ふらふら日記

物足りない日常にふらふら、怪しい読書にふらふら、激しい映画にふらふら、美味いメシにふらふら、そんな感じの自己満足日記。

映画覚書2015 #21

2015年04月29日 19時21分00秒 | 映画めらめら

「ワイルド・スピード SKY MISSION」
2015年 アメリカ
監督 ジェームズ・ワン
出演 ヴィン・ディーゼル メ[ル・ウォーカー
映画館(字幕) T14H7
めらめら度★★★★☆

準主役であるメ[ル・ウォーカーの死により制作が中止していたシリーズ7作目だったが、脚本の変更を経て、遂に公開を果たした。メ[ルが登場する主要なシーンは、撮影済みだったらしい。残りのシーンは、二人の弟が代役を務めたそうだ。カーアクション映画で有名な俳優が、よりによって交通事故で亡くなるとは…。とにかく、シリーズのクライマックスとなる7作目が完成して本当に良かった。

シリーズの総決算であり、メ[ル・ウォーカーの遺作とあって、飛び抜けて面白かった。ザ・ロックこと、ドウェイン・ジョンソンがジェイソン・ステイサムにロック・ボトムを決めたシーンが最高だったねェ。プロレスラーから俳優に転身して、プロレス技っぽいアクションを封印していたが、とうとう解禁したのだ。俳優としてもトップに登り詰めて貫録が増したようだ。次は、ピープルズ・エルボーを決めてくれッ!

今作の監督は、ホラー映画で名を成したジェームズ・ワン。どんなアクション映画になるのか不安だったけど、予想外に素晴らしかった。「ソウ」の若き才能は、ジャンルを超越したセンスを持っているらしい。邦題の「SKY MISSION」を象徴するクルマでのスカイダイビングが圧巻ッ! バカみたいなシーンだけど、妙に説得力のある映像だったなァ。終盤には、戦闘ヘリまで登場して、最早、戦争である。

カート・ラッセル、トニー・ジャー、ロンダ・ラウジーと、新キャラたちもナイス。特に、タイの英雄、トニー・ジャーのハリウッドデビューが堪らなく嬉しい。純朴青年て感じのトニー・ジャーに悪役が務まるのかと思っていたが、髯とタトゥーでイメチェンして見事なヒールっぷりだった。メ[ルとの格闘シーンは、色んな感情が交錯してグッと来てしまったぜ。見所が盛り沢山で、ワクワクしっぱなしの138分だった。


てっきり、メ[ル・ウォーカー演じるブライアン・オコナーが死ぬ展開になるのかと思っていた。まさか、あんな粋な演出で締め括るとはねェ。それにしても、弟たちが代役を務めたシーンが全く解らなかった。ネットで弟たちの写真を検索してみたけど、それほど似てないんだよなァ。CGで加工したにしても、あそこまで完璧にメ[ルを再生させるなんて…。今時のCGって、凄すぎて、ちょっと浮「ほどだ。

3作目で狂ったストーリーも何とか修正できたし、メ[ルの死を乗り越えて、長かったシリーズが、ようやく完結した。と思いきや、なんと、8作目の制作が決まったそうだ。え、まだやるの? 嬉しいような、嬉しくないような…。しかも、メ[ルの代役を務めた弟が俳優に目覚めたそうで、新キャラとして出演するプランがあるらしい。折角、きれいに完結したのに、暴走クラッシュしなきゃいいけど…。
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