離れがたかった指宿を後にして、「快速なのはな」に乗り、前日に通過して来た鹿児島市方面へ向かいました。
偶然にも、鹿児島は上海と同じくらいの緯度の例に出されます。上海は緯度が高い割に冬は寒いですが、結構南に位置するのですね。
鹿児島中央駅に到着してすぐ、市電・市バス乗り放題券を購入し、鹿児島市内散策を楽しみました。
↑西郷隆盛像。ここは幕末から明治維新にかけて歴史に名を残した多くの偉人を輩出したすごいところであることを改めて実感。
↑西郷さんの像は、西南戦争の激戦地となり彼が最期を迎えた『城山』の下に建っています。
↑小松帯刀の像。大河ドラマ篤姫で特に印象が強かったです。
↑城山山頂にある展望台からは、鹿児島市街を眼下に鹿児島湾を隔てて桜島を眺めることができます。雄大!綺麗!この景色を好きな時に眺めることができる鹿児島市在住の方が羨ましいです
ああ、長年行きたいと思っていた桜島が、もうすぐそこに!
↑フェリーに乗って、いよいよ桜島に渡ります。
島が段々近づいて来て胸が高鳴りました そして何やら島から発せられるエネルギーのようなものに圧倒されました。
↑とうとう桜島に到着!この島は周囲が約55㎞ありますし、バスもあまり走っていないように見えたので、タクシーの運転手さんに案内をお願いしました。約2時間で桜島を一周してもらうコース。見どころの場所に停まってくれて解説付き、おススメスポットで写真も撮っていただけるおまけつき。とても良い運転手さんでお話も面白くてわかりやすく、見応え十分!お願いしてラッキーでした
↑運転手さんのおかげで、桜島の隅々までゆっくり観ることができましたし、桜島の歴史や島に住む方々の生活についても知ることができました。
ここでまた強烈につまらない余談になりますが、なぜ私が幼稚園の頃から桜島にこだわっていたかという話を・・・
話は40年前に遡ります(遡り過ぎ・・・)。
幼稚園の年少の頃、お遊戯会で「この指超特急」という歌をみんなで合唱しました。1番から10番まである歌詞の中に出てくる、それぞれのご当地名物の絵を、その歌詞のタイミングのところで園児が両手で持って頭の上に掲げる、というパフォーマンスをすることになったのですが、先生の突然のご指名(?)で、私が思いがけず1番の歌詞に出てくる鹿児島の『桜島大根』の絵を掲げる役目を仰せつかったのです。人一倍小さくて頼りない感じの私が大きな大根の絵を両手で思いっきり掲げる訳ですから、今思えば先生はウケを狙ったのでしょう。でも、大好きな先生に指名を受けて嬉しかったのと、幼いなりの責任感(?)もあったのでしょうか、かなり気合を入れて「大きな大根!」の歌詞の部分で、ここだ!とばかりにハリキッて思いっきり両腕を伸ばして、背伸びまでする勢いで桜島大根の絵(先生が書いてくれたその大根の絵は、普通の大根と違ってカブのような形でした。「これが大根?」と少し不思議に思いながらも・・・)を高々と掲げました生まれて初めて味わった達成感?みたいなものを得たその瞬間を何故か今でもはっきりと覚えています。
ただそれだけのことなのですが・・・この詞と曲が何年経っても頭に残り、結局40年間忘れられず、時々頭の中をその歌詞がグルグル回っていました。当時はまだ4歳という幼さだったので、鹿児島がどこにあるのかどころか、どんな字を書くのかさえわからなかった訳ですし、「ちょうとっきゅう」って何?という世界だったのですが、「鹿児島・桜島・大根」というキーワードをずっと頭のどこかに引きずって今日に至った訳です。
こんな歌、知っている方はいらっしゃるでしょうか?NHKの「みんなのうた」で流れたこともあったようですが・・・
↓
「この指超特急」 阪田寛夫 作詞/アメリカ民謡
この指 一番線 鹿児島行きの超特急 ピーポッポッポ桜島 大きな大根
この指 二番線 高知行きの超特急 ピーポッポッポ黒潮に しおふくくじら
この指 三番線 松江行きの超特急 その昔 いなばのうさぎ
この指 四番線 大阪行きの超特急 ピーポッポッポしゅるしゅるしゅ通天閣ご機嫌さん
この指 五番線 京都行きの超特急 ピーポッポッポ鴨川は 綺麗な水どっせ
この指 六番線 名古屋行きの超特急 ピーポッポッポしゃちほこが きらりと見えた
この指 七番線 静岡行きの超特急 ピーポッポッポみかん山 ちゃっきりちゃっきり茶の畑
この指 八番線 青森行きの超特急 ピーポッポッポおいしいよ まっかっかのりんご
この指 九番線 稚内行きの超特急 ピーポッポッポ北の果て にしんがはねた
この指 十番線 月探検のロケット わっぱっぱっぱしゅるしゅるしゅ とんでっちゃってもう見えない
↑そんな訳で、ずっと会いたかった(?)本物の桜島大根とご対面!(でも旬の時期が過ぎているので、今の季節は殆ど採れないそうで 本当はもっと大きくて白くてキレイみたいです。)
↑それでも、やっと会えた大根ちゃんが愛おしくて、ずっと触っていたい気持ちでした。
↑大正3年の大噴火で、火山灰に埋まってしまった黒神町原五社神社の鳥居
高さ3mあった鳥居がここまで埋まり、この黒神地区だけで全687戸が埋没してしまったそうです。当時の村長が爆発の猛威を後世に伝える為、鳥居の発掘の中止を指示し、現在までそのままの形をとどめることになりました。この鳥居は県の文化財に指定されています。
↑9年前の夏に行われた鹿児島市出身の長渕剛オールナイトコンサートを記念して、その跡地に制作されたモニュメント『叫びの肖像』。当時人口4700人の桜島町に、全国から75000人のファンが大集結でそれはもうすごい騒ぎだったとか。会場周辺は現在は整備されて「赤水展望広場」となっています。
ずっと行きたかった桜島・・・念願が叶って本当に良かったです!
