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おはぎのブログはじめました!

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2011年10月20日おはぎのつぶやき

2011年10月21日 | 畳(たたみ)以外
3LDKマンションに和室がいらない理由!  https://www.sumai-surfin.com/member/wmbbs/wmbbs.php?s=0&b=50&o=349

MITSUKOSHI JAPAN SENSES 思ひ.m4v!  http://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=q4yCIbnc8p0

日本橋三越本店にて 2011/10/19 (水)~ 10/31(月) イグサと畳を使った空間装飾



デイリー おはぎ 紙が更新されました! http://bit.ly/i8bqKp

タイ王国だけはあの戦争の意味を知っていた!
http://ohhagi.tumblr.com/post/11587975641

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井手のお宮の片葉の葦

2011年10月18日 | 畳(たたみ)以外
聖宝寺の猿の次は、井手神社の雁のお話です。

伊勢の国は永井(ながい)の里
井手(いで)のお宮のあたりには
不思議な葦(あし)が生えているそうな
葉が一方しかついておらんのだと
誰かがもぎとっていったように見えると
まったく どう考えてもふしぎな話じゃ

むかし、むかし
このあたりは いちめん沼地でした
沼地といっても
よどんでにごった沼地ではなく
いつも美しく澄んだ水をたたえていました
春になれば水辺には白い花も咲きました
秋になれば 紅葉した木が
水面を 赤く彩りました
村の人々は 野良仕事の合い間に
ここに来て憩うこともしばしばでした
そして
「ここへ来ると なんかしらんがこころがやすまる」
と言うのでした
まれに来る旅人も
何故か こころひかれるものをおぼえて
ここでつかれた足を やすめました
春 夏 秋と過ぎ 寒い冬が来ます
さすがに
あたりには村人の姿も見えなくなります
そんなある夜のことでした
沼はしーんと静まりかえっています
村は深い深い眠りに包まれています
北の空に
北斗星が冴えざえと輝いていました
物音ひとつしない夜ふけでした
どこからか声が聞こえたような気がします
それは どうやら
空の彼方から聞こえてくるようです
幽かだったその声が
次第に大きくなってくると
はじめて鳥の声だとわかるのでした
はるか遠くの韃靼国から海を渡り
冬を過ごすために
この沼地へやってきた雁の群だったのです
雁たちは やっと目的の地に着いて
ひときわ高いよろこびの声をあげ
水の上を踊るように泳いでいます
冬の月は あくまで静かに
沼地を照らしています
村人たちの中には雁の声で
目をさます者もおりました
そして
ああ 今年も 雁が来る頃になったと
思いながら いつしか 又
深い眠りに落ちてゆくのでした
こうして
雁たちは村人たちの
あたたかいまなざしに
見守られながら
ひと冬を過すのでした
やがて遠くに見える山々の
深い雪も溶け出す頃になると
雁たちは 生まれた韃靼国へ
帰って行かなければ なりませんでした
雁たちは
帰りの道のりの遠いのが心配でした
それは 実際 果てしない旅でした
どこまで行っても暗い暗い海でした
広い広い海でした
羽をやすめる場所はどこにもありません
力尽きた仲間が
すいこまれるように 海に落ちていっても
どうすることもできないのでした
もうそろそろ 北の国へ
帰らないといけなくなったある日
雁たちは 皆なで
井手のお宮の神様にお願いしました
どうか ここに生えている葦の葉を
一枚づつくださいと
願いは聞き届けられ
雁たちは
ある日
クチバシに 葦の葉を 一枚づつくわえて
飛び立ってゆきました
そして つかれたら
海の上に葦の葉を浮かべ
その上で 翼をやすめるのでした
葦の 「 船 」 に乗った雁の姿が
波間に
いくつも いくつも
漂っていました
井手のお宮の葦の葉は
この時から片方ないそうな
美濃の国の須賀という里にも
片葉の葦があるそうな
それもやっぱり
お宮のそばに生えているということじゃ
水の神さまの思し召しかもしれんの
この年になっても
わからんことは まだまだ
いっぱい あるようじゃて

という昔話が、菰野町の井手神社に残っています。
このお話はまんが日本昔話や、NHKの歴史こばなしでも紹介されました。

井手神社 三重県三重郡菰野町永井338





1814年(文化11年)の手水鉢



この看板に書かれていた話をそのまま掲載しました



片葉の葦 井手神社に向かって左側にあります






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2011年10月15日おはぎのつぶやき

2011年10月16日 | 畳(たたみ)以外
震災後の階上中学校の卒業式。答辞が胸に突き刺さる!
http://www.youtube.com/watch?v=OoDgQ3DQTH4

