滋賀の郷土歴史家「丁野(ようの)永正」(東近江市建部瓦屋寺町)が、東近江市内にもゆかりの地がある万葉集を通して古代政治史を読み解く「和歌から学ぶ 万葉の時代」を自費出版した。

↑写真:中日新聞より
丁野は「文学から視点を変えて読み解くと、新たなおもしろさがある」と語る。
丁野の調査によると、万葉集には大津京など近江にちなんだ歌が約130首ある。東近江市内の「蒲生野」では、額田王と大海人皇子による一対の相聞歌が詠まれたことで知られている。
著書の丁野は、大伴家持ら詠んだ人物が明確な歌から、政権を巡る争いや恋模様の裏側を考察。
「万葉の花形・恋の歌」や「持統天皇と藤原不比等の陰謀」といった全5章の構成にした。巻頭では初級編として、教師と生徒のやりとりで万葉集を平易に解説し、巻末では元号の令和や歌人の山部赤人をテーマにしたコラムを掲載。付録には、丁野厳選の秀歌と、歴史年表を添えた。
丁野は「飛鳥から奈良にかけての激動の時代を当時の皇族、豪族たちがどう乗り越えたか。日本書紀などの正史には書かれていない政争や陰謀が、文学でどう暗示されているかを探った」と話している。
B6判248ページで1冊1000円。
東近江市内の以下のところで販売。
・平和書店(アル・プラザ八日市店) 東近江市八日市浜野町3−1
・ヒトミワイナリー 東近江市山上町2083
・ギャラリーカフェ「エコール」 東近江市八日市清水2丁目11−8
エコールでは10月17日(日)13:00から著書の解説を行う。要申し込み。
問い合わせ: 丁野永正 090(8980)8034
<中日新聞より>
丁野は「飛鳥から奈良にかけての激動の時代を当時の皇族、豪族たちがどう乗り越えたか。日本書紀などの正史には書かれていない政争や陰謀が、文学でどう暗示されているかを探った」と話している。
B6判248ページで1冊1000円。
東近江市内の以下のところで販売。
・平和書店(アル・プラザ八日市店) 東近江市八日市浜野町3−1
・ヒトミワイナリー 東近江市山上町2083
・ギャラリーカフェ「エコール」 東近江市八日市清水2丁目11−8
エコールでは10月17日(日)13:00から著書の解説を行う。要申し込み。
問い合わせ: 丁野永正 090(8980)8034
<中日新聞より>