なにこれ
ゴミなんとかすればいいのに(−_−#)
カラスに恐怖を与えるために
ビルの谷間、タカ飛ばすなんて
発想がおかしい
繁華街のカラス対策 タカを使った実証実験
16日午前6時から行われた実験には、佐賀県武雄市の「たか匠」、石橋美里さんが飼育しているタカが使われ、石橋さんたちは車などで繁華街を移動しながら、路上でゴミをあさっているカラスの群れを見つけては手元からタカを放ち、カラスを追い払っていました。この中では、カラスの側も集団でタカを囲むなどして抵抗する様子も見られました。
石橋さんは「渋谷にはハトもたくさんいるため集中できないなどの難しさもありますが、カラスに恐怖を与えることができたと思うので、手応えを感じました」と話していました。
また、渋谷区の環境政策アドバイザーを務める松嶋範行さんは「今回の実験結果を基に、今後、タカをどのように活用していくのか検討を進めるとともに、飲食店などにカラスの餌となるゴミ出しのルールを徹底するよう呼びかけ、きれいな街作りに取り組んでいきたい」と話しています。
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こちら↓は先月のカラスの賢さを伝えるニュース
とても素晴らしい生きものなのに
よく知らずに嫌う人が多いのがほんと残念
カラスにも「視線を察する」能力、実験で確認 研究
2016年02月03日 14:18 発信地:パリ/フランス
http://www.afpbb.com/articles/-/3075589?pid=0
【2月3日 AFP】カラスは、姿が見えない別のカラスから見張られているのを察することができるとの研究結果が2日、発表された。人間に固有のものとかつては考えられていた抽象化の能力を、カラスが持つことを示す結果だという。
賢い鳥として知られているカラスは、自分の動きを別のカラスが監視しているのではないかと疑っている場合、別の個体が実際にそこいなくても、餌を隠すために細心の注意を払うことを、研究チームは一連の巧妙な実験で明らかにした。
英科学誌ネイチャー・コミュニケーションズ(Nature Communications)に発表された今回の成果は、カラスが直接の目視に頼らずに、別の個体が考えているであろうことを理解する能力を持っていると示唆するものだ。
論文の主執筆者で、動物の社会的認知力に関する研究の第一人者であるオーストリア・ウィーン大学(University of Vienna)のThomas Bugnyar教授は「この結果は、『人間に固有』と考えられている特性が、動物にも存在する可能性があることを示している」と語った。
研究チームは、施設内で飼育されたカラス10羽を6か月間にわたり調査した。
実験の最初では、カラスを窓で仕切られた2部屋に入れ、一方が隠すための餌をもらうのを、もう一方の部屋のカラスが覆いのない窓を通して見ることができるようにした。
研究チームは次に、仕切りの窓にのぞき穴のある覆いをした。カラスには、のぞき穴を通して互いに見たり見られたりすることを教え込んだ。
この基本訓練を施した後、今度は、カラスが餌を保管しているときに、事前に録音しておいた別のカラスの音を再生してみた。
■経験に基づく一般化
しかし、カラスが餌を隠すために特別に注意を払ったのは、のぞき穴が開いている時だけだった。のぞき穴が閉じたままになっていると、録音したカラスの音が聞こえていても、カラスは何らかの方法で、見張られている可能性はないとの判断を下した。
主にチンパンジーを用いたこれまでの研究では、人間以外の動物でも、「他者が何を見ているか」を理解できることが判明していた。
だが、動物がそうするのは、他の個体の頭部や目の動きを監視することで得られる、科学者らが「視線手がかり」と呼ぶ情報を頼りにしていると考えられてきた。
「人間以外の動物が、行動に関する手がかりに頼らずに、『見る』という概念を持つことができるかどうかという問題は、依然として未解決のままだった」と論文は指摘している。
だがカラスは、このような手がかりがなくても、自分が監視されているかもしれないことを理解し、それに応じて行動を変化させることが分かった。
「カラスは、自身の経験に基づく一般化を行っており、単に他の個体の行動による手掛かりを読み取って反応しているだけではないことを、この結果は強く示唆している」とBugnyar教授は説明した。
餌を隠す習性を持つ鳥のカラスは、監視されていると思ったら急いで餌を隠し、その後に監視の目がなくなるとすぐに、餌をもっと良い場所に隠すために戻ってくることを、研究チームは明らかにした。
カラスの幼鳥は、協力関係を結んだり壊したりする「社会的な柔軟性」を示すことが知られている。成鳥になると、通常は縄張りを守り、一対一のつがい関係を築いて暮らす。(c)AFP/Solange UWIMANA