普通の日々

フリーライター&歌うたい三浦一紀が日々のだらだらした生活をつづります。最近はPerfumeとカメラの話題が多いかな。

のっち=Perfume説再び

2009-04-24 10:50:58 | 音楽
またしてもPerfumeネタですが。
昨日「のっち=Perfume説」を展開させていただいたんですが(自分のブログで「展開させていただいた」もなにもないんですけどね)、もうちょっとわかりやすい解説を思いつきました。

のっちは、Perfume以外の居場所がないんだと思います。こう書くとネガティブなんですけど、そうじゃなくて、Perfume以外ののっちは存在しないという意味で。

あ~ちゃんにしろかしゆかにしろ、Perfumeに青春をかけてきました。それはのっちも同じ。

でも、「青春をかける」というのは「Perfumeでがんばる」という意味だと思うんです。「Perfume以外のことには脇目もふらず」というか。

ただ、のっちは違うと思うんです。「Perfumeでがんばる」「Perfume以外のことには脇目もふらず」というレベルではなく、「Perfumeしかない」という気持ちなんじゃないかと。今Perfumeというものがなくなったら、そこでのっちはいなくいなるくらいのことだと思います。

なんでこんなこと考えてるのかというと、僕の好きな漫画の「おおきく振りかぶって」の主人公、三橋とちょっとだぶったからです。

三橋は、中学時代野球部でいじめというか、仲間はずれになっていました。それは、決してマウンドを降りようとしなかったから。いくら打たれてもマウンドを他人に譲ることがなかった。3年間です。

理事長の孫ということもあり、周囲から「ひいきだ」と言われ続けても、マウンドを降りない。どんなにほかの部員にいじめられようとも、無視されようとも。

その理由を、高校のチームメイト、栄村が想像しています。

長くなりますが引用。


三橋がマウンドにこだわる理由
これは俺の想像だけど
中学時代三橋はたぶん
あからさまにイジメられるってより
徹底的に
無視されていたんじゃ
ないかな
そこに三橋が
居ないみたいに
振るまわれて
透明人間みたいな
気分になって
だけどマウンドでは
ピッチャーが
投げなきゃ
始まらない
マウンドに
立ってる間は
自分がそこに
確実に居るわけだ
マウンド
譲ったら
自分が居なく
なっちゃうんだ
いろんな矛盾とか
自己否定とかで
ガンジガラメに
なって
まっくろな
ダンゴみたいになっても
中学の三橋は
マウンドを
手放せなかった
(おおきく振りかぶって 第9巻より)


のっちは子供の頃から人見知りで、でも歌と踊りが大好き。それを見ていた両親がアクターズスクール広島への入学を許可。隣の福山市から毎日新幹線に乗って小学4年生から通っていました。

これって、よほどじゃないと続けられないですよね。

のっちから、歌と踊りを取ってしまったら、たぶん何も残らないんじゃないでしょうか。それこそ「ステージに立ってる間は自分がそこに確実に居るわけだ」です。少なくとも、彼女のなかにはそんな気持ちがあるんだと思います。

もちろん、あ~ちゃんもかしゆかもPerfumeに賭ける思いは強いと思います。でも、のっちはちょっと違うんじゃないかと。Perfumeでがんばるなんてことじゃなくて、Perfumeがなかったらのっちはこの世からいなくなってしまうんではないかとすら思ってしまうんです。

こんなの、ただの僕の妄想ですし、それこそ「面倒くさい」という感じなんですけど、深く考えれば考えるほど、のっちとPerfumeって同じなんじゃないかと思うんですよね。

別に「のっちかわいいぜ」でも「かしゆかJK!」でも「あ~ちゃん神」でもいいんですけどね。なんか、Perfumeに関してはいろいろ考えてしまうのです。ああ、面倒くさい(笑)。





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