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致死量3人分…筋弛緩剤紛失、千葉の病院で

2011-09-15 | 医科歯科ニュース

致死量3人分…筋弛緩剤紛失、千葉の病院で

2011年9月14日   提供:読売新聞

 

 

 

 国立病院機構千葉医療センター(千葉市中央区)は13日、手術時の麻酔薬に使われる筋弛緩(しかん)剤「エスラックス」(液体、5ミリ・リットル)が入ったガラス瓶1本を紛失したと発表した。

 薬事法上の毒薬で、成人3人分の致死量に相当する。

 発表によると、今月1日午後6時半頃、同センターの手術室ナースステーションで、看護師が1日1回行う冷蔵保管庫内の点検をしたところ、未使用のガラス瓶が1本足りないことに気がついたという。センターは2日、千葉中央署に遺失届を提出した。

 保管庫には鍵が付いており、毎日夕方、数を確認後に施錠しているが、朝には解錠し、日中は鍵が開いていた。ナースステーションは医師や看護師が常時、複数おり、ほかの薬とともにゴミ袋に誤って捨てられた可能性もあるという。

 紛失後、日中も保管庫を施錠し、使用の際に本数や使用者名を記録する対策を取っている。

 


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