劇場に行こう~小・中・高校生割引キャンペーン~にトラックバックしてくれたスナフキン・レポートさんのプログで宝塚大劇場で学生サマーチケットをしていることを知り、ほかの劇場も調べてみることにした。新国立劇場など劇場独自で当日券に限り格安の学割チケットを出すところをいくつか見つけた。常日頃、正価でチケットを買う身としては羨ましい限りだが、もともと高額な演劇チケットであれば学生側からみるとたとえ半額でもそれほど格安とは言えない気もする。
こんな楽しい割引サービスをしている京都アトリエ劇研も見つけた。キャッシュバックというのが嬉しい。
だが、キャラメルボックスのような学生に限らない当日ハーフプライスチケットというのはまだまだ少ない。この当日半額チケット、海外のロンドンやニューヨークでは珍しくないらしい。
実は、こんな論文を見つけた。片山泰輔という人はUFJ総合研究所「芸術・文化政策センター」主任研究員のようだ。
この『チケット市場の経済学』には、割引料金の設定によって客席を満席にした時のメリットとして
①飲み物やプログラムなどの収入が増える。
②次の機会に、チケットを買ってもらうための宣伝効果。
③満席の客席により出演者のモチベーションが高まり、より良い公演になる。
よいこと尽くめのような気がするが、デメリットもあり
①売れ残るのは舞台の質が低いのだろうと評判が立ち、その後のチケット販売に悪影響を及ぼす。
②売れ残り席の販売の仕方が適切でないと、正規料金でチケットを買った観客に不信感をもたれる。
③正規料金で買っていた人が安売りチケットを期待するようになり、前売りチケットの売れ行きが悪くなる。
デメリットで特に問題なのは③かも知れない。観客はあまり増えずに、正規料金の観客が安売りチケットに流れるとチケット収入はさらに減ってしまう。ある程度のチケット市場がないと難しいのだ。やはり観客総数が増えないことにはダメである。
現状では、地方公演でのハーフチケット制度は夢のまた夢か・・。
こんな楽しい割引サービスをしている京都アトリエ劇研も見つけた。キャッシュバックというのが嬉しい。
だが、キャラメルボックスのような学生に限らない当日ハーフプライスチケットというのはまだまだ少ない。この当日半額チケット、海外のロンドンやニューヨークでは珍しくないらしい。
実は、こんな論文を見つけた。片山泰輔という人はUFJ総合研究所「芸術・文化政策センター」主任研究員のようだ。
この『チケット市場の経済学』には、割引料金の設定によって客席を満席にした時のメリットとして
①飲み物やプログラムなどの収入が増える。
②次の機会に、チケットを買ってもらうための宣伝効果。
③満席の客席により出演者のモチベーションが高まり、より良い公演になる。
よいこと尽くめのような気がするが、デメリットもあり
①売れ残るのは舞台の質が低いのだろうと評判が立ち、その後のチケット販売に悪影響を及ぼす。
②売れ残り席の販売の仕方が適切でないと、正規料金でチケットを買った観客に不信感をもたれる。
③正規料金で買っていた人が安売りチケットを期待するようになり、前売りチケットの売れ行きが悪くなる。
デメリットで特に問題なのは③かも知れない。観客はあまり増えずに、正規料金の観客が安売りチケットに流れるとチケット収入はさらに減ってしまう。ある程度のチケット市場がないと難しいのだ。やはり観客総数が増えないことにはダメである。
現状では、地方公演でのハーフチケット制度は夢のまた夢か・・。
ここの劇団さんは”チケットの半券を持っていくと半額で観劇できる”ということも実施してて、初日を観たお客さんが知り合いに半券を渡すと、貰った人は半額で観られるという寸法。口コミを促進するには良い仕掛けだと思います。まぁ、ある程度の公演回数がないとツライですけどね。
最近(というか昨日の公演)ではシャトナー研ってところが”業界初(だといいな)webカウンター値引システム”なんてのをやってました。HPのカウンター×1円割引だそうです。見てるほうがドキドキしました(笑)
いずれにせよ、お客さんの絶対数が少ない地方の小演劇こそ、如何にしてお客さんを劇場に足を向けさせるか考えて欲しいものですよね。
ウェブカウンター割引、私もHPまでアクセス数を眺めにいきました。見ている方がドキドキって感じ(笑)
「如何にしてお客さんの足を劇場に向けさせるか」の飽くなき取り組み。地方こそ頑張って欲しいです。