埼玉発、研修講師のつぶやき~マナー・食・文化・四季折々~

埼玉を元気にするため地域限定で活動する研修講師が感じたマナー・食・文化のことなどを折に触れ発信します

暑さ寒さも彼岸まで?

2010-09-23 | 行事・歳時記
記録続きの猛暑もようやく収束のようです。昨日は、最後の一押しという感じで猛暑日を更新しましたが、今日はうって変わって朝から雨模様、気温差二ケタだそうです、ブルッ。それどころか、ゴロゴロ雷まで鳴っています一体どうなっているのでしょう今年のお天気は。
今日は、お彼岸のお中日(おちゅうにち)―最近はこういう言い方をする人も減ってきたと思いますが―秋分の日です。まさに「暑さ寒さも彼岸まで」を地でいった様なお天気になりました。炎天下のお墓参りは辛いので、涼しくなって嬉しいのですが、生憎の雨では、お墓参りにもいけません。今日から3日間雨のようですから、お墓参りはギリギリお彼岸の明けの日曜日にしましょうか。

お墓参りに限らず、生活習慣や季節の行事などは、親から子へと伝えられていくもので、小さい頃から、自然に生活の中で身につくものです。ですから、親が先祖供養をしていないと、その子供は、分からないし、感覚的にその気にならない。これは年齢には関係ないと思います。結局お墓は荒れ放題、その子の親が亡くなっても、多分お墓には足が向かないでしょう。
その点、地方における旧い家族制度もある意味では良いことかも知れませんね。田舎の親戚づきあいが煩わしいという場合もあるでしょうが、少なくとも無縁仏や、今話題の「消えた高齢者」のようなことはないでしょう。と、都会育ちの私が簡単に言うのもどうかと思いますが。

勿論、お墓に行くだけが供養ではないですから、日々の生活の中で、折にふれ先祖に感謝、朝日に向かって感謝など、何でも良いのですが、要は心の問題ではないでしょうか。そこで年に2度のお彼岸に、改めて考える機会にしましょうということです。
最近は、遠隔地の人などのために、墓参代理業が大繁盛だそうです。ご先祖様もビックリですか。