埼玉発、研修講師のつぶやき~マナー・食・文化・四季折々~

埼玉を元気にするため地域限定で活動する研修講師が感じたマナー・食・文化のことなどを折に触れ発信します

初金木犀

2010-10-10 | 行事・歳時記
季節の移ろいを感じる瞬間は色々ありますが、
嗅覚に訴えるものって、大きいような気がします。

ある朝、玄関を開けたとたん、そこはかとなく漂って来る金木犀の香り。
初雪、初霜、初氷など、初とつくものは数あれど、初金木犀なんて言わないですが・・・、
この季節、金木犀の香りに、あぁもうそんな季節なんだなぁとしみじみ思います。

そんな訳で、この朝、新聞を取りに行った時が、私にとっての初金木犀でした。

今の時期、街中どこに行っても金木犀の香りで一杯。
深い緑の葉の中に、オレンジ色の細かい花が見え隠れする様子を目にします。
10月に入っても、まだまだ夏日があったりしますが、そろそろ本格的な秋の訪れを感じる今日この頃です。

10月1日

2010-10-01 | 行事・歳時記
早いもので、今日から10月。10月、神無月、衣替え・・・
4月と同じように区切りになる月で、値上がり値下がりや、様々なことが新しくなるというニュースが盛りだくさんです。その中でも特に煙草の値上がりの話で連日もちきりでした。
ちなみに神無月と言うのは、全国の神様が出雲大社に集合するため留守になるからで、逆に出雲では神在月と言われています。

そして、10月1日はピンクリボンの日。10月は乳がん月間で、東京タワーがピンクにライトアップされたり、全国で様々な検診啓発イベントが行われます。

今や二人に一人はがんになる時代。外をフラフラ歩いていて交通事故にあうより確率は高いのです。風邪やインフルエンザと違って、注意して予防できるものではないので、何より「早期発見早期治療」のひと言に尽きます。
これは全てのがんに共通しますが、特に乳がんは、ごく早期に発見できれば、信じられないくらいに治療が簡単で、回復が早く、ほぼ100%近く完治します。アグネスチャンさんや山田邦子さんを見てもお解かりですよね、ですから、是非進んで検診を受けてほしいものです。
昔は「がん」と言うと不治の病、イコール死というイメージでしたが、いまや早期に発見して切れば治るというのが常識です。私の周りにも、胃がん・乳がん・子宮がん・肺がん・膀胱がん、その他がんを患った人がたくさんいますが、みんなピンピンしています。ですから私はがんに対しての恐怖感が全くないのです。一生食べたい物を我慢する内科治療の慢性疾患のほうが余程ツライでしょう。それでも一方では、がんで亡くなる人がまだまだ多いのは事実で、非常に残念なことです。

ピンクリボン運動が、すっかり有名になり、やることも派手なので、他の学会がやきもちを焼きそうですが、子宮頸がんは「ティール&ホワイトリボン」前立腺がんは「ブルークローバー」など、それぞれのシンボルマークがあります。全てのがんの撲滅を目指して、地道な活動が行われています。
皆さん、自分だけは大丈夫と思わず、ある程度の年齢になったら、しっかり検診を受けましょう。

暑さ寒さも彼岸まで?

2010-09-23 | 行事・歳時記
記録続きの猛暑もようやく収束のようです。昨日は、最後の一押しという感じで猛暑日を更新しましたが、今日はうって変わって朝から雨模様、気温差二ケタだそうです、ブルッ。それどころか、ゴロゴロ雷まで鳴っています一体どうなっているのでしょう今年のお天気は。
今日は、お彼岸のお中日(おちゅうにち)―最近はこういう言い方をする人も減ってきたと思いますが―秋分の日です。まさに「暑さ寒さも彼岸まで」を地でいった様なお天気になりました。炎天下のお墓参りは辛いので、涼しくなって嬉しいのですが、生憎の雨では、お墓参りにもいけません。今日から3日間雨のようですから、お墓参りはギリギリお彼岸の明けの日曜日にしましょうか。

お墓参りに限らず、生活習慣や季節の行事などは、親から子へと伝えられていくもので、小さい頃から、自然に生活の中で身につくものです。ですから、親が先祖供養をしていないと、その子供は、分からないし、感覚的にその気にならない。これは年齢には関係ないと思います。結局お墓は荒れ放題、その子の親が亡くなっても、多分お墓には足が向かないでしょう。
その点、地方における旧い家族制度もある意味では良いことかも知れませんね。田舎の親戚づきあいが煩わしいという場合もあるでしょうが、少なくとも無縁仏や、今話題の「消えた高齢者」のようなことはないでしょう。と、都会育ちの私が簡単に言うのもどうかと思いますが。

勿論、お墓に行くだけが供養ではないですから、日々の生活の中で、折にふれ先祖に感謝、朝日に向かって感謝など、何でも良いのですが、要は心の問題ではないでしょうか。そこで年に2度のお彼岸に、改めて考える機会にしましょうということです。
最近は、遠隔地の人などのために、墓参代理業が大繁盛だそうです。ご先祖様もビックリですか。

今日はビジネスブログ活用セミナー

2010-07-20 | 講演・セミナー・異業種交流等
今日は朝から一日びっしりビジネスブログのセミナーです。研修会場は埼玉県男女共同参画センター通称ウィズユーさいたまです。
現在、ブログ利用者は大変な数に上りますが、日頃漠然と思いつくまま書きたい事を書いている方も多いのではないでしょうか。何を隠そうこの私も・・・。
今日のセミナーでは、趣味でやっているブログと異なり、ビジネスに活用するためのブログには、どのようなことが大切かを親切丁寧に教えていただいております。
「へぇ~」「なるほど!」の連続で、IT音痴の私には本当に勉強になります。

専門技術が集結

2010-06-14 | 日記
今、我が家は大変なことになっています。床を剥がしてのリフォーム工事の真っ最中です。
そもそも、2年ほど前の冬、突然ガスのシステムにエラーがでました。給湯も床暖房もエアコンも全てが機能停止。なぜか寒い冬に限って、こういうことに・・・

結局床暖房が漏水しているのではと言うことになり、東京ガス、ガス工事業者、建築を担当したハウスメーカー、皆でよってたかって2年越しで調べたのですが、漏水場所が特定できません。いよいよ今年の春、最終手段としてフローリングを剥がして見ることになりました。一同注目の中、ジャ~ン、床材の下からは、温水パイプに見事命中した釘が・・・大工さ~んったら

20年近く前のことですが、当時はまだ今のように床暖房が普及していなくて、「床下を水が流れるなんて大丈夫?」「夏は水抜くの?水が腐らない?」等々心配しましたが、実際に使ってみると本当に快適で、私はガス会社の回し者のように、皆にお奨めしていました。
あー、そなのにそれなのに、やっぱりこういうことになっちゃった。

という訳で、床暖房とフローリングの張替え工事をすることに。
新築ほどではないですが、色々な職方さんが出入りしていて、それはもう専門技術に感心の連続です。
筆頭は、現場を一人で仕切って、黙々と床工事をしている大工さん。リフォームどころか、今は新築も一人の大工さんでやってしまうそうです。大工さんが剥がした床に、ガス工事の人が床暖パネルを丁寧に敷いていき、その上からまた大工さんがフローリングを寸分違わず見事に張っていきます。今はなかなか本格的な仕事の出来る大工さんが少ないそうです。特殊な工具や機械を駆使して自慢の腕を揮ってくださっています。電気とガスはかなり若い方々でした。頼もしいぞ、若者たち
最後はクロスの張替えです。新築の時も思ったのですが、特にクロスは仕上がりに腕が出ますので、その見事な仕事ぶりには感心します。

経済状況がこのような中、新築着工件数は減っていますが、リフォーム需要は多いとか、お忙しいそうで何よりです。頑張れ、ニッポン。手に職があると強いゾ

気になる日本語

2010-05-14 | 言葉
近年の日本語の乱れについては、改めて申し上げるまでもなく、既にあちらこちらで議論されていますが・・・

世の中には、おかしな言い方をするなぁ、と思うことがしばしばあります。
今朝も、洗濯の仕方を説明するのに、「洗ってあげる」「こすってあげる」と洗濯物に対して、全て「~してあげる」という言い方をしている人がいました。
他にも、よく料理番組で、有名シェフなどが料理方法の説明の際に「~してあげる」と言っているのを聞きます。これ材料に対してですよ。そんな時私はいつも???優しいのねって

「炒めてあげる」「軽く混ぜてあげる」「焼き色を見てあげる」エトセトラ・・・エッエ~?「襟汚れをこすってあげる」「手で洗ってあげる」エトセトラ・・・エッエ~?
日々こんな繰り返しです。
あっ、それから、美容関係でもそうでした。「手で押さえてあげる」「そっと拭いてあげる」(これお顔に対してですね)等々。

最近特に目を覆うものがありますが、以前からよく問題視されていたものとして、「犬にエサをあげる」「植木に水をあげる」などがあります。動物には「エサをやる」植木には「水をやる」と言うのが正しいということです。が、いまやペットは家族同然、また、美しいご婦人が「~をやる」と言うのは、やや乱暴と感じるのは致しかたないかなとも思われます。

言葉は、使う人が多ければ、年月を経て、それが標準になるとも言われます。ペットや植木については、もはや自然に使っている人のほうが多いでしょうが、洗濯物や食材には・・・止めませんか?

 

新入社員研修

2010-05-13 | 講演・セミナー・異業種交流等
4月中は、連日新入社員研修で県内を東奔西走いたしました。就職超氷河期を勝ち抜いただけあって、今年の新入社員の皆様は、どちらに伺ってもとても意欲的でした。
表情、反応、発言内容、質問の有無などから、受講生の研修に対する取り組み姿勢が見て取れます。皆様とても前向きでアクティブでしたよ

経営者が熱心でいらっしゃるのでしょうか、時々、別の団体で重複して受けられる方がいらっしゃいます。例えば、法人会と商工会、中小企業振興公社と別団体、商工会議所と別団体などです。新入社員向け基礎ビジネスマナー研修は、基礎中の基礎ですから、毎回内容が著しく違うということはありません。ですから、こちらも少しでもバリエーションを持たせて、目新しく感じていただくような工夫を心掛けております。「あ、この先生また同じこと言ってる」な~んて言われないよう常に抽斗を増やしていないと

年々、年齢が開いていくのは仕方がないことですが、フレッシュな新人から吸収するものも多く、毎回新しい発見もあり、こちらも勉強させていただいております。

ゴールデンウィークで、ホッとひと休み。後半戦が始まりました。5月は、比較的年齢層の高い方々や、専門職向けのものが多く、また違った切り口の研修になりそうです。

日々勉強。日々反省。日々感謝です。

乳がん市民フォーラムinさいたま

2010-05-07 | 講演・セミナー・異業種交流等
いまや男性の2人に1人、女性の3人に1人ががんに罹る時代、日本人の平均寿命が伸びる中で、がんに罹るリスクは年々増えています。しかし、ご存知のように、がんはもはや不治の病ではなく、完治する病気になりました。それには、何と言っても早期発見早期治療が重要です。女性のがんで一番多い乳がんは20人に1人(解り易く言うと1クラスの女子のうち1人)が罹患することになりますが、特に乳がんは早期に発見すれば、ほぼ100%に近く治るといわれています。

そんな乳がん治療の最前線で活躍する素晴らしい医師のグループが、ここ埼玉県にあります。県内主要病院の乳腺外科医、乳腺腫瘍内科医等を中心とした「NPO法人埼玉乳がん臨床研究グループ(SBCCSG)」です.
先生方は激務の中、夜間や休日を使って、症例検討会、多施設臨床研究、乳がん無料相談会など、患者の命を救うべく病院間の垣根を越えて協力、活動をなさっています。その代表的な活動のひとつに、乳がん検診の啓蒙と患者に対する最新の情報提供のための「乳がん市民フォーラム」があります。

今年で9回目を数えるこのフォーラムは、毎年春、県内各地持ち回りで行われていますが、本年は、5月9日(日)13時から、大宮ソニックシティー大ホールで開催されます。是非ご家族お友達お誘い合わせの上、ご参加ください。事前申し込み不要です。

もったいな~い

2010-04-12 | 
世の中の奥様方には驚かされることがよくありますが・・・。今朝、はなまるマーケットで、春ニラの特集をやっていました。
ニラの栄養価や料理法などについてなど、いつものように耳寄り情報をレポートしていたのですが、そこでビック街の奥様方に聞きました「ニラをどこから切るか」何と!あの束ねてあるテープより上でバッサリ切る人、テープのすぐ下あたりで切る人が続出でした。モッタイナイ(これ世界で通用する日本語)

そこで、栄養面のお話があり、軸の方には、葉の部分よりアリシンが豊富で、特に細かく切ると栄養成分が有効に取れる云々。先はホンの少し切り落とすだけにしましょうね。
栄養もさることながら、全体の三分の一近くを捨ててしまう奥様方に唖然としました。
これは、エノキダケやシイタケ等にも言える事ではないでしょうか。
ちなみに、シイタケの軸はお捨てになっていないでしょうね?シイタケは軸の先のいしづきの部分だけ切り落として、軸は縦に手で裂いて使いましょう。よいお出汁が出ますよ。
若い女性が料理をする際、軸を迷わずスパッと切り捨て、それを見ていた男性が「こんな女性とは絶対に結婚しないと思った」という話もあります。それは賢明な選択ですと申し上げたいです。皆様、食材は大切に使い切りましょう。

春爛漫

2010-04-11 | 日記
今年の桜も、この週末がいよいよ見納め。「三日見ぬ間の桜」と言いますが、例年に比べ、寒い日が多かったせいか、今年は花期が長かったですね。桜は満開の頃になると、葉が出てくるので、本来は7~8分咲きがキレイといわれます。先週、研修で長瀞に行って参りましたが、丁度見頃でした。長瀞の通り抜けの桜は、木が低いので、本当に手が届きそうな花のトンネルで、うっとりするほどきれいです。(ですから車高の高いバスは通行禁止)毎年桜の時季の研修で、楽しみにしています。来週からライトアップが始まります。

桜の季節になると、つくづく「やっぱり日本人は富士と桜だねぇ」と思います。梅は一本をじっと見るのもキレイですが、桜は本数がまとまっているのがキレイ。(梅林ってあまりパッとしないですよね)
桜の林の中にいると、体がピンクに染まるようですが、毎年この時季になると、西行の「願わくば花の下にて春死なんこの如月の望月の頃」という歌を思い出します。私の一番好きな歌で、桜は人を狂わすというのが何だか解る気がしませんか

さて染井吉野に続いて枝垂桜の出番です。我が家の庭でも、ポツンポツンと開花し始めたと思ったら、この暖かさであっと言う間に・・・。これだから桜の季節は落ち着きません。「世の中に絶えて桜のなかりせば春の心はのどけからまし」ってね。