今日は未曾有の大震災の傷も癒えないさなか
私たちのために卒業を挙行して頂き有難うございます。

ちょうど十日前の三月十二日。
春を思わせる暖かな日でした。

私たちは
そのキラキラ光る日差しの中を希望に胸を膨らませ
通いなれたこの学舎を五十七名揃って巣立つはずでした。

前日の十一日
一足早く渡された。
思い出の詰まったアルバムを開き
十数時間後の卒業式に思い出をはせた友もいたことでしょう。

「東日本大震災」と名付けられる天変地異が起こるとも知らず…

階上(はしかみ)中学といえば「防災教育」といわれ
内外から高く評価され
十分な訓練もしていた私たちでした。

しかし
自然の猛威の前には
人間の力はあまりにも無力で
私たちから大切な物を容赦なく奪っていきました。

天が与えた試練というには
むご過ぎるものでした。
辛くて
悔しくてたまりません。

時計の針は十四時四十六分を指したままです。
でも時は確実に流れています。

生かされた者として顔を上げ
常に思いやりの心を持ち
強く正しく
たくましく生きて行かなければなりません。
命の重さを知るには
大き過ぎる代償でした。

しかし
苦境にあっても
「天を恨まず」
運命に耐え
助け合って生きていくことが
これからの私たちの使命です。

私たちは今
それぞれの新しい人生の一歩を踏み出します。
どこにいても
何をしていようとも
この地で仲間と共有した時を忘れず
宝物として生きていきます。

後輩の皆さん
階上(はしかみ)中学校で過ごす「あたりまえ」に思える日々や友達が
如何に貴重なものかを考え
いとおしんで過ごしてください。

先生方
親身のご指導
有難うございました。
先生方が
如何に私たちを思って下さっていたか
今になって良く分かります。

地域の皆さん
これまで様々なご支援を頂き有難うございました。
これからも宜しくお願いいたします。

お父さん
お母さん
家族の皆さん
これから私たちが歩んでいく姿を見守っていてください。
必ず
良き社会人になります。

私は
この階上中学校の生徒でいられたことを誇りに思います。
最後に
本当に
本当に
有難うございました。
平成二十三年 三月二十二日
第六十四回卒業生代表 〇〇〇〇。』

デイリー おはぎ 紙が更新されました! http://t.co/14A8y6E3

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聖宝寺の紅葉はお猿のおかげでまっ赤っか!

2011年10月14日 | 畳(たたみ)以外
庭園の紅葉で有名な、三重県いなべ市の聖宝寺(しょうぼうじ)に伝わる「猿の恩返し」というお話です。

むかし、むかし、三重県北部の山中に美しい村がありました。
ある日のこと、旅のお坊さんが枯れ木に腰を下ろして一休みしていると、何処からか「キィーキィー」と大きな悲鳴が聞こえてきました。

驚いたお坊さんが声のする方に行ってみると、そこには罠にかかったお猿さんがいました。
お坊さんはその罠を外し手当てをしてあげると、お猿さんは「ありがとう、ありがとう」と何度も頭を下げて山の中へと帰って行きました。

お坊さんがまたしばらく歩いていると、今度は泣いている村人がいました。「何故、泣いておられるのかな」と聞くと、「悪い病気が流行し、村人が何人も亡くなりました」と答えました。
そこでお坊さんは村人の病気が治りますようにと、天に向かって一生懸命お祈りをしました。

すると突然、山の彼方から雲に乗った観音様が現れ、「この先に大きな滝がある。その傍に寺を建て、観音様を祭るがよい。そうすれば村人の病も治るだろう」と告げたそうです。
お坊さんは観音様のお告げのとおり、お寺造りに励みました。

暫くすると、お猿さん達が仲間を連れてやって来て、助けてもらった恩返しにとそのお寺造りを手伝ってくれました。

やがて山の様子に気付いた村人も集まってきて、皆で立派な観音堂を造り上げました。
それからは、村人たちの病気も治り、平穏な日々が続いたということです。

この観音堂が聖宝寺で、毎年 秋になるとお猿さんの恩返しにより、庭園のもみじがお猿の お尻のように、真っ赤っかになるそうです(⌒∇⌒)。

聖宝寺 三重県いなべ市藤原町坂本981
      平成23年聖宝寺もみじ祭り 11月5日(土)~11月29日(火)
      駐車場 普通自動車1台300円 協力金 200円(もみじ祭り期間中)



注 かなり昔の話なので、記憶が曖昧です。
詳しくは、お猿さんを助けたお坊さんにお問い合わせください。
     
お猿さんを助けたお坊さんのブログ http://wind.ap.teacup.com/shobo-ji/
お坊さんのツイッターアカウント    @hakuin52

「さるのおんがえし」 森 早苗/絵 因田 あけみ/文  藤原町民話研究会 
             いなべ市藤原図書館 蔵


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2011年10月10日おはぎのつぶやき

2011年10月11日 | 畳(たたみ)以外
踏まれ続けて1300年? 「い草」と畳の関係!
http://www.tokyo-igusa.jp/gakuen

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Photo: たたみ 買ってね! http://tumblr.com/Za5n-xAc_3Af



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