佐世保☆お日さまの家☆店主のつぶやき

日々感じたことを思いのまま綴ってます。

妊婦さんを扱われるお仕事の方へ

2017年12月25日 20時06分54秒 | 妊娠さんリスク管理
長崎県佐世保、妊活子宮整体"お日さまの家"
山田です(*^-^*)
数年前まで総合病院で助産師をしてました。

今は女性を中心に、体と心のケアを行っています。



現在、妊産婦さんを対象としたリハビリ、治療院や整体院、サロン、ヨガなどの活動がとっても増えてます。

それは、とても良いことだと思います(*´-`)

理学療法師、治療院やサロン、各種教室の先生方はとても勉強されて、妊婦さんのケアにあたってらっしゃいます。

助産師の目線から見ても、こんなに知識豊富なんて凄い‼と思うほどです。

国試解けるのでは!?
とも思うほどです。


でも、、、

実際に何か起こった時の対応の仕方は
あまり知られてません。

その時に大事なのは
疾患名や症状、解剖ではありません。

院やサロンで本当に必要なのは
何か起こった時の対応の仕方です。


そんな時は
病院に連絡したら良い、
施術を中止したら良い、
とだけ思われている方がとっても多いのです。

もちろん、それは必要です。

でも、、、

その時の声のかけ方

救急車や迎えの車が来るまでの
妊婦さんの体位の取り方

どんなお部屋の環境にして、待ってた方が良いのか、、、

など些細な配慮のことは
全く知られてません。

でも、実はその対応こそが大事なんです。

赤ちゃんとお母さんを守るために必要なんです。

赤ちゃんやお母さんの状況を、少しでも良くする、またはその状況を維持するために必要なんです。

どんな時でも、赤ちゃんにしっかり酸素を届ける必要があります。

そのためには、、、

お母さんの不安や恐れをなるべく、
最小限にする必要があります。

不安や恐れは、交感神経を優位にします。

交感神経が優位になると、アドレナリンが出ます。

アドレナリンは内臓の機能を低下させます。

血流が低下するので、手足やお腹は冷たくなります。

ということは、お母さんが不安や恐れを感じるほど、赤ちゃんへの酸素提供が減少してしまうのです。

だから、
不安や恐れを増強させないような
対応をして欲しいのです。

この対応の仕方は、助産師としての経験でしか得られません。


産科医ですら出来ない方もいるのです。

それは、教科書では習いません。

この対応を知ることは
施術者側の安心感に繋がります。

妊婦さんの安心感に繋がります。

信頼度が増します。


来院されている間は、"命を二つ"預かっています。

リスクを説明するのは必要かもしれません。

でも、ルーチンにリスクばかりを
言葉を選ばず説明して、妊婦さんを不安に思わせてしまう
医療者、施術者、、、

その度に赤ちゃんの血流を減らしてることを、肝に命じて欲しいとも思います。


安心してケアを行って
安心してケアを受けてもらうことが
赤ちゃんのためには必要です(*´-`)



講座をご希望の方は、ホームページをご覧になり、ご連絡下さい。
お日さまの家
今後、講座受講された方には修了書をお渡しします。

受講生の方には、疑問・質問などのフォローもしていきます。

出張講座も可能ですのでご相談下さい。

リスク管理について話しますが
決して不安を煽るのではなく、
より安心して、妊婦さんを迎えてもらいたいと思い講座を行っています。


お日さまの家

山田智子