読繋棒

2005年07月15日 | 読んでみました
繋ぎますよ

つか、ミュージックバトンの親戚で
リーディングバトンもあるんだそうな。
まぁ、そんなん言ってたらムービーバトンだろうが
何だろうがあってもオカシク無いんですけどね。

というワケで狭い交友範囲ながらも
「物書きの戯言」のmoegi_suwaさんから
リーディングバトンを頂きましたよ。
ありがたい事ですね。
ハッシと受け取りましたよ。

例によってルールの確認だす。
1.今、部屋の棚に並んでる蔵書の冊数
2.最後に買った本(マンガ)
3.今読んでる本(マンガ)
4.よく読み返す本、または自分にとって特に思い入れのある5冊
5.バトンを渡したい5人

をお題に5人に送ればいいのですね。
がんばりまっす。
というか先に言っておきますが、頑張りすぎます。
最後まで付いて来いよっ!

1.今部屋の棚に並んでる蔵書の冊数
実家には高校までの蔵書がありましたが
実家の引越しのドサクサでホボ壊滅状態に。
さらに大学の時の書籍は入社と同時に
強制キャンセルイベントが発生した結果
0冊からの再出発へ。
さらに2年前の引越しで、本棚に入らない本は捨てるという
呪いをかけられた結果、ブクオフに移住させた書籍200冊

そんなワケで、え~~~と、数えてみました。
小説400冊弱、コミック500冊強、その他の書籍100弱
ってカンジっすね。あ、冊数にするとソコソコ多いみたいです。
単細胞生物並みの増殖力ですね。
一応、本棚には収まっているつもりなのですが
奥様的には、本棚の上はNGだそうで…
つか、その他に奥様の書籍もありますねぇ…
別途数えてみるコトにしましょう。

2.最後に買った本(マンガ)
う~と、どれを最後に買ったのか忘れちゃいましたが
多分、岡嶋二人さんの「クラインの壺」だった気がする…
積読が多いので、買った順番に読んでないし…
しかし「クラインの壺」って何故に今更平積みと思ったら
新潮文庫から講談社に移ったからなんですね。
NHKのドラマで先に見てオチも知っていたのですが
非常に楽しめました。17年前の書籍とは思えませんよ。
NHKドラマと言えば、「六番目の小夜子」の再放送を
見損なったのを非常に後悔してますよ。

ほんでコミックは明智抄さんの「鳥類悲願始末人」と
熱いオトコの「逆境ナイン」を購入ですよ。
「始末人」シリーズも、「クラインの壺」とは別の意味で
頭がオカシクなりそうなオハナシなのですが。
文庫化されたので大喜びで購入ですよ。
つか、生さんまLOVE。
そして「逆境ナイン」。もう二度と手に入らないと
思っていたのに、映画化のオカゲで再販ですよ!
監督は藤岡・セガタ・弘しかありりえないと思っていましたが
校長という事で、監督人事に格段の興味を持っていましたが
ココリコ田中ですか。器用芸人ですな!ヨシ!
つか高校球児なのにキャストの平均年齢が
どう見ても20代後半ですよ。あ、明日夢君がいますね。
というか見ないと!終わっちゃう!
あ、本の紹介忘れてた。
え~と、久々に声出して大笑いしました。
というか男球ですよ!以上

書いてるソバから「ザンス16巻」「西の魔女」
「からくりサーカス」「結界師」を追加で購入。

3.今読んでる本(マンガ)
天童荒太さんの「家族狩り第5部 まだ遠い光」です。
全5部の最終巻です。
家族とはというテーマを中心に、
様々な子供と夫婦の姿をミステリー仕立てで絡ませます。
読ませてくれます。考えさせられます。重いです…。
実はこの小説の構図の裏返すと
滝本竜彦さんの「ネガティブハッピー・チェーンソーエッヂ」に
辿り付く気がします。
両方読んだ人にしか理解してもらえないと思うのですが、
この2つの小説は、嗜好が合わない事この上無いので、
両方を読む人はどれくらいいるのでしょうか?

この本は、奥様の母上様から「読んでみて」と
貸し出してもらったんですよ。
存在は知っていたけど、興味なくて
買わなかったんですが、読んで大当たりです。
前に借りた東野圭吾「白夜行」も大当たりでした。
こちらも「秘密」の人だと思うと、イマイチ
踏み切れませんでしたが、大当たりでした。
最近は東野圭吾に結構ハマってますよ。
読書家が身近にいると、ジャケ買いせずとも
当たりが見つかるので非常に助かります。

コミックは「ONE PIECE」の、ウォーターセブン編も
佳境に入りそうなので読み直しているところです。
なんつーの?自分の心に馬鹿正直な話は好きなのです。
「ダイの大冒険」とか「うしおととら」とか集めなおしましたよ。
連載中のオハナシでは今日購入した「からくりサーカス」とか大好き。
正しく生きたいよね。
「結界師」もいいカンジでイケそうな予感。

