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Trial&Errorしてみる植物観察日記通

おきでんんと申します。大まかにいうと趣味のことを書きます。
不定期更新。

サボテンの花粉の保存(適当)

2014年05月30日 23時58分43秒 | おきでんんのタワゴト
適当だから参考にはならんとは思うが、一応書いとく。


用意したもの

習字の紙(薬包紙の代用)
ピンセット
透明なチャック付き袋(ダ○ソーにもある)

本来は乾燥材も入れるのだが、面倒だから省いている。


手順

○習字の紙…水分を吸収する。はず。
厚さも薄くて片面がつるつるだから、薬包紙に似ていると思った。
適当に12等分。4等分してから3等分。手でビリビリ引き裂く。
きれいな正方形にはならないけど細かいことはいいんだよ。
つるつるな面が内側になるよう、薬包紙と同じ手順で折る。
外側には何の種類のサボテンの花粉なのか、保存日時を記入する。
※2024/5/25追記↓
現在は普通に薬包紙を使っている。初めから薬包紙を使えばよかった。
なお花粉の採取日や種名などを薬包紙に書いている。

○ピンセット…おしべの先端にある葯をむしり取るのに使う。
葯を1つ1つピンセットでつまんで引きちぎる。
そして、習字の紙を開いて、中に入れる。
ちぎっては入れる、その作業を延々と繰り返す。
私の場合はなるべくとれるだけの葯をちぎっている。
※2024/5/25追記↓
花糸…つまり葯につながっている糸のような部分は取り除くこと。
水分の多い植物組織は湿気りの原因となる。花粉は湿るとダメになる。

大体1つの花につき、1つの習字の紙に入れているが、
葯が大量にある花なら、同時に複数の習字の紙に入れる。


○透明なチャック付き袋…習字の紙を入れる。
密封できるものがよいし透明なら
習字の紙の外側が透けて表記が見えるので、
中身を入れ替えれば使いまわすことができる。
1つの習字の紙につき、1つの透明なチャック付き袋。
入れるときはなるべく空気を抜くようにして入れている。
※2024/5/25追記↓
空気を逃がすのは空気と同時に入る水分をなるべく減らすため。
また、透明なチャック袋はA8サイズが今のところ扱いやすい。

同じ種類の花粉であっても、
複数保存したいときは透明なチャック付き袋も複数用意する。

今までの経験上、
同じ花粉を何回も冷凍解凍するのは不可能なように思われたからだ。
チャンスは1回きり。

○冷凍庫…
うちのは液晶の表示をみたら冷凍庫が-18度だったので、
そこに直接ぶっこむ。開け閉めは素早く。
保存した花粉を取り出すときも素早くする。
見つからないときは、あまり深追いせず、すぐ閉める。
しばらくして再び冷えてから、また開けて中を素早く捜す。

花粉は常温では1週間も持たないように思われた。
たぶん、日本における開花期は夏が多い、つまり湿度が高い季節だからだろう。
冷凍保存している間は寿命が延びるが、
解凍したあとはすぐに使わないと駄目になるように思われた。
だから、複数交配させたい相手がいれば、袋も複数用意するのである。
半年は保存できるようだが、一年保存できるという情報もありはっきりしない。
※2024/5/25追記↓
経験上、一年近くは持つ。前年採取した花粉でも結実し種子は採れた。
しかし数年はさすがにもたないようだ。

○解凍…
冷凍とは違っていきなり室温で解凍しない。
冷凍庫から冷蔵庫に入れる。もちろん開け閉めはすばやく。
すばやく、冷蔵庫(うちでは5度くらい)に入れて、放置する。
15分の時もあれば1時間の時もある。適当。

その次は、冷蔵庫から取り出し、
常温で戻す。15分の時もあれば1時間の時もある。
この時点で初めて透明なチャック付き袋を開封する。

解凍している間は時間があるので、葯をむしりとる作業をしている。

交配するときは、
葯をピンセットでつかんでめしべに直接つけても、
綿棒で花粉をなすりつけてからめしべにつけても、どっちでも良いようだ。
むしろ不和合性の相性、近縁度、花柱の長さ、が問題だな…


一連の作業は1時間くらいかかるか。
葯をむしるのに時間がかかるんだよな。
それを何日もやってるとさすがに飽きてくる。
交配しない例も多いし、発芽しない例も少しある。
めんどくさい。でも今日も今からやるんだ…

少数栽培では同時に開花する例はほとんど無いに等しいからだ。

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