顧問扇子

常識というメガネで!

決して科学では解明できない能力

2009-02-18 | Weblog
私の大学時代の友人に『霊能者』のような能力を持つ男がいる。

例えば、街を一緒に歩いていると、「この道は危ないから迂回しよう」とか「この店はしばらく行かないほうがいい」などのアドバイスをしてくれるのである。

私にはいわゆる「霊感」というものが全くないため、そういった能力をうらやましく思うのだが、意外なことに、彼自身はその能力に苦悩しているというのである!


彼の言葉を借りると、「見たくないものが見えてしまい、感じたくないものを感じてしまうということは、決して幸せなことではない。その上、他人からの理解も得られず、独りで苦悩することになる。」というのである。




その気持ち、わかる!!






私には彼のような『霊能力』はない。
しかし私は、自分自身の『エロ能力』で苦悩することが時々ある!!




そう…





これっぽっちもエロくないものですら、エロく感じてしまうという能力のため、独りで苦悩しているのである!!





具体的に言うと、以下のような映画のワンシーンからも、エロ要素を無理矢理に感じ取ってしまうのである!!

試しに、私がどの部分にエロ要素を感じたのかを考えてみてほしい。


<例題>



戦争で捕虜になった友人を救出するため、主人公が妻の制止を振り切って戦地に赴くシリアスなシーン


妻:
 「やめて、あなた、行かないで!」

主人公:
 「この救出作戦には、絶対に参加しなくてはならないんだ!」

妻:
 「やめて、この任務はあまりにも危険すぎるわ!!」

主人公:
 「危険なのは百も承知だ!」

妻:
 「それならば、どうして行くの!?」

主人公:
 「あいつにはでかい借りがあるんだ!」
 「だからこそ行かなくちゃならないんだ!」

妻:
 「あなた…」

主人公:
 「愛してるよ…」
 「必ず帰ってくるから心配しないで…」



<終了>





おわかりになっただろうか





一般人なら、特にエロい要素を感じることはなかったかもしれないが、エロ能力者である私は、こんな場面からもエロ要素につまずいてしまったのである!!



それでは解答を発表する




<解答>



「あいつにはでかい借りがあるんだ!」というセリフが、私には「あいつにはでかい『カリ』があるんだ!!」という内容に聞こえる。


そして、そうか、あいつの『カリ』はでかいんだ…という誤った内容で脳にインプットされるのである!!



映画館で超シリアスなシーンにも関わらず、変にエロい解釈をしてしまい、静寂につつまれる映画館の中で笑いそうなのを必死に耐えているとき、私は独りでこの『エロ能力』に苦悩するのである!!