日本の消費者ももっといろんな意味で
家畜の福祉に敏感になるべきだよね。
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以下、ALIVE-news より転載します。
ヒルトンが採卵鶏ケージ飼いと繁殖豚用妊娠クレートの使用廃止を宣言
ALIVE-news 2015.07.01
ヒルトン・ワールドワイドが4月に、グループが
関連する世界中のサプライチェーンにおける採卵
鶏のケージ飼いと繁殖豚用妊娠クレートの使用の
廃止に向けてスタートすると発表しました。
世界19か国のホテルにおいて、全ての卵の利用が
2017年12月31日までにケージフリーのも
のへ置き換えられ、全ての豚肉製品が2018年
12月31日までに繁殖豚をグループ飼いで育て
たサプライヤーから購入されるそうです。
採卵鶏のケージのうち最も多く使われている従来
型ケージ(バタリーケージ)は、鶏1羽あたりB
5用紙程度のスペースしかない金網の多段式ケー
ジで、巣箱も止まり木もなく、羽も広げられない
環境で採卵鶏は一生を過ごします。
日本の採卵鶏農家の約9割が使用(平成27年畜産
技術協会調べ)しています。一方、EUでは2012
年から従来型ケージが禁止され、エンリッチド・
ケージへの移行もしくは平飼いが義務付けられて
います。
繁殖豚用妊娠クレート(ストール)は、豚1頭が
ぎりぎり入ることができる広さの金属製の檻で、
向きを変えることもできない環境で繁殖用雌豚は
一生の大部分を過ごします。
日本の豚飼養農家の約9割が使用(平成27年畜産
技術協会調べ)しています。一方、EUでは2013
年から特定の期間(妊娠直後と分娩前後)を除き
禁止されています。
日本のホテルやレストラン等へ、ヒルトンに倣っ
て、採卵鶏のケージ飼いを行ったり、繁殖豚用妊
娠クレートを使用している農家からの農産物を使
わないように訴えていきましょう。
本件を伝える記事
http://www.humanesociety.org/news/press_releases/2015/04/hilton-improves-animal-welfare-standards-040615.html
(参考)公益社団法人 畜産技術協会
飼養実態アンケート調査報告書
http://jlta.lin.gr.jp/report/animalwelfare/index.html
以上
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