つれズレ愚抄

つれ：「威風堂々と出陣した晴舞台の筈が一転して落首たぁ、復興相は桶狭間の義元公みたいな按配だねぇ」

ズレ：「二階親分が憤慨するように命取りとなった一言は些細な言葉のアヤだけど、それ以前の舌禍との合わせ技一本で更迭も止む無しだわな」

つれ：「主張の哲学には一考の余地があろうとも、復興の責任者にして寄り添う気持ちの窺えない突き放した物言いじゃ火の手は盛る一方だからねぇ」

ズレ：「それを察してすかさずその場で詫びを入れて火消しに回るなんざ、首相の方は自民一強に安閑としない長期政権に向けた危機管理も万全みたいだぜ」

つれ：「ご自身の政権維持についてはともかくも、米朝緊張に際してトランプさんにベッタリてなぁいささか危機管理としちゃ軽率なんじゃないかぃ」

ズレ：「北には拉致邦人や日本人妻が人質に取られてるも同然なんだから、むしろ米朝の間を割って仲裁の労を執るてな働きを見せりゃ一躍世界的にも名が上がるのによ」

つれ：「そっちは安倍一強の傲りで、日本的に名を上げた拉致問題に寄り添う気持ちを失くしちまったかねぇ・・」