つれ:「医者は社会常識に欠けるとまでズバッと言ってのけるたぁいかにも天下御免のお坊っちゃま、麻生怖イモノ知ラズ之介って感じだねぇ」
ズレ:「お医者様に限らず凡そ先生と呼ばれる方とは付き合いづらいってのは存外大方の本音かもしれないけどよ」
つれ:「それを言ったら麻生さんだって先生と呼ばれる人種だろうに」
ズレ:「”先生と呼ばれるほどの馬鹿はなし”てぇフレーズが身に当てはまるのも先刻ご承知のうえでの諧謔味と解するのが麻生節の楽しみ方で、なまじ首相になったばかりに得意の毒舌を中途半端に自粛して冴えを欠いてる事情を斟酌すりゃいいものを、近頃のメディアの読みはどうも表面に流されて底が浅くていけねぇ」
つれ:「さまで麻生さんの肩を持つたぁどうした風の吹き回しだぃ」
ズレ:「一国の宰相の身でお受験の小学生でも間違えないような漢字を読み違えても臆面もない天真爛漫さこそ、隧道に蟄居させられたような今の日本の閉塞感には貴重な灯火ってもんでぃ」
つれ:「日本の行く末さえしっかり読んで頂けるなら、諧謔斟酌臆面爛漫隧道蟄居に閉塞灯火なんぞが読めなかろうと文句はないけどさ・・」