道の駅ではお土産も充実。世界最大の大根がある桜島ですが、世界最小のミカン『桜島小ミカン』も実は名物です。道の駅で食べられるソフトクリーム『小ミカンソフト』がとても美味しかったです。
鹿児島市内に戻り、夕方の早い時間から鹿児島郷土グルメを楽しみました。キビナゴ、カンパチなどの魚介類、黒豚、地鶏、鹿児島牛、溶岩焼きetc・・・さつま料理は何を食べても美味しかったです!
そして、是非食べておきたかった名物がコレ
↑天文館むじゃきの『白熊』。地元の人に愛されて60年以上、その美味しさから全国にもファンが多いという有名なかき氷スイーツです。
私はかき氷はあまり好きなほうではないのですが、これは美味しくて魅了されました!雪のようにふわっと削ったかき氷、そしてかけてある練乳の美味しさと染み方が絶妙!何て事はなさそうなフルーツや煮豆、ちょっと懐かしいアンゼリカなどのトッピングなのに不思議と惹かれるものが!夕食後でお腹いっぱいなのに、主人と共にペロリでした。素朴なのだけれど、何ともいえず美味しくてまた食べたくなる・・・そうそう、のっていたプリンも、こうであってほしい、というような懐かしくて優しい味。
今回オーダーしたのは、「プリン白熊」でしたが、代表的な品はプレーンな『白熊』です。他にソフトクリームののった「ソフト白熊」、「ストロベリー白熊」、「チョコレート白熊」などなど・・・そして極めつけは、いも焼酎を使った「焼酎みぞれ」!もう、どれも全部食べてみた~い
こちらのお店、店構えはちょっとレトロだし、知らなければあまり入ろうと思わない感じの外観・・・しかし、夜8時過ぎてもここのスイーツを食べに来るお客さんが絶えません!年齢層も幅広く、熟年のカップル、複数でつるんでやって来るスイーツ男子達、おしゃれ女子から家族連れまで・・・皆さん誰もがこれを食べる時は本当に幸せそうで、お客さんを見ているだけでも私まで幸せな気分になり飽きませんでした。そして店内の壁には長渕など地元出身の有名人はもちろん、全国区の著名人のサインや白熊大好きメッセージがズラリ。やはりよく知られたお店なのですね。寒い季節以外のおやつタイムは行列ができる日も多いとか・・・
昭和22年から地元の人々に愛されている名店。もちろん観光客も楽しませてくれて、二度と忘れることができない思い出を作ってくれます。
ちなみに、カップや袋入りの『白熊』はネット注文で購入できるようです。都内のアンテナショップにも置いてあるようですし、鹿児島ならコンビニなどでも買えるようです。しかし、きっとここで食べるのが一番美味しいでしょうし、このふんわり感はここでしか味わえないのかもしれません。
そうそう、指宿の旅館で売っていたご当地キティちゃんの携帯ストラップにも、『白熊』を食べるキティちゃんがいました(他にも、くまもんや黒豚のかぶり物キティちゃんや犬を連れた西郷さんバージョンや砂蒸し風呂に入っているキティちゃんなど全て九州限定もの)。その時はよくわからなかったけれど、今思えば買ってくれば良かった!
鹿児島市街地は、市電や沢山のバスが走り、思った以上に賑やかで元気な街でした。それでいてどこかホッとするような・・・私の育ったところにも少し似ている感じがしました(鹿児島の街中の方がずっと賑やかで都会ですが)。
鹿児島も、来ていっぺんで好きになりました食いしん坊の私にはたまらない・・・今思い出しても、できれば毎日鹿児島の食べ物を食べまくって暮らしたい・・・そんな欲望が出てきてしまうくらい私には魅力的な街でした。
最後におまけ・・・
↑年甲斐もなく、どうしても欲しくて買ってしまったキティちゃんグッズ『桜島大根バージョン』のミニマグカップ(840円)。毎日使っています。全くの自己満足の世界ですが、桜島大根には長年の思いが詰まっていることもあり、可愛いキティちゃんがその大根を持っている絵を見ているだけで幸せな気分になれます