ギャンジャン

人は独りでは生きてゆけないのに人は独りで死んでゆく。刹那い一瞬に人は何を求める?

腹の立つ馬鹿女

2007-02-20 07:31:30 | OKカヲルジャングル

私は田舎で食堂をやっている。
来てくれるお客は多種多様。
「ごちそうさまでした」と気持ちよくお金を払うお客もいれば、クレームをつけるお客もいる。
時としてトラブルに巻き込まれることもある。
お客様は決して神様なんかではない。

母親らしき女性と来ていた20歳前後の少女が先に席を立ってお金を支払いにレジの前に来た。するといきなり、

少女
OK

 「どういうつもりなんですか?」
 「はあ???」
 「母に水がかかったのですよ」

どうやら水を持って行ったときに水がかかった、とその女は主張している。

OK
醜女
OK
馬鹿女

「すみません」
「客商売でしょ?」
「申し訳ありません」
「どうしていただけます?」

こちらではめずらしく標準語でまくし立てる。
そもそも水がかかったのならそのときに言えばいいじゃないか?
しかし私は水をかけた覚えはないし、水をかけたのなら即刻気づくはず。
「客商売」ってこんなときに持ち出す言葉ではないでしょ?
こいつの「客商売」って客なら何をしても許されるということ?
何故、この小娘が向きになってそこまで怒るのかわからない。
水がかかったのは、いいがかりをつけてる娘本人ではなくて母親(娘の話によると)
それでも私は何回も謝った。たぶん10回以上。
他のお客が一斉注目している中で。

大馬鹿女 「母に謝っていただけます?」

母親はあとから来た知り合いのお客と話し込んでいる。
私が謝ると、不思議そうな顔をして、事情を説明したら「はあ─」とまた不思議そうな顔。
母親は水がかかったことを気づいていないような?
もともとかけた覚えもないし、この娘の妄想か?

この大馬鹿娘、殴りて───

心からそう思った。

何様??

ここまで強気に出た女ははじめてだ。
この大馬鹿女は微熱気味の体調に試練を与えてくれるよ。
客商売…何があるかわからない。
悪いことばかりではないけど、いいことばかりでもない。
来るものは拒めない。
お客は店を選べても、残念ながら

店はお客を選べない。