元病院指定取り消し相当 札幌、入院料不正請求
2011年9月14日 提供:共同通信社
北海道厚生局は13日、入院料を不正請求したなどとして、札幌市の元医療法人社団「鶴癒会(かくゆかい)新川病院」が保険医療機関の指定取り消しに相当すると発表した。2010年12月に民事再生法適用を申請、今年8月に別の医療法人に継承されたため、実質的な効果はない。
厚生局によると、病院の平面図を改ざんし患者1人当たりの病棟床面積を増やして特殊疾患病棟入院料約1億3千万円を請求したほか、医師が自身の診療の診察料などを不正請求した。こうした手続きで10年2月~11年1月の間に約1億4千万円を受給していた。