(ep2の続き…)
寝床が変わると熟睡できない体質だが、今回は、断続的ながら3時間ほど眠れた。一睡もできないことも度々なので、俺にしてはマシな方だ。ホテルを6時過ぎにチェックアウトし、まずは、コンビニでモーニングコーヒー。一息ついて、藤沢駅から鎌倉駅へ電車移動。鎌倉駅東口から小町通りへ。まだ7時過ぎなので、小町通りは眠っていて、どの店もシャッターが閉まっていた。
冬の朝の鶴岡八幡宮は、静けさに包まれていて、神秘的だった。数人の参拝客と、犬を連れた散歩老人がチラホラいるぐらい。参拝をして社務所に行くと、やっぱり閉まっていた。社務所が開くまでの間、境内を巡って、あちこちを見て回ることに。大きい神社なので小一時間ほど巡って社務所に戻った。8時を過ぎていたが、まだ社務所は閉まっていた。意外と遅いな…。
掃除をしていた神職姿のお兄さんに聞いてみると、社務所が開くのは8時半とのこと。待っているのも退屈なので、その間に法華堂跡に行ってみることにした。法華堂跡は、鶴岡八幡宮から徒歩10分。そこには、源頼朝の墓がある。鶴岡八幡宮と法華堂跡の間に中学校があり、ちょうど登校時間だった。中学生たちは、法華堂跡の入口で立ち止まり、ペコりと一礼して通り過ぎて行く。
地元の中学生にも慕われている源頼朝の墓とは、どれほど立派なものかと思っていたが、階段を上って、ちょっと唖然とした。えッ、これが、あの源頼朝の墓なの…? 何の警備もされていない小高い山の上にポツンと石碑があるだけ。源頼朝は、鶴岡八幡宮の摂末社である白旗神社に祭られているらしいから、正確には墓ではないのかも知れないが、それにしても…。
俺の他に観光客の姿がなく、法華堂跡に人気はなかった。有名な史跡なのに、こんなに雑に放置か…。史跡泥棒対策とかした方が良いと思うけどなァ。ふと、鶯が鳴いた。法華堂でホウホケキョ。な、なんか、とてつもなく風流なんですけどッ! 俳人なら、ここで一句な雰囲気じゃん。が、俺から俳句なんて出てくるわけもなく、石碑(墓石?)に手を合わせて鶴岡八幡宮に戻った。
社務所で御朱印を頂いた。更に、交通安全の御守りも購入。なんと、バーコード決済を導入している。いつもなら楽天PAYで支払いをするのだが、あまりに雰囲気ブチ壊しなので、現金で払った。続いて、摂末社の旗上弁天社でも御朱印を頂いた。神職姿のオッサンがサラサラと書いてくれたが、左手首のゴツいG-SHOCKが、これまた雰囲気ブチ壊し。うーん、時代が変わっているんだなァ。
(ep4に続く…)
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