つれ:「首相の親書が突き返されるたぁ昔で言やぁ使者が生首になって帰されたってことかぃ」
ズレ:「本邦の史料に照らせば、時の執権北条時宗公が元の国使の首を落として弘安の役を招いた按配でぇ」
つれ:「征韓論から戦前までなら即韓国討つべしとなるところ、幾らイキりたとうとナメられようと金輪際戦端を開くおそれはないのが平和日本の有り難さだねぇ」
ズレ:「外務省さんあたりはなまじ強面で臨んで先方に逆ギレされるのにビビってるのか、触らぬ隣国に祟りなしとキメこんでるみたいだしよ」
つれ:「そういうとこは政治のお手並み拝見と及び腰な割に、いかに民主党さんの脱官僚が胡乱とはいえ首相にもトボけてお手盛りの大使人事を進めてるなんてとこはなかなか強硬だよねぇ」
ズレ:「願わくはそういうしたたかさを本来の外交で遺憾なく発揮して貰いてぇやな」
つれ:「遺憾ながら昨今は外務省ってより内弁慶省に看板を掛け替えてもいいくらいだからねぇ・・」