自力優勝の芽がついえた。
阪神は先発スタンリッジが６回４失点と精彩を欠き「こういう日もある。
そういう日がきょう来てしまった」。
巨人に優勝マジックが点灯したのは、ナインが寂しく球場を後にしてからだった。
１本塁打を含む被安打８の多くが甘く入り、右腕は「真ん中に集まったのが一番よくなかった」と力ない。
ただ、打線も３年目左腕の大野に７回２失点（自責１）と好投を許し、二回に１２号ソロを放った新井良も「（打てて）よかった」と繰り返すのがやっとだった。
鬼門のナゴヤドームで敗れ、巨人とは今季最大の８．５ゲーム差。
「今は（打線に）反発力がない。
左投手を打てないのが気になる」と和田監督。
２７日からの直接対決までに対策を講じ、少しでも詰め寄りたい。
（坂井朝彦）
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