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【Office シリーズ】文字列を取り出す関数の使い方(LEFT,RIGHT,MID)

2022-12-08 12:00:00 | office2021
文字列の左から指定した文字数の文字を取り出します  

 レフト

=LEFT(文字列,[文字数])

 文字数を省略すると1を指定したことになります(1の時は省略できる)。

問題1:下記の住所の左から「鹿児島県」と「kagoshimaken」を取り出しなさい


問題1の解答例

取り出したい文字列「鹿児島県」は B3 セルの文字列の左から4文字ですので、数式は =LEFT(B3,4) とします。

4行目は「kagoshimaken」は B4 セルの文字列の左から 12文字ですので、数式は =LEFT(B4,12) とします。



関数の引数を使う場合は文字列に元の文字列が入力されているセル B3 を指定します。

文字数には取り出す文字の数 4 を指定します。



3行目は漢字(全角文字、2バイト文字)、4行目はアルファベット(半角文字、1バイト文字)が入力されています。

取り出されているのは全角文字と半角文字の違いには関係なく(バイト数には関係なく)、同じ数の文字、4文字が取り出されています。

ここが、LEFTB と異なるところです。


FIND関数、SEARCH関数で文字列を検索する:Excel関数 問題4の解答例

2022-12-08 11:00:00 | office2021 プロダクトキー
問題4:SEACH関数を使って、B列のサイズをC,D列に書き出しなさい。



問題4の解答例

B列のサイズの区切り文字は *(アスタリスク)が使われています。

このアスタリスクはワイルドカードにも使われている文字なので、特殊な検索が必要になります。

*を検索するには、アスタリスクの前にチルダを付けて ~* とします。数式は SEARCH("~*",B2) とします。



文字列が開始位置から何バイト目にあるかを返します   
 
サーチ ビー

=SEARCHB(検索文字列,対象,開始位置)

  (注) 英字の大文字と小文字を区別できませんが、ワイルドカード文字を使用できます。

SEARCH関数が文字数で文字位置を求めるのに対し、SEARCHB関数はバイト数で求めます。

検索文字を変えて、SEARCH関数とSEARCHB関数とで返る値の違いを下図に示しています。

D2セルの数式は =SEARCH(C2,$B$2) 、E2セルの数式は =SEARCHB(C2,$B$2) としています。




FIND関数、SEARCH関数で文字列を検索する:Excel関数 問題3の解答例

2022-12-08 10:00:00 | office2021
問題3:SEACH関数を使って、B列のサイズ(数値)をC,D列に書き出しなさい。



問題3の解答例

B列のサイズの区切る文字 ×の位置を探すには SEARCH("×",B2) とします。

前の数値は左から ×の前までを取り出せばよいので、=LEFT(B2,SEARCH("×",B2)-1) としました。

後ろの数字は ×の次の位置から最後までを取り出せばよいので、 =MID(B2,SEARCH("×",B2)+1,LEN(B2)) としました。

取り出す文字の数は数えてもよいのですが、文字列と同じ数を指定するのが楽なので、LEN(B2) としています。



なお、この数式で求めた結果は文字列になっています。

数値に直すには =LEFT(B2,SEARCH("×",B2)-1)*1 のように乗算をすると、Excelが数値に変換してくれます。

または、=VALUE(LEFT(B2,SEARCH("×",B2)-1)) のようにVALUE関数を使います。