香港に恋して(旧:にゃんこの日記)

大好きな香港を中心に健康、美容、食べ物、ひと‥何でも綴っていきます

立法会議事堂 最後の一般公開

2010-12-13 | 街歩き
48年前から毎年行われている、中環にある立法会議事堂の一般公開が、来年の金鐘(アドミラルティ)への
移転を前に、現在の建物では最後になると聞き、12月4日(土)、出かけてみることにした。

公開時間は10:00~18:00で、広東語、英語、普通語のガイドツアーもあるという。
だが、それに参加するとなると、行く時間も決まってしまうし、ガイドの指示の元で、好きなように
観られないのが少々気になったので、自由参加の形を取った。

議事堂到着の時は、既に午後4時近く。遠目から見ても大行列ができている。
とりあえず並んでみたが、柱には「待ち時間約3時間」との張り紙。貴重な香港滞在時間の
うち3時間を、こうやってムダに過ごすのはどうなのか‥と行列からの離脱も考えたが、やはり最後の
一般公開、これを逃すともう二度と機会はないと、腹を括った。





行列の間も皆、カメラ片手に写真を撮りまくっている。
並んでいる間に中学生のブラバン演奏があり、足腰がダルくなる中、しばしの清涼剤?になる。

結局、2時間弱で入館できることになったのだが、入ってすぐの階段で、広東語ガイドさんとともに、
地元民グループが、写真を撮りながら立ち止まっている。狭いのでこちらも前に進めない。
入ったは良いが、出るまでに一体、何時間かかるのか、また心配になってきた。





が、徐々に集団が動き出し、後は、廊下や会議室等、広いスペースで各自のペースで観て周ることができた。

見学者の殆どは地元・香港人のようで、会議室や議事堂等で説明を行う係員達も、広東語のみで大声を
張り上げている。英語ガイドツアー以外で、外国人がいるとは思っていないようだ。


議員用の個室。時間ごとに複数の議員が、かわりばんこに使うようだ。





ダイニングルーム





ダイニングルームの棚にあった、四川大地震の現場の石「震源石」。





議員待合室の銅鑼。これで開会を知らせてきたのだろうか‥。





入り口から見た本会議場の正面。




議長席上に置いてあった名簿等の資料。





私が座ってみた最後列中央左側の議員席。
コンセントや送風機も付いている。





机上前方には投票ボタンや同時通訳ボタン?
既に電子投票制度導入済みだったのね。





外に出る頃にはすっかり暗くなっていた。
スワロフスキーのクリスマスツリーも点灯。





帰りにもらった記念のメモパッド。