香港に恋して(旧:にゃんこの日記)

大好きな香港を中心に健康、美容、食べ物、ひと‥何でも綴っていきます

羽田から香港へ

2010-12-09 | 機内にて
12月3日(金)~8日(水)まで三ヵ月半ぶりの香港滞在。
この時期の香港は、街中がクリスマスイルミネーションに飾られ、一年で最も美しいので、
とっても楽しみ。

今回は離発着とも、羽田のJAL便利用。
10月末にオープンした新しい国際線ターミナルは、とても明るく開放感いっぱい。
オープン前後にTV番組で盛んに紹介されていた食堂&ショッピング街も、和を基調にした
オシャレなデザインが、外国人観光客にも好印象間違いなし、といった感じ。

日本もようやく、自国の文化を積極的なアピール材料として使うようになってきたのは喜ばしい限り。
新しく、光溢れるキレイな空間で、何だかとっても嬉しくなって、思わず飛び跳ねてしまったワタシ。。





搭乗したJL027便はキャセイとのコードシェア便のため、香港人CAが普段より多く、私の座席の
担当も、香港人の女性乗務員だった。

今回の香港では、カタコトの広東語を駆使して?香港人となるべく多く交流を持つことが
目標の一つ。出発前から、いつも行くマッサージの先生やエステのおねえさんに伝えたい
セリフも作文し、暗記していた。

だが、機内で突然「そうだ!機内にも香港人いるじゃん!」という当たり前のことに気がつく。これは盲点だった‥。

それまで日本人乗務員に美味しい店など尋ねることはあったが、その際も、香港人乗務員に聞いた
情報を伝えてくれていたので、考えてみたら、自分で直接、地元の人に聞いた方が早し、
絶対オモシロイはず!!

ということで、まず手始め?にミールサービスの際、二つのメニューからどちらがおススメか
広東語で聞いてみることにした。
もちろん、飲み物も広東語でオーダー。


香港人CAおススメ「たいめいけんのビーフストロガノフ」



突然で、ちょっと面食らった感じの乗務員。気のせいか笑顔が少々引きつってるような‥。
短時間のフライトで、素早くミールサービス終わらせたいだろうに、しょっぱなから変なこと言って
時間を取らせてしまったかと心配したが、その後、ホットコーヒーを持って回っていた時、
私には「熱珈琲?」と聞いてくれた!わ、嬉しい!

俄然やる気が出た単純な私は、上の棚のカバンから、広東語のテキストやらノートやらを下ろし、
単語や文法を調べながら(まだまだ初心者なので‥)作文を始めた。

そして、「美味しいお店、特に飲茶・広東料理・甜品」を聞いてみると、いくつかの店を
挙げてくれた。
同時に宿泊予定のホテルを伝えると、「同僚がその地域詳しいからちょっと待って」と言い残し、
しばらく経ってから別な香港人乗務員が、いくつかの店舗名を書いたメモを持ってきてくれた。
中には初めて目にする店もあり、これは貴重な情報ゲット!

その後も何度か、差し支えなさそうな時を見つけて話をする中、私の香港に対する思いや
様々な興味を伝えると、とても喜んでくれたようだ。
そして、「お店以外でも、香港について疑問・質問があれば、何でも聞いて!」と言ってくれた。

やはり、客室乗務員はサービス精神のカタマリ。マトモなことを聞く限り、喜んで何でも
親身に教えてくれようとする。

特に今回の場合、「外国人が、自分の国・地域に興味を持ち、言葉や文化を学びつつ、沢山の人と
交流を図ろうとしている」ことが、純粋に嬉しいと感じてくれたのではないか。

やはり、国や立場が違っても、いろいろな人と心の交流ができるっていいな‥とつくづく。
彼女とは、降機するまでに、すっかりお友達みたいになっていた。

香港に到着する前から、心温まる交流の第一弾がこうして始まった。