4.よく読み返す本、または自分にとって特に思い入れのある5冊
5冊て!5冊ぽっちで何を語れと!というか、難しい…
今回はアシモフ先生とホーガン先生はあえてハズす方向でというか
語りだしたら、終わらんし。

ん~む~、赤川次郎は中学生までの作品は全網羅。
平井和正、菊池秀行は大学卒業までの作品は全網羅。
村上龍とか影山民夫とか清水義範とかもホボ網羅。
北村薫氏、宮部みゆき女史も文庫は全網羅。
その他ちょっとだけ追った作家さん多数。
というか、コレという作家を追い続けちゃうんですよね。
食事は一品ずつ片付けるタイプなのですよ。
そんなカンジなので、偏りがちな作家郡をハズしつつ
バランスよく選別してみました。

っつーワケで1冊目。
栗本薫「エーリアン殺人事件」
栗本薫さんと言えば「グイン・サーガ」「魔界水滸伝」
「伊集院大介」と大物シリーズを持っているのに
ナゼに「エーリアン殺人事件」ですか?という質問も
飛びそうなカンジですが、理由は至極簡単。
産まれて自分で初めて買った小説がコレだから。
1982年の作品ですね。当時10歳ですよ。
つか小学校4年生が買うかな。俺が親だったら嘆くね。
エイリアンもスターウォーズも知らない子供が読んで
何が楽しかったのか不明ですが…
ちなみに同時期に買った本が「SF新世紀レンズマン」
E・E・スミスの「レンズマン」の日本アニメ版です。
多分、ジュブナイルの「銀河パトロール隊」を読んで
非常に面白かった流れで購入したと予想されます。
TV版は流石に手に入らない気がするけど
アニメの映画版くらいは今でも見れるのかな?
ちなみに、レンズマンシリーズは上記アニメノベライズに加えて
初代「銀河パトロール隊」と新約版「銀河パトロール隊」の
系3冊持ってたりします。
個人的には「ファーストレンズマン」が一番好き。
つか「ドラゴン・レンズマン」のウォーゼルは
アニメ版から入った身分としてはショッキングでした。
俺のカッコいいウォーゼルを返せ。
つかこの頃って親が参考書以外の書籍を読むのを許さなかったし
小遣いも貰ってなかったし、塾の昼飯代貯めて買ってましたね。
ケナゲだな。にゅきみ少年

あ、話が逸れ過ぎた。

で、「エーリアン殺人事件」ですが奇跡的に発掘されたので
手元にありますよ。
人格破綻者のオンパレードでオチはそれかよ!
みたいな突っ込みも入れたくなりますが
とにかく面白かったのです。
ちなみに、この小説のオチもSFの名作を
モチーフにしていた事に後年気付きました。
つか、まんまヤオイ本であった事に今気づきました。
今度読み直してみようっと。
中島梓さんのHPっていうのもあるんですね

ほんでもって2冊目。
ジェイムズ・ティプトリー・ジュニア「たったひとつの冴えたやりかた」
短編集なのですが特に表題作の「たったひとつの冴えたやりかた」が
お気に入りです。
初めて読んだ時は、話の残酷さと主人公の
前向きさに鳥肌が立ちました。
この作品も「冷たい方程式」の亜流だと思います。
誰かを船外に捨てるワケではないのですが
あ、ちなみに「冷たい方程式」って言うのは
『密航者は船外廃棄』の原則をいかに守るか
もしくはいかに守らないか、というお題を
SF界に投げかけた秀作です。
SF短編語るなら読んでおく事をオススメします。
ちなみに「冷たい方程式」をモチーフにした作品では
個人的には「カップヌード」っていう話と
「フランケンシュタイン方程式」の話が好きです。
後者は梶尾真治さんだと思うんだけど、
前者は誰が作者なのか不明。
検索してもエロページしか引っかからん

あ、またまた話がそれた。

で、ジェームス・ティプトリー・Jrのお話って
個人的には読みにくいんですよ。
「老いたる…」とか「故郷から…」とか
いまいちノリきれなかったんですよね…
ですが、この短編集は秀逸です。
どの話も読みやすいし、面白いんですよ。
SF入門書としてもオススメなのではないでしょうか?

折り返し地点の3冊目は
アン・マキャフリ「歌う船」
大昔に必読SF3冊でも紹介したのですが
やはりハズせないでしょう
「パーンの竜騎士」「フリーダム」「九星系連盟」と
数あるマキャフリのシリーズの中でも、「歌う船」のシリーズが
一番好きです。クリスタルシンガーは読んでないんだけど。
いや、シリーズで言うなら「竜騎士」なんだけど
単体で評価すると「歌う船」が一番だと思うのです。
頭脳船という言葉はハイスピードジェシーのパオロンを
思い浮かべますが、歌う船の頭脳は人間そのものです。
通常の生活を営めない状態で生まれた人の職業として
頭脳船という職種があるという考え方ですね。
日本ではこの様な形態を表現しようとすると
言葉は悪いけどフリークス的な受け取り方を
しちゃいがちなのですが、バリアフリー先進国というべきか
マキャフリが書くと、普通の女性にしか見えなくなります。

「銀色の恋人」「バーチャルガール」「アンドリュー」と
人間と機械の恋物語は数々ありますが、「歌う船」は
そんな機械臭さを感じさせません。中の人などいないのです。
ん~む~、SFとしても非常に面白いと思います。
是非ご一読ください。

ほんでもって4冊目は
加納朋子「ささらさや」
泣きます。癒されます。
「ななつのこ」「魔法飛行」の頃から平積みは見ていたし、
「ささらさや」に先立って、両方とも購入はしていたのですが
積読スタックに積まれたままになっていました。
結果として店頭でふらりと購入し、丁度前の本を
読み終わったタイミングだったので「ささらさや」を
読み始めました。結果、加納朋子さんの文庫作品を
かたっぱしから集める事となりました。
多分「ななつのこ」を先に読んでいたら、この作家さんを
積極的には買い集めていなかったと思います。
これも縁なんでしょうね。

カテゴリ的には連作ミステリなんですが、
ミステリである事をカンジさせないというか
優しさのみで構成された文章に癒されました。
容赦無い残酷な現実でさえも癒されるという事を
信じさせてくれます。
文庫化されている作品は全部買っちゃいました。
殆どが短編の連作で中篇が2作です。
この人の文章は、短編の連作が非常に読みやすいです。
ん~多くは語らん。というか既に語ってた。

あっという間に最後ですよ。ここまで女性作家で来たら
最後も女性作家でシメたいですよね。
最近は書店でも見かけなくなったけどファンタジーの雄、
タニス・リーとかね。
もしくはタイムラインなんか目じゃないオモシロさの
「500年のトンネル」のスーザン・プライスという
攻め方も考えたのですが、ここは王道で行きます
最後を飾る5冊目は
宮部みゆき「レベル7」
正直、日本人のミステリーは飽きていたというか
趣味じゃないというか、プロット系といえば
列車の時刻表しかないのか?みたいな(言いすぎ)
というか赤川次郎だってミステリ作家ですからね(キケン発言)
オーソドックスな洋モノもあんまり食指が動かず…。
そんなカンジで日本のミステリはね~みたいな
カンジでしたが、出会っちゃいましたよ。
忘れもしない21歳の秋ですよ。12年前ですよ。
学園祭の夜番でテントに泊り込みの時ですね。
どうせ皆遊びに行っちゃうので、一冊持って行こうと思って
平積みを手にとって出会ったのが「レベル7」ですよ。

なんというんですかね?プロット系のミステリなんですよ。
確実に仕組まれているんですよ。でも、人情なんですよ。
それもバタ臭い人情話ではなく、身近な人情話なんですよ。
この人の作品は、登場人物の書き方が上手いんですよね。
今でもこの作品は超えられていないと思いますね。

この人の作品は大きく別けて、現代ミステリー、時代ミステリー
そして超能力モノと大別されると思うのですが、どのカテゴリも
短編、長編問わずに面白いのが恐ろしいです。
特に超能力者を、特別なギフトを授かった人でも
普通の人でもなく、呪われた人、言ってみればフリークス
として扱っているのが非常に興味深いです。
超能力持ってたって、困るよなぁ…ってカンジですよ。

あぁ、上手く語れない…。もどかしい…
とりあえず、宮部みゆきに興味があるなら読んで損無し。

5.バトンをタッチ
懲りもせずバトンを落としそうな勢いで投げつけますよ。うりゃぁ!

読んでいる雑誌は予想が付くけど、読んでいる小説の予想が付かない
「ぷふん…」のいざまんちゃん

読んでいる書籍は予想が付くけど、あえて語りなおして欲しい
「架設weblog」の綾っち

これまた大よその見当は付くので嬉しく裏切って欲しいところな
新婚オメデトさんの「ゆはずの日々こもごも」のゆはず女史

休んでいるのにリクエスト出し続けるのもなんだかな
なのですが気が向いたらオススメを教えて欲しい
「さくら式ドロップス」のさくらさん

そしてイツになったら戻ってくるのかちょっぴり不安な
「Lifeforone」のLifeforoneの人
ってカンジで。長くてスマヌ。げうげう
コメント (8)
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