ちょっと前に、昼間一回の上映だけでとても観にいけそうになく諦めていた。
ところが市内繁華街の映画館(「広島宝塚」)での一日3回の上映というチャンス。終業即ダッシュ、ぎりぎり開演には間に合わなかったけれど念願が叶う。
上映時間の間、ドキドキし通しでちっとも退屈しなかった。
もちろん、地球温暖化には関心があったのだけれどスライドの見せ方と
ユーモアを交えたゴアさんの話し振りがとっても魅力的なのだ。
京都議定書を批准しなかったアメリカには以前とても反感を持っていた。
アメリカ国内でも環境問題では意見が対立していて
環境問題推進派の政治家が登場しても産業界からの揺り戻しがあることを
知ったのはその後のこと。
地球温暖化の阻止は政治問題ではなくモラルの問題というゴア氏。
映画というのは圧倒的な映像と音響で
観る者にそれ以外のものを考える余地を与えない。
ともすれば扇情的にもなり得る。
調査結果をグラフや映像で見せる手法の巧みさに舌を巻く。
世界各地でスライド講演を重ね、地球温暖化という現実を直視することを躊躇わせる「何か」をひとつずつ解明しよりわかり易いものを作り上げてきたという。
「私一人が行動を変えても地球の運命は変わらない」なんて弱音はもう吐けないな。
映画の終盤で彼はいう。人類の歴史の中で、私たちは差別や疫病と闘いそれを克服してきたではないか。このかけがえのない地球の危機を自分たちの力で解決する力を私たちは持っていると、力強いエールで締めくくる。
なんともアメリカ映画だなあと思った。
フィクションの映画なんかよりずっと感銘を受けた。
がんばれ演劇界!と芝居びいきの私は密かに思う。
こてこての社会問題を扱っても圧倒的な魅力を持って描き出す技量を映画はもっている。
ちまちましたことをツマラナク描いて観客を消沈させるのはもうやめようね。
ところが市内繁華街の映画館(「広島宝塚」)での一日3回の上映というチャンス。終業即ダッシュ、ぎりぎり開演には間に合わなかったけれど念願が叶う。
上映時間の間、ドキドキし通しでちっとも退屈しなかった。
もちろん、地球温暖化には関心があったのだけれどスライドの見せ方と
ユーモアを交えたゴアさんの話し振りがとっても魅力的なのだ。
京都議定書を批准しなかったアメリカには以前とても反感を持っていた。
アメリカ国内でも環境問題では意見が対立していて
環境問題推進派の政治家が登場しても産業界からの揺り戻しがあることを
知ったのはその後のこと。
地球温暖化の阻止は政治問題ではなくモラルの問題というゴア氏。
映画というのは圧倒的な映像と音響で
観る者にそれ以外のものを考える余地を与えない。
ともすれば扇情的にもなり得る。
調査結果をグラフや映像で見せる手法の巧みさに舌を巻く。
世界各地でスライド講演を重ね、地球温暖化という現実を直視することを躊躇わせる「何か」をひとつずつ解明しよりわかり易いものを作り上げてきたという。
「私一人が行動を変えても地球の運命は変わらない」なんて弱音はもう吐けないな。
映画の終盤で彼はいう。人類の歴史の中で、私たちは差別や疫病と闘いそれを克服してきたではないか。このかけがえのない地球の危機を自分たちの力で解決する力を私たちは持っていると、力強いエールで締めくくる。
なんともアメリカ映画だなあと思った。
フィクションの映画なんかよりずっと感銘を受けた。
がんばれ演劇界!と芝居びいきの私は密かに思う。
こてこての社会問題を扱っても圧倒的な魅力を持って描き出す技量を映画はもっている。
ちまちましたことをツマラナク描いて観客を消沈させるのはもうやめようね。