今日のテーマハーブは「マロウ」&「ネトル」でした。
南フランスが原産地の「マロウ」は、夏の間に日当たりの良い場所で紫やピンク、白などの花を咲かせます。白の「マーシュマロウ」はマシュマロの原料として有名です。
花を利用したハーブティーは、お湯を注いだ直後の鮮やかなブルーから徐々に紫色に変化していく様子は見ていて飽きません。レモンを入れるとピンク色に変わります。この美しい色合いのマロウティーは、美意識の高かったモナコのグレース王妃に愛されたということでも広く知られています。

↑左はお湯を注いだ直後。右は4,5分蒸らした後。まさに昼から夜になったような色の変化。ヨーローッパでは「夜明けのティザーヌ」と云われているそうです。
お味のほうは柔らかくてまろやかで、ほんのり甘味があって・・・でもあまりクセがなくて優しい感じでした。
<マロウの薬効と利用法>
呼吸に働きかけ、粘膜を優しく保護する作用があるので、風邪・のどの痛み・気管支炎・花粉症・たばこの吸い過ぎ・潰瘍・腸炎に。
解毒作用があり、便通を整えるなど整腸作用。便秘によるニキビや肌のくすみ解消など美肌効果も。
ワインビネガーに漬けてマロウワインやマロウビネガーに
お次は「ネトル」。「ミネラル(鉄分・カリウム等)の宝庫」「ビタミンの宝庫」と呼ばれるほど多くの成分を含み、血液をキレイにしてくれて栄養を身体に行き渡らせてくれるハーブです。
血液を浄化し老廃物を出してくれるので、デトックス効果や体質改善が期待できます。女性にオススメのハーブだそうです。
紀元前から利用され、毒蛇に噛まれたりサソリに刺されたときには、ネトルの絞り汁を患部に湿布したり、毒を飲んでしまったときにはネトルを食べて解毒剤にしたそうです。
中世にはネトルから取った繊維で大量の布が作られ、葉や茎は毛糸や布を染める染料になりました。
アンデルセンの童話「白鳥の王子」では、悪い魔女によって白鳥に姿を変えられてしまった王子たちの魔法を解くためにエルザ姫がネトルの繊維を編んでシャツを作ったというお話が出てくるところから、ネトルが悪い毒を解く作用があるという意味を作者が示しているような感じで、当時もネトルの強い薬効が人々に知られていることが伺えます。
↑このお話、私が幼稚園の頃(遥かに昔すぎ
)のお遊戯会で組のみんなで「白鳥の王子」の劇をやったことを妙によく覚えているのですが、劇中の歌やセリフで「イラクサ」という言葉が出てきたことが当時すごく気になっていて、実は今まで潜在意識の中でずっと引っかかっていたのです。何だか痛そうな草の名前。こんな草で編み物をしたエルザ姫は可哀そう・・・と何となく当時思っていました。でも「イラクサ」のことを幼稚園の先生に聞いても親に聞いても答えは返ってこなくて・・・その謎は解けぬまま記憶の奥にしまいこみ今に至ったのです。でも今日で三十数年来の疑問が解けました
「ネトル」の日本語の別名は「セイヨウイラクサ」。生のイラクサは棘があって素手で触るととても痛く、そのことから「イタイイタイ草→イタイ草→イタ草→イラ草」となったそうです(ほんまかいな
)。何はともあれ全ての謎が解けて、何だか感激
ネトルは他にもアレルギーや花粉症の諸症状に効いたり、婦人科系の病気や貧血の予防、母乳の出を良くしたり、関節炎、痛風、リウマチに効くなど・・・多くの効用があります。
恐るべし、セイヨウイラクサの力
今後はネトルを常備してデトックスやアンチエイジング目指して頑張ってみようかな