サヒロの個人美術館

趣味の油絵製作活動を写真付きで日記風にgooブログ。

タイの民族衣装を着た女01・・・・久々の投稿その2

2018-01-08 18:12:41 | 日記
 この回も、久々の「ひさびさの投稿」で、昨年11~12月に製作した(まだ途中だけれど)、着服人物画の分である。モチーフはタイの民族衣装を着た女で、モデルの女性はネイティブである。
 製作第1日目は、B7の鉛筆によるデッサンを行った。F6のスケッチブック一杯に正面左斜め前より描いた(添付図<上段>参照)。モデルの顔は日本人とは何か違う東南アジア系の人の雰囲気が出せるかがポイントである。体つきは少しふっくら目である。出来上がった絵は少し頭にのせた冠が少し実際より小さい気がする。



 キャンバスはF10縦使いとし、5cm毎に縦横に引いた格子をたよりに、持ち帰ったスケッチブックの絵を鉛筆がきで要所要所の位置関係を移植した。製作2日目にはこれをもとにバーントオーカーを薄く溶いた絵の具で下図を描き始めたが、鉛筆の粉が溶剤に溶けて黒くなるので、用材を含ませた布で鉛筆を適度に拭き取り、実際のモデルを見ながら再度下書きをした。スケッチブックへの鉛筆デッサンの絵に比べて、下半身が長目に描かれた。
 3日目には主体各部に色を載せ、大まかに衣装の詳細な線や模様を描いた(添付図<中段>参照)。
 これを持ち帰り、背景にしようと考えている、タイの風景をネット上で探し、アヤタユ移籍の寺院郡を遠景にすることとした。茶、青、白を使って寺院、仏塔、回廊などを描き込んで、4日目に備えた。
 最終4日目には顔部分の詳細を描き、王冠の形や宝石の位置決め、色づけを行い、合掌部分、衣装の詳細を描いた。




着色









かごの野菜、ビン類とランプ・・・・ひさびさの「久々の投稿」

2018-01-08 17:03:36 | 日記
 新年明けましておめでとう。ひさびさの「久々の投稿」となりました。
 今回は昨年秋のサークルの活動で手掛けた静物画で、モチーフはかごに入れたトウモロコシとアスパラ、白いずんぐりした陶製のビンと後ろの背の高い洋酒ビン2本、そしてお馴染みのランプである。計4回の作成日の初日は例によってF6版スケッチブックに鉛筆でデッサンした(添付図<上>参照)。
 F6の小さな画面にいっぱい詰め込んで、どうも美的ではない。しかし、この前の作品展で3品を出し、少々疲れぎみだったので、キャンバスもこのままF6版とすることにした。また、少し涼しくなってきたので油絵の具を使うことを考えたが、結局はアクリル水彩画製作のひとつの課題である中間色、グラデーション技術の向上の場とした。
 絵の混雑感を少しでも解消するため、キャンバスにモチーフを配置する時は白いビンとランプは少し右側にずらし、中央を空けた(添付図<下>参照)。


 


 アクリル水彩は上塗りして下の色を覆えるので、比較的色の濃い茶や黒、青の絵の具を使って下書きしモチーフの配置を細かく修正できる。また、乾きが早く、その待ち時間が短いことから、色を重ね合わせて深みや味わいを出すことができる。大体の色を置いた後、試しに額縁に入れて完成時をイメージしてみた。
 今後は、かごと白い陶製の瓶を主役に、立体感を付与して全面に出し、後ろのビンやランプ、敷布類はやや焦点を甘くするつもりである。