20 なぜ甲状腺肥大は起こるのか？

甲状腺の働きは、下垂体から分泌される「甲状腺刺激ホルモン」によって調節されています。この甲状腺刺激ホルモンは、甲状腺ホルモンのサイロキシンを分泌し、産生を抑制します。甲状腺は、体の組織に二つある脈管腺の内の一つ。脈管というのは、水、血液、リンパ液を運ぶ血管で満たされている器官を指します。血液の一滴一滴が水やリンパ液の含有物と共に、生涯にわたり15分間隔で甲状腺を通っていることを考えると、非常に重要だと言えるでしょう。血液型以内を流れている間に不純物が甲状腺に蓄積されると、甲状腺が肥大するおそれがあります。この症状は通常、「甲状腺腫」と呼ばれています。

　甲状腺は肥大もすれば、萎縮もする。

眼球突出性甲状腺腫は中毒性の甲状腺腫で、甲状腺の機能が異常に活発になった(甲状腺機能亢進症)事が原因で引き起こされるものです。この病気に罹ると、子供も成人も体重が減少し、神経が過敏になり、眼球が突出します。これとは反対に、甲状腺機能の低下によって起きるのがクレチン症です。甲状腺ホルモンの分泌が不十分な子供に見られる知的障害や発育障害です。
成人の場合は、甲状腺の機能が低下すると、心身の活力が大きく失われ、体重の増加や抜け毛といった症状がしばしば現れます。
甲状腺の神経支配は、脳領域から行われます。この為、水や血液が多くの不純物を運び、甲状腺の脈管系にそれらが過剰に蓄積すると、厄介な事態になってしまいます。

　全てが蒸留水を飲むようにといっている。

血量は全部で５㍑ほどですが、２４時間に１００回ほど甲状腺を通って流れているナイナイの水分の量がどれくらいかは解りません。したがって、悪影響を及ぼすおそれのある食品や飲料を口にする前に、もう一度考えてみてください。口に入れるものには気を配るに越したことはありません。
　副腎は２つの腎臓それぞれの上部にある被膜で、恐らく身体の中で最も多量にホルモンを産生している器官でしょう。副腎が分泌、産生しているホルモンは、約４８種類に及んでいます。


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