功山寺決起

青山繁晴事務所から自由民主党の党員になりました。(2020年)

党本部で拉致問題対策本部(2023/08/25)

2023-08-26 21:50:00 | On the Road
▼国会は閉会中ですが、国会議員の大半が地元を回るお盆も過ぎ、自由民主党の本部では部会も増えてきました。
 ちなみに、わたしは後援会を作らず後援会長も置かず地元も作らず選挙活動も ( 国政選挙が公示されない限りは ) しないので、お盆も国会に出ていました。
 与野党を問わず国会議員の居ない国会・議員会館であっても、行政官 ( 官僚 ) はお盆も交代で仕事を続けているし、世界はお盆も何もなく絶え間なく動いているので、行政官との腰を据えた議論をはじめ議員としてやるべき仕事、できる仕事は山のようにあります。

怒りは抑え、抑えて発言する

怒りは抑え、抑えて発言する

青山繁晴の道すがらエッセイ/On the Road

青山繁晴の道すがらエッセイ/On the Road


▼きのう8月25日金曜は、党本部で拉致問題対策本部が開かれました。
 出席議員が多いと、自分の発言をなるべく短くするよう心がけます。他の議員も全員、主権者の投票によってここへ来ているのですから、通常1時間の限られた部会の時間に、発言したい議員はすべて発言できるようにせねばなりません。
 ただ、短くすればそれでいいのではなく、答弁する政府側、互いの発言を聴いている議員、それから雛壇 ( ひなだん ) に並ぶ部会役員の議員のいずれにも充分な説得力を持つまでには、発言内容を深めることも同時にたいせつです。

 きのうはまだ出席議員は多くなかったですから、ある程度、余裕を持って発言し、政府に問いました。
 答弁ぶりは・・・惨憺たるものでした。
 拉致被害者とそのご家族のために、また日本国と日本国民の尊厳のためにも、すこしでもポジティブな要素を見いだそうとしました。




▼みなさん、動画の「青山繁晴チャンネル☆ぼくらの国会」でも、拉致事件を取り上げると、視る人はあまり多くないのです。
 拉致事件に主権者・日本国民の関心が薄れたということは絶対にありません。
 動かないことへの静かな怒りでしょう。

 視る人が多くなくても、次の動画収録で、昨日の拉致問題対策本部におけるわたしと政府のやり取りを話そうと考えています。
 先日、拉致被害者の有本恵子さんのお父さま、有本明弘さん95歳が、車椅子で議員会館の青山繁晴事務所へ訪ねてこられました。
 有本さんとは、その地元・神戸でお目にかかっています。
 この日は、拉致被害者の横田めぐみさんのお母さま、横田早紀江さんと対談されるために上京され、そのあと、わたしの所へ寄られたのでした。
 生まれた瞬間から、慈しんできた愛娘が、20代で北朝鮮に理不尽に奪われる。それを国が取り返せないで数十年が過ぎる。
 内なる怒り、悲しみはどれほどに深いでしょうか。
 明弘さんは、いつもと変わらない表情で、この日も語ってくださいました。
 このご家族のためにも、動画で拉致問題対策本部での質疑を明らかにします。

▼その動画はゆうべも、新しい放送をアップしています。
 メディアがこぞって絶讃し、党内でも批判、疑問の提示を控える雰囲気のある日米韓の首脳会談について、問うべきを真っ直ぐに問うています
 これです。






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やや不穏な雲がかかり、その斜め上方には蒼穹(2023/08/25)

2023-08-26 12:05:00 | On the Road
▼わたしが不肖ながら代表を務める護る会には、たとえば韓国をめぐってわたしと考えの違う議員も居るし、人間の性をめぐってわたしと考えの違う議員も居ます。
 何かが起きる度に、そうした議員を除名しろと、主権者のみなさんの一部から、一部ではあっても嵐のごとく要求が来ます。
 また護る会の存在意義を疑う声も届きます。

 そのすべての要求、声に、きちんと目を通しています。
 同時に、わたしの信念は揺らぐことがありません。
 1ミリといえども揺らぎませぬ。
 護る会は、違いによって分解する弱き集団ではなく、一致点を探すための、これまでにない議員集団です。

 だからこそ会の創建時から、三本柱を掲げています。
 その三本柱 ( 天皇陛下のご存在を父系一系で護り抜く、外国のスパイ活動を阻む法体系を創る、中韓をはじめ外国に国土を侵食されることを防ぐ ) をめぐっても、88人に及ぶ参加議員がすべてのニュアンスまで一致しているわけではないと考えます。
 むしろその方が、古代からオリジナルな民主主義を持つ日本の国会議員として健やかだとも、常に、考えています。
 独裁者によって一色に染められたことが無い、それが祖国の個性と誇りのひとつですから。
 かつて日本を占領し現憲法の原案を国際法に違背する強権によって作ったGHQには、そこが分かりませんでした。その分からず屋の置いていったものをいまだに後生大事に抱えているのが、現在の日本でもあります。

 護る会の掲げることがなかなか実現しないじゃないかという声も、毎日のように、わたしに届きます。
 その声も、すべて丁寧に読みます。
 しかし、日本は2千数百年の歴史を持つ国です。
 こんな永い歴史があって、物事がさっさと変えられることなどありません。

 アメリカのように日本のわずか10分の1ほどの歴史しかない若い国、未熟な国とは違うのです。ぼくは実際に、アメリカ政府の高官や軍の将軍らに " Your country is immature. " と真っ直ぐに申しています。
 日本人は、敗戦を直接知らないわたしたちではあっても、敗戦後はアメリカナイズされ、戦勝国の未熟な政治、文化、社会に深く食い込まれています。
 世界のすべての国々の個性と歴史を尊重しつつ、わたしたちは、本来のおのれに立ち返らねばなりません。
 そうしないと、壊れゆく世界のなかでのわたしたちの役割も果たせません。

 さっさと変えたい、今すぐ変わらないと我慢できない、その焦燥を克服していくためにも、護る会という新しいあり方を生んだのです。

わたしの不動の信念

わたしの不動の信念

青山繁晴の道すがらエッセイ/On the Road

青山繁晴の道すがらエッセイ/On the Road


▼このちいさなブログは、無条件の公開情報としての、日本国民のみなさんへの発信です。
 無条件の公開ですから、外国の工作員も確実に、見て、分析しています。

 だから限界はあります、いえ、限界を持たねばなりません。だから別途、条件付きの発信も不可欠です。それが、わたしの営為で申せば東京コンフィデンシャル・レポート ( TCR )独立講演会です。
 同時に、こうした無条件の公開情報である発信も必要だし、責務のひとつだという考えは不変です。



 もうひとつの無条件の公開情報である「青山繁晴チャンネル☆ぼくらの国会」 ( これです ) はゆうべも、新しい放送を発信しています。



 きのうは朝5時台にニッポン放送に向かいました。そためには、どんな夜と朝だったかは想像できると思います。
 ふだんの仕事量の上に、ラジオの生放送が早朝に入ると、当然、大きな影響は出ます。
 しかしラジオもまた、無条件の公開情報の提供ですからね。飯田こうちゃんという良心的な勉強家が待つスタジオには、積極的に向かいます。



 したがって動画の収録のときは、芯からの疲労のピーク中のピークでした。わはは。
 だから実に見苦しいツラ、失礼、顔をしていますが、よろしければここをチラ見してください。
 議員会館の青山繁晴事務所で学生インターンを務める若い日本男子、日本女子の弛まぬ努力で続いているショートシリーズも、新しい分をここに並べています。






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ぼくらの国会・第581回(2023/08/24)

2023-08-24 21:39:00 | 青山繁晴チャンネル☆ぼくらの国会








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齋藤健・法務大臣と激論(2023/08/24)

2023-08-24 12:37:16 | On the Road
▼国会はまだ閉会中ですが、国事に休みはありませんから、分刻みの日程です。
 そのあと、外交課題での協議、さらに護る会 ( 日本の尊厳と国益を護る会 ) の高木啓事務局長 ( 衆議院議員・外務政務官 ) の誠意あふれる協力を得て、インディペンデント・クラブ ( IDC ) の有志のみなさんと国会内で意見を交わす場・・・と続きました。

 すると三浦麻未・公設第一秘書から「法務大臣が予定より早く ( 議員会館の青山繁晴事務所に ) 到着されました」という急ぎの連絡が入りました。
 護る会のメンバーでもある齋藤健・法務大臣とかねてから、電話で、入管法改正をめぐる複雑にして重大な問題について議論していました。入管法改正はわたしも賛成して、野党の烈しい反対のなか既に成立しましたが、成立して終わりではありません。
 すると法務大臣は「私が直接、青山さんの事務所を訪ねて、議論したい」と提案されたのです。
 これは政治記者の時代も含めて、今まで一度も見聞きしたことがありません。現職閣僚のほうから、当選わずか2回のいち議員のところにやって来て議論、というのは。

 齋藤健さんの真摯な人柄の表れでもあり、齋藤さんが経産省のキャリア課長、ぼくが民間の専門家だった当時からの長い多様な議論の積み重ねの反映でもあります。

【推敲しました】  激論のあとに友情あり

【推敲しました】  激論のあとに友情あり

青山繁晴の道すがらエッセイ/On the Road

青山繁晴の道すがらエッセイ/On the Road


▼ぼくは自由民主党の政調、それから外務省とも関連の議論を行う考えを申して、今日の議論をいったん、終えました。
 所定の時間をぎりぎりまで使い切りました。
 大臣は次の日程が迫るので当然、すぐに席を立たれたのですが、意外にも、「夜想交叉路」と、その前作である小説「わたしは灰猫」にサインを致してお渡しすることになりました。

 小説を書く国会議員も、まぁ珍しいですが、その小説を積極的に読もうとされる法務大臣、司法大臣というのも、世界に珍しいでしょう。

▼まず「わたしは灰猫」、続いて「夜想交叉路」に手早くサインを致していると、出口秘書が「おふたりとも、こっちを向いてください」。
 激論は激論、友情は友情、思わず破顔一笑の笑顔がおたがい、こぼれたところです。
 高木啓・護る会事務局長を含め、友情を感じる日にもなりました。

「夜想交叉路」は、たとえば、ここにあります。



「わたしは灰猫」は、たとえば、ここです。



▼さて今日8月24日木曜は、午前5時台にニッポン放送に向かわねばなりませぬ。
 ニッポン放送の「飯田浩司のOK ! Cozy up ! 」の生放送に朝6時30分から8時まで参加します。
 聴いてくださるみなさんにとって朝が早すぎるのですが、radiko や YouTube でゆっくり聴くから大丈夫という声を沢山いただきました。ありがたいです。

 もう午前1時半近くになってしまいました。ニッポン放送へ出発するまで、あと4時間ぐらいでしょうか。仕事はまだ終わりません。
 きのうは、会員制レポートの東京コンフィデンシャル・レポート(TCR)の仕上げと配信も行い、自宅に帰ってからは、夜半に別の現職大臣、それから自由民主党首脳陣のひとりと電話で交渉しました。
 いちにちが長いですね。



 ラジオは集中力で乗り切ります。
 ニッポン放送から議員会館の青山繁晴事務所へ入ると、今度は、「青山繁晴チャンネル☆ぼくらの国会」の収録が待っています。
 動画で眠そうな顔になってしまうことは、もう避けられません。しかし、これも集中力で、内容は充実させます。

 ラジオも動画も、無条件の公開情報です。外国の工作員も必ず、チェックしています。そこには徹底的に留意します。同時に、主権者のみなさんに広く、情報を伝えるために、本日も発信にも力を尽くし切ります。
 疲れも、眠気も、へったくれもありませぬ。わはは。






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神宮に正式参拝(2023/08/23)

2023-08-23 07:18:10 | On the Road

祖国よ  わたしたちに立つ秋  (  とき  )  が来ます

祖国よ  わたしたちに立つ秋 ( とき ) が来ます

青山繁晴の道すがらエッセイ/On the Road

青山繁晴の道すがらエッセイ/On the Road

▼無条件の公開情報の発信にも、命を削ってでも、努めています。
 最新分のショート動画を昨夜もアップしています。ここに並んでいます。



▼神宮で同道してくださったお二人の神官は共に、伊勢の皇學館大学の出身です。
 わたしは中高をミッション・スクール ( キリスト教の淳心学院。亡き母がクリスチャンでした。わたし自身はクリスチャンではありません ) で学びましたが、古文の先生が皇學館大学の出身でした。年配の、非常に学識の深い先生でした。このときは皇學館大学というものを知らず、その名称にも驚いたことをよく覚えています。
 神官の養成を担う大学の数少ないひとつである皇學館大学は、ほんらいは国立大学 ( 旧制の官立大学 ) でした。それをGHQによっていったん廃学にされた歴史を持っています。
 わたしは、神宮および靖國神社を国が護持するとともに、皇學館大学を国立大学にすべきだと考えています。

 GHQの頸木 ( くびき ) は今なお、日本を束縛しています。
 ほんとうは、みずから頸木を外さずに居ます。
 祖国を甦らせる道は、急坂です。急な坂がこれからも、いや、これからこそ長く続きます。

 御垣内参拝では、自然石が一面に敷かれた道なき道を歩いて、神前に進みます。
 いくたび参拝を重ねても、歩き易くはありませぬ。内心では苦手に思ってきました。
 このたびの参拝では、あぁ、この試練を知れと仰っているのかと、思い至りました。

 より謙虚に、より大胆に、急坂を登っていく覚悟をこの未明に新たにしています。
 みなさんに、心と体の健康と、よき夜明けがありますように。



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