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“ 嵐が吹き消した 恵みのろうそくを 再び取り上げ、それに新しい明かりを灯さなければならぬ。” 教皇ヨハネ二十三世

八十六年の怨恨

2005-05-04 23:49:54 | Essay
八十六年前、日本が提出した対華二十一ケ条に対して行われた、五・四運動。のちに、日華事変へと突入するわけですが、八十六年間という長の歳月に鬱積した中国の人々の恨みが最近噴出しているように思います。
「日本鬼子」と蔑まれた先の大戦、あれから長い年月が経ちましたが日本はまだまだ異質の国家なのかもしれません。
小泉首相は、靖国に公式参拝を繰り返すし、正面きっての謝罪はまだまだ不十分だし。
誤りを認めるのは、国として、宰相として、器量をあげることにもなると思うのですが・・・。

今日、大規模な反日デモがなかったのが、むしろ驚きです。
私は、中国の人たちはもっと怒ってよいと思うのです。日本は、かつてそれだけのことをしでかして、それを清算しきっていないのですから・・・清算しきれるとも思えませんが。
過つは人の常。過ちを弾劾すること、それ自体はとても大事なことだと思うのです。
ただ、節度と理性を保つことが肝心でしょうが・・・。
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