務省は8日、沖縄の日本復帰50周年を記念した貨幣の概要を発表した。額面1万円金貨と千円銀貨で、沖縄関連の金貨発行は初めて。金貨2万枚、銀貨5万枚を限定発行し、額面の総額は2億5千万円分となる。
5月15日から約3週間、独立行政法人造幣局(大阪市)が通信販売の申し込みを受け付ける。
金貨の表面には、首里城正殿と琉球舞踊「四つ竹」の図をデザイン。裏面には「紅型」をあしらう。直径26ミリ、重さ15・6グラム。販売価格は15万3500円。
銀貨は表に首里城正殿のほか、デイゴ(県花)やノグチゲラ(県鳥)をカラーでデザイン。金貨と同じく、裏面に紅型を施す。直径40ミリ、重さ31・1グラム。価格は1万1700円。
申し込み方法の詳細などは5月15日午後2時以降、造幣局のホームページで公表する予定。発行枚数以上の申し込みがあった場合は抽選になるという。
沖縄の日本復帰50年を記念した銀貨のデザインイメージ(財務省提供)