ぬる鑑

                     ぢゃ、ぬる鑑で。

石橋を叩いても

2011-04-26 05:49:49 | 不動産鑑定
本日の天気は

われわれ不動産鑑定士は、目視にて可能な物的確認の他、一見してはわからない地下部分の状態をも、その土地や建物の過去の経緯を示す資料やサンプリング調査、はたまた埋蔵文化財包蔵地の指定区域図などを参考に、ある程度想像しながら一つ一つ確認し、そして最終的に確定する作業を行います。

とくに、昨今は環境面やコスト面からの見かたが重要度を増してきておりますので、安易に物的確認・確定作業を行って、後で手痛いしっぺ返しを食らうことも少なくないです。

先般も、大阪市北区に在る阪急百貨店梅田本店地下に、構造につきやや不明瞭な過去の建造物が残っているため、建て替え工期が遅れ、1年ほど開業がズレ込む可能性が出てきた、なーんちゅーニュースが出ておりました。

遅れれば遅れるほど、他のライバル店の開業・増床競争にて不利になるばかりか、金利や工事原価も増す等、予算の修正やコスト面からのデメリットがのしかかってまいります。

どーしたって想像するには限界がございますが、こーした事案を参考に、リスクとしてどの程度のレベルが考えられるのか、とか、そもそもの把握の仕方をどーすべきなのか、などの対応策だけは前もって練ることは可能になります。

詳しいことはわかりませんけど、発表内容を見る限り、今回の件は少々甘い判断の元に仕事が進捗しちゃったよーな、そんな気配を感じます。

すべての事案でヤってしまうのは、これまた問題かと思いますが、バランス感覚を前提に、時には

「石橋を叩いても渡らない」

的な行動・思考、そして勇気も必要だなー、などとね、感じました。

※※※※※※※※※※※※※※※※※※

ただ今、着うた配信中

あらびき団出演時の「死んじゃう」
弊社の「オークリサーチ社歌」and more

↓こちらのQRコードからGO



※※※※※※※※※※※※※※※※※※


さらに、FC2ブログランキングに参加中

1押し「ポチ」っとおねがいいたします

↓↓↓↓↓↓

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする