小太郎 山へゆく。

山登りとお酒を中心とした日記です。たわごとと思って聞き流してください。

笹ヶ峰(2)  2009,3,21

2009年03月27日 | 中四国の山のぼり

2009,3,21

笹ヶ峰(愛媛県・高知県)

1860m

(2)

下津池登山口-宿-丸山荘-1650m-笹ヶ峰-丸山荘-宿-下津池登山口

(1)から読む

標高差150mをヨタヨタと下り(太ももがパンパン)、丸山荘を通り過ぎ笹ヶ峰山頂への最短ルー

トへ入ります。

テン場を通り過ぎ、残雪の残るミックスルートを登って行きます。

先程のように道にかなり多くの雪(氷?)が道を塞ぎそうになった頃、森林限界を超えました。

▲森林限界寸前(クリックで拡大)

そこは笹ヶ峰の名の通り、

▲笹の道(クリックで拡大)

一面が笹に覆われた道になります。北側の斜面なのでいやらしく薄く残る氷。下りは気をつけ

ねばと思いながら、何も遮るものが無い一面笹原の道を山頂に向けて進みます。

▲雪田

途中雪田なんかもあったり、結構楽しみながら、景色を堪能しながら気持ちのいい笹原を歩いて

ゆくと、寒風山との分岐を過ぎ、南からの強風を体全体に受けながら目を前方に向けると山頂の

碑が目に飛び込んできた。

■笹ヶ峰山頂 12:26~12:42(1860m)

▲笹ヶ峰山頂

山頂に着けばまさに360度の大パノラマ。

 

▲山頂より西側(クリックで拡大)

西側には寒風山の奥に11月に登頂した伊予富士。その奥にまだ未踏の筒上山と手箱山。

▲山頂より東側(クリックで拡大)

山頂より東側には、いかにも縦走意欲をかき立てるたおやかな山容を誇るちち山。その奥には

西赤石山から東赤石山。

いや~石鎚山系の名だたる山々が丸見えだ。

▲一番奥に石鎚山(クリックで拡大)

今日は風が強いからか霞もかからず山々がクッキリハッキリ見える。しかしあまりに強風の為、

確実に体感温度はマイナス温度だ。

それに唯一風を遮ることができる祠の北側は先客にしっかり占拠されている。

仕方ないので、丸山荘まで下った後に食事にしようと山頂を後にする。

昨日の雨の為か、土がぬかるんでいて足を滑らせ見事にこけてしまった。

それもお尻は土がべっとり、ザックもべっとりだ。見事なこけっぷりだ。

▲笹原からの丸山荘(クリックで拡大)

この後、薄い氷の道でもすってんころりで2度も見事にこけてしまった。

 

■丸山荘 13:40~14:25(1500m)

2度のずっこけの後、やっとこさ丸山荘に到着。我々の前には、沓掛山からのご夫婦がくつろい

でいた。

ここで遅い昼食を摂る。締めで、カップ麺を取り出したとき、カップ麺の容器の底がつぶれている

を見た。

さっきこけた時の、代償がこれか!

「まさか穴、開いてないよな?」

ってコッヘルから湯を注ぐと、

 

「熱っ!」

 

カップ麺の底に見事な穴が開き、湯がつたって指が熱い。

今回の珍道中には終わりが無いのか?山の神の怒りか?

わかっているのは、カップ麺を食べられないことだけだ。

 

結局お腹は満腹にならず、欲求不満のまま下山にかかる。

ここで、雪(氷?)と格闘したツケがもろに、襲ってきた。

両足の太ももの痛みがハンパでない。まるで、子馬の誕生のようなヨタヨタで、足下がおぼつかな

い。

■宿 14:47

▲宿

宿を過ぎて始まる急坂は、つらいつらい下りとなった。

膝、太もものコントロールが効かない。南アルプスの赤石岳の2000mの下り程ではないが、

同様に近い疲労を感じるのはショックだ。

心肺は全く問題ないのに、フィジカルはボロボロな状態でやっとこさ登山口に到着だ。

■登山口 15:25(1000m)

小太郎はヘロヘロなのにヘタ子は平気なのがくやしい。

この後、険しい道を国道まで走った時、おやじに呼び止められた。

どうやら、バッテリーがあがって動けないらしい。幸いブースターケーブルを持っていた為、みそぎ

じゃないが助けて差し上げた。

これで珍道中にピリオドを打てるかと思ったのに、帰りのうどん屋の駐車場でバックしていたら、

リヤバンパーをゴンッ!

最後まで、鬼退治どころじゃなく珍道中のままだった。

 

PS 山の神様へ

 

 

「なんでそんなに怒ってるの?」

 



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