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ベオウルフ

2007-12-16 00:18:24 | 活弁見聞録
つれ:「3Dと実写を組み合わせたらしい特徴のある画面作りで、大昔の叙事詩をベースにしたいささか艶笑を交えつつの展開からは、成人向けシュレック実写版のような趣も漂ってくるねぇ。
 舞台はデンマークでヴァイキングとも覚しき北欧風のスーパーマンを主人公に、英雄伝承にはつきものの怪物や竜・出生秘話・妖艶な魔性・曰く付きのお宝等々、ひととおりのお膳立てと小道具が出揃えば夢物語の冒険譚となるところを、ちらっとキリスト教が出てくるあたりに空想の産物だけじゃない欧州の歴史の現実味が窺えるような具合じゃないかぃ。
 伝説のヒーローものってなぁあんまり邦画にはないジャンルで、強いていうならスサノオノミコトとかヤマトタケルといったところだろうけど、その分近未来のヒーローものはウルトラマン以降枚挙に暇がない状況ってことを考えると、過去の素材を取り上げるより次々と新しいキャラを産み出すって点じゃ日本人てなぁ存外に創造力に富んでるのかもなんて妙なところで得心しちまったょ